2024年2月にハマっていた6曲の感想文で、作品名&アーティストの五十音順にするとこんな感じ。
・西川貴教 with t.komuro『FREEDOM』
・See-Saw『去り際のロマンティクス』
・Clock over ORQUESTA / 桜小路二香&天馬六華『Just easy game』
・朱雀 feat.星界&初音ミク『flow』
・Snow Man『We'll go together』
・八王子P feat.初音ミク『PARTY ROCK ETERNITY』
追記:3月のマイベストミュージックを書くついでに3曲→6曲に増やしました。
1月下旬から引っ張った曲達だったので書けて満足です。
共にふるえたあの感動をもう一度見たくて
『劇場版機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』主題歌。
2回目の感想記事で結構色々書いたけど、何度見ても胸が熱くなる素晴らしいMVだなと思います。
本編の最初から最後まで、2時間をぎゅっと圧縮したらこんな映像になるよね。
今曲、映画公開前のPVで聞いていた時は、作編曲:浅倉大介の曲達と同じぐらい好きになれるか心配してたんだけどめちゃくちゃ杞憂でした。
「キラ・ヤマト いきます!」という言葉とフリーダム発進シーンに合わせてこの曲のイントロが流れ出した瞬間にもう泣いたもんね。
西川貴教が歌う「FREEDOM」がタイトルロゴに被さるよう響いた時、「これから素晴らしいものが始まるんだ」という確信があって、それが2時間ずっと続いてくれたことが本当に嬉しいよ。
あまりにも素晴らしい幕の上げ方だったな。
歌詞で言えばやっぱり「共にふるえたあの感動をもう一度見たくて」と「そしてそこに君が必ず待っている」にどうしても泣ける。
そこで待つ君っていうのは、キラにとってのラクス、ラクスにとってのキラ、アスランにとってのカガリ、カガリにとってのアスラン、シンにとってのルナ、ルナにとってのシンであり、そして私達ファンにとってのガンダムSEED、ガンダムSEEDにとっての私達視聴者なんだろうなと。
今は20年という時の流れでさえ愛しく、必要なものだったって思えるよ。
そう思わせてくれて、本当に、本当にありがとうね……。
このもどかしさと これからは二人で 生きる
なにをどうしても泣いてしまうよ……。
See-Sawの19年振りの新曲が映画のEDに起用されると知った時、『あんなに一緒だったのに』・『君は僕に似ている』と同じぐらい好きになれるか不安だったんですが、本当にマジで杞憂でした。
今の梶浦由記、今の石川智晶にしか作れない音楽があって、それがこれなんだと一発で分からせる音をしている。
テレビ時代の曲と何が一番違うかといったらそりゃ石川智晶の歌声なんだろうけど、でも私はいつだって今の石川智晶の声が一番好き。
歌を歌うという使命に選ばれ、歌を歌い続けた人にしか持ち得ない響きがあるから。
とは言っても、テレビ時代の曲が持つ雰囲気から動いたのは数ミリぐらいじゃない?
大きく変わったようにも思えるし、何も変わってないようにも思う。
元々彼女たち2人の中に確固たるものとしてあった音楽的信念みたいなものを、私達が見える形でまた表に出してくれたことに感謝の気持ちで一杯です。
『あんなに一緒だったのに』ではキラとアスラン(もしくはアスランパパとその側近かもしれないけど!)『君は僕に似ている』でその答えを描いた石川智晶が、今回はラクスからキラへの想いを言葉にしてくれたのがすごく嬉しい。
「飛ぶ鳥が話しに降りてくる肩になれる
淡い安らぎと これからは 二人で生きる」とかね。
この肩っていうのは、映画本編内ではトリィとブルーにとってのキラ&ラクスなんだろうけど、見方によってはモビルスーツにとっての艦、民衆にとっての平和監視機構コンパス総裁ラクスのようにも映る。
揺るぎないものにこれから二人でなる、その覚悟に心から感動してしまうね。
映画本編もこれだけ売れたし、何よりガンプラがす~~ごく売れるSEEDがここで終わるはずがないんだけど、See-Sawとしての新曲はこれが最後かも。
「あの世界に背中向けて願う 最後のラストソング」って言ってるし、現に映画公開から今に至るまで一回も歌番組やイベントに出席してないし。
でもいいんです、『去り際のロマンティクス』を出してくれたこと、もうそれだけで。
どんな言葉も要らない 闇も光も要らない
願いはこの手に
天馬六華(CV.金田朋子)の新曲、永遠に欲しいな……。
金田朋子の歌う二次元ロリ少女の声が大好きです。
特にラスサビ前「醜悪な現実を変える今」の「変える今」のとこね!
あの凛々しいけど痛々しく、それでも強い女の子の声って本当にどうやって出してるんだろう?
