2024年1月にハマっていた7曲の感想文で、アーティストの五十音順にするとこんな感じ。
・蒼井翔太『J-E-A-L-O-U-S』
・Azari feat.重音テト『Witch Hunt』
・angela『Fly Alive』
・krage『request』
・SixTONES『Blue Days』
・Snow Man『LOVE TRIGGER』
・TOOBOE『fish(Stupid dog ver.)』
本当は劇場版『ガンダムSEED FREEDOM』関連曲+Snow Man『We'll go together』もあったんだけど、それは来月分に回したので今月はちょっとライトぎみ。……ライトぎみか?
まあ、今年も続けられる範囲でこの毎月のマイベストミュージック、続けていきたいです。
君を独り占めしたい
聞いていると否応なしにテンションが上がるEDM。
間奏の本格的なクラブミュージックっぽさがすごい。
それを蒼井翔太の声で歌われることで、アニソンオタクにも聞きやすくなってるところが良い。
というか、蒼井翔太ってこんなに男らしい格好いい声で歌う曲もあると知れたことがまず収穫かも!
「君を独り占めしたい」という決めセリフのところにこのボーカルが声優であることが強く活かされていて、女オタクとしては有り難い限り。
ラストサビ終わりのASMRも「ありがとうございます!」という感じですよ。
あの日の約束はどこにあるの?
重音テトの歌声って好きなんですよね。
ボーカロイドの中でも一番好きな声って言ってもいいかも。
かなり低めであまり女の子女の子してなくて、でもちゃんと女の子って分かる声が可愛いいなって思います。
今曲もそんな重音テトの歌声一本で聞かせる曲で好き。
全体的にはダークファンタジーの雰囲気でありながら、「あの日の約束はどこにあるの?」と2回繰り返すところに女の子の寂しさ、孤独、心細さが表れている気がする。
確かめて 願いの向こうにある星を
パチンコ機「Pフィーバー革命機ヴァルヴレイヴ3」で流れる新曲。
MVでもOPでもないパチンコ機のPVを貼るのもどうかなと思ったのでリンクで済ませるんだけど、見れば見るほど景気のいい愉快な映像であるのは確か。
キュインキュインキュピーン!!という機体の確定音に合うように作編曲をして、それを騒々しいパチンコホールにおいても負けない声で届けようとするのがまさにangelaの矜持という感じで痺れます。
というかヴヴヴってパチンコ方面でしっかり続いていたんですね。
アニメ版ED『僕じゃない』がめちゃくちゃ好きだった身としてはかなり嬉しい。
今曲の「僕を操るものが僕じゃないような」も『僕じゃない』からの引用でしょ?
angelaが主題歌を担当するロボアニメってほぼ必ず2期いくか劇場版いくので、ヴヴヴも例に漏れず続いていて嬉しいよ。
その事をangelaはちゃんと「擦り切れてゆく記憶 終われない理由」と、「終わらせないでくれてありがとう!」と言ってくれるところにまた感動します。
革命よ 私を探せ
雷鳴よ 私を醒ませ
アニメ『俺だけレベルアップな件』ED。
先日上げたTKfrom凛として時雨に関する記事(→TK from凛として時雨が女性ボーカルに提供する曲が好きという話)を書くきっかけとなった曲なので出会えて感謝してます。
1番サビ「抜け出せないダンジョンで」のハイトーンなファルセットとかTKの歌唱指導以外に考えにくいもんね。
サビ前「鏡よ 鏡よ お前は真実か?」でふっと静かになってから一気にサビでテンションを上げる、あの激流もTKっぽい。
暖かく照らす光の先に 君が笑ってるのなら嬉しいな
泣いたって悔やんだってそのままで綺麗だよ
隣に居るように歌を歌うよ
↑こんなのアイドルに歌われたら泣いてしまうんですが!
今曲の歌詞を見た時、本当にすごく、すごく感動したんだよね。
こんなに穏やかで暖かくて、でもその暖かさは寂しさや傷からきている曲をこーち(髙地優吾)とジェシーのデュエットで歌ってくれたことに。
この曲だけでアルバム一枚分(初回限定盤B)の元が取れたなと思ったし。
「他人の芝が青く見えたり 「好き」が一日で裏返ったり
そんなつもりなくたって 自分がうまく愛せなくて」
とAメロBメロでひたすらくよくよしても、それでも
「なりたい君になれるように 描き出す青写真を
胸の中無くさないで行こう 長い道を」と前を向く。
その姿勢があまりにも真面目で内向的な性格の人間らしくて、私に寄り添ってくれているから涙がでる。
特に大好きなのはラスサビ!
悪戯な日々に冷たくされても
誰かを恨むなんてしないでほしいこの歌で無かったことにならないってわかってるよ
それでも届くように歌を歌うよ
人生の指南?
「この歌で無かったことにならないって分かってるよ、それでも届くように歌を歌うよ」って、アイドルが私にくれた言葉の中でもトップクラスの名言。
言葉のプレゼントってこういうことなんだろうって強く思う。
ジェシーとこーちの歌声が「歌を歌うよ」で重なる時、この曲がリスナーだけではなく、あの2人にとっても特別なものであればいいなと願ってしまうよ。
君のPhilosophyに どうやったって届かない距離
岩本照主演『恋する警護24時』主題歌。
相変わらずSnow Manはこういうお洒落に踊れる楽曲が得意だよね。
ところどころ柱時計の秒針やフィンガースナップが入ることによって、人肌の温もり、有機的な柔らかさを感じる。
2番Bメロ、今曲の大人びた華やかさをラウールのラップが強調するところが好きなんだけど、「この地獄すら僕には天国」と急にヘヴィーな事を言い出すから笑ってしまう。
そんな重い曲でしたか、これ!?
あとラストの「貴方に愛されたいのさ」を阿部ちゃんが担当してくれた事が嬉しかったな。
やっぱり私は阿部ちゃんのああいう甘くて優しいブラウンみたいな声に惹かれてSnow Manのファンを始めたので……。
ダンプラで見るとよく分かるんだけど、振り付けもすごく岩本照らしい。
9人のフォーメーションが常にダイナミックに移動し続けていくところもそうだけど、目黒&ラウールの間奏「全て忘れて」で2人を輪の中心置いて、残りのメンバーは一人ひとり違うポーズで音を取るところが特に照っぽくない?
「貴方に愛されたいのさ」での顔周りの指の使い方とか、曲終わりの最後の方まで細かい動きを詰め込むところとか。
大胆に動くけど細部は繊細。
Snow Manの9人が9人で見せてくれるフォーメーションダンスにくらくらしっぱなしです。
っていうか向井康二の1番Aメロ出だし「気がつけば ほら 君のことばっか」のとこ、めちゃくちゃ格好良いね!?
間奏終わり「君を離さない」でのしょっぴーの立ち姿も最高にエロいと思ってるし(深め白Uネックに興奮してるだけかも)ジャケットの裾がさあ、軽やかに翻るのがさあ、たまらないんですわ……。
嫌われて生きている
私をどうしてそんなに愛せるの
イントロの時点で絶対with Ensembleの関係者関わってるだろ!と思っていたら、ちゃんと関わっている人(編曲:森田悠介)でよかったです。
with Ensemble アレンジ特有の優美な音がアーティストのソロ活動にまで引き継がれていると、ああ、歌っている本人もあの時感動していたんだなと思えて嬉しい。
Aメロはまずピアノソロで聞かせ、Bメロでストリングスが入ってぱっと華やかになっていく緩急が素晴らしく美しいね。
特に私が感動したのが、1番と2番で違うAメロのピアノ伴奏!
1番は水のように風のように揺らめき流れ、2番では点滅する遮断器のように和音単体で響く。
バックの音を弾き方によって自然にも人工物にも変化させるアレンジの才能、音楽家というのは本当にすごいものなのだなと感嘆するばかりです。
アウトロもボーカルのコーラスが止んだその先までピアノと弦の音が連れて行ってくれる感じがして、その音自体が誰もいない夏の夜を描ききっている気がして、すごく綺麗でした。