2021年マイベストミュージック【77曲】

2021年に知って、お気に入りになった77曲の楽曲紹介。
アーティストの五十音順だと以下の通り。

【あ行】

・AKROGLAM / MINERALS『アングレカム
・Ado『
angelaTHE BEYOND
石川智晶終盤のシークエンス ~Album Version~
宇多田ヒカルOne Last Kiss
宇多田ヒカル東京NIGHTS
宇多田ヒカルPrisoner Of Love (Quiet Version)
・Aimer『wonderland
大森靖子流星ヘブン

【か行】

KAT-TUNRoar
加藤ミリヤSAYONARAベイベー (feat.SKY-HI)
・キタニタツヤ『聖者の行進
・キタニタツヤ『Rapport
・キタニタツヤ『タナトフォビア
・Guiano『死んでしまったのだろうか (self cover)
・Guiano『I Don't Wanna Know
・Guiano『夜、眠るため
・Guiano『透過夏 (feat.理芽)

【さ行】

サカナクション三日月サンセット
・佐々木海真『言葉になる前に
・じゃがいも feat.初音ミク夏の終わりと溶ける街
神聖かまってちゃん僕の戦争
・STEREO DIVA FOUNDATION『STORYSEEKER
STEREO DIVE FOUNDATIONOMEGA

【た行】

・Dannie May『針よ墜とせぬ、暮夜の月
・Dannie May『適切でいたい
・DUSTCELL『火焔
・DUSTCELL『ORIGINAL
月詠み『こんな命がなければ
月詠み『真昼の月明かり
・Tempalay『あびばのんのん
・Dios『逃避行
・TOMORROW×TOGETHER『Force

【な行】

・夏央 feat.初音ミクミュラル
・日食なつこ『泡沫の箱庭
・日食なつこ『white frost
・日食なつこ『環礁宇宙
・日食なつこ『hunch_A

【は行】

幕末Rock /坂本龍馬久坂玄機意志貫徹
畑亜貴蜿蜒 on and on and
・林田匠(feat.初音ミク)『Penguin's Detour
・ひがしやしき『人生ちゃんは続くらしい!
ピタゴラスプロダクション/Golden Records『LoveHolic
・ビッケブランカFATE
・ビッケブランカDeath Dance -Techie Remix-
ヒプノシスマイク/中王区 言の葉党『Femme Fatale
ヒプノシスマイク/Bad Ass Temple『開眼
ヒプノシスマイク/Fling Posse&MAD TRIGGER CREW『Reason to FIGHT
ヒプノシスマイク/Fling PosseBlack Journe
ヒプノシスマイク/Division All Stars『ヒプノシスマイク -Rhyme Anima-
ヒプノシスマイク/Buster Bros『3 Seconds Killer
ヒプノシスマイク/Buster Bros『RUN THIS CITY
B-PROJECT/THRIVE『I'm your Ghost
平井堅1995
・ファビュラスナイト/CLUB VENDETTA『RODEO
FictionJunction YUUKAピアノ
・Fiction Junction『凱歌
・Who-ya Extended『Icy Ivy
・Who-ya Extended『VIVID VICE
・ブラックスター/『ego
ポルノグラフィティREUNION

【ま行】

・前島麻由『Long shot
・溝口ゆうまfeat.大瀬良あい『Nidhögg
・未来古代楽団 feat.DAZBEE『はじまりのまえ、おしまいのあと
・未来古代楽団 feat. 安次嶺希和子『忘れじの言の葉
・未来古代楽団『英雄の詩篇
・Mili feat. KIHOW from MYTH & ROID『In Hell We Live, Lament
・millennium parade &Belle 『U

【や行】

・米津玄師『アイネクライネ
・米津玄師『爱丽丝
・米津玄師『Pale Blue
・米津玄師『死神
・米津玄師『ゴーゴー幽霊船

【ら行】

・Lil Hyvää『反芻夢
・ReoNa『生命線

は行多っ!!!

ヒプマイが7曲あるから仕方ないんだけど、幕末Rock、ファビュラスナイト、Bプロ、ブラスタ、ピタゴラスプロダクションも全部入ってるな。
私が好きになる女性向けコンテンツって全部は行なの?そんなことある?

 

以下は各曲リンクと単曲感想があったりなかったり。
曲コメントは書く気力があった時に暇つぶしで書いていた程度のものなので、書いてなかったからと言って、そこまでお気に入りじゃなかったとかそういう事ではないです。
……本当は一応全部書こうとはトライしたんだけど、12月25日になってもどんどこ好きな曲が増えていったから