私が知ってる中だと現状クロックオーバーオルケスタの中でしか聞けない歌声なので、このコンテンツが永久に動くことを祈るばかりです。
Aメロで六華が言う「#AAACC6」ってきっとカラーコードのことだよね。
やや灰色い青紫の色って言うと、それこそAメロで二香が言った「静寂と朝焼け 黒に色が乗る刹那」の色みたい。
そもそも六華には『午前六時のブギウギ』に「愛に汚れ悶えた 朝焼けに染まる空」「溢れ出した言葉はまるで水銀の毒のように」というフレーズがあるので、そこにインスパイアされての「一滴の水銀落とされた 混ざりあう#AAACC6」なのかも。
2番Aメロ「容姿愛情 思い通りに 永遠の私を ねぇ ネバーランド」は『境界で鏡面』、Bメロ「チートコマンド」は『冥!冥!6』から。
こういう風に過去曲のワードを新曲に継いでくれるのテンション上がります。
決して特別な日々じゃなくても 終われないドラマがあって
その瞳 その手に触れて笑えたこと 永遠だから
夜デート×9人はときめき過ぎて死ぬから!
個別デートの感想は別記事で書いたので、今回は全体MVの感想。
何か本当、1秒1秒全てが愛しいよ。
好きな男とデート出来るってこんなに幸せなことなんだなあ。
ただ9人それぞれがプレゼントを持ち寄った後、急にそのプレゼントが消失してしょっぴーをちやほやしだすのは何回観ても笑える。
そりゃファンにとって一番のファンサービスは、メンバー同士が仲良く活動し続けることといえどもさ!?
それはさておき、私はコートの裾の翻りに興奮する人間なので、今回の冬コート衣装はめちゃくちゃ嬉しい。
ラスサビ「変わらない景色があって」で円を描く佐久間のコートとかね。
「愛すべき未来まで届け」で皆が振り返る時、しょっぴーの背後の目黒とラウールが完璧なモデル立ちで決めてるところも「くぅ~~!これこれ!」感がある。
今曲は渡辺翔太主演ドラマ『先生さようなら』という教師と生徒の恋愛ものの主題歌なので、歌詞も生徒の未来を想う先生目線で描かれてる。
「あの日 あの場所で巡り会えたこと 永遠だから」
「その瞳 その手に触れて笑えたこと 永遠だから」とか。
否が応でもある学生時代の神聖さみたいなものがあって好き。
個人的には「愛すべき君の未来まで届け」というフレーズが一番かな。
純粋にいい言葉だよね。
僕以外何もいらない地へ行こうよ
『flow』(流れ)という名の通り、小川の水が流れていくように弾かれるピアノ&アコギと歌声が心地良い一曲。
こういうミニマムポップなバラードって聞きやすくて好き。
歌詞だと「琴線に触れる日常が 鼓動に昇華する 全てを手にした貴方にも 敬愛を評している」がお気に入り。
”僕”から見た貴方の万能さ、そこに降り注ぐ陽の光を眩しく見つめているように思えて。
対する僕の「思い詰めた先が味気なくて 気にしないように 触らないように 最善を待っている」という姿勢は私にも覚えがあるものだから共感できる。
気力が無い時の人間って、やっぱりうずくまって最善をただ待つしか出来ないよ。
ただその淀みを吹き流す風が、水がこの曲の中には流れていて、その柔らかな力に感動してます。
黒く染める 世界揺るがす
わるだくみの時間だ
ポケモン×初音ミクのコラボプロジェクト『ポケミク』内の14曲目。
いや~~~良いですね!
ロケット団の一員として活動してる初音ミク、ポケモンとのコラボプロジェクトの意図をすごく上手に昇華出来てる。
私もファイアレッド&リーフグリーンをプレイ済なので、溢れんばかりのロケット団愛に痺れるところがありました。
まずイントロがロケット団アジトのBGMアレンジで始まるのが最高!
そこにニーハイ革ブーツの女王様めいた靴音が入ってくるの格好いいよね。
あと次のシーンで矢印(>>)マークが映った時、「あっ、確かにあの動く床アジトの仕掛けにあったな!」って思ったんですよね。
間奏で映ってる「ゆうれい」のアイコンもポケモンタワー(シオンタウンにある塔)のガラガライベントからだろうし、ミクが齧ってる飴等で随所にマスターボールがフィーチャーされてるのも、そのマスターボールがサカキを倒すと貰えるアイテムだからでしょ?
彼女が歌ってるブースもアジトの隠れ蓑にしてるゲームセンターの店内用放送室みたい。
手持ちポケモンもサカキのペルシアン、ムサシのアーボック、コジロウのマタドガスとちゃんとアニメの有名所持ってて偉い。
歌詞にも「ちょうはつ」「かみくだく」「わるだくみ」とあくタイプのわざを織り込んでいるのが良いな。
2番Bメロ「目と目があう それが合図 アタシ逃げない」のところで、泣くところじゃないはずなのにいつも泣いてしまう。
そう、そうだよね、主人公の前に立ちふさがる敵トレーナーに逃げるなんていう選択肢は無いんだよね。
その直前の「モブだなんて言わせない」という言葉だって、=モブだと言われてきた過去があるってことと一緒でしょ?
そういう可愛い女の子の強い強がりって大好き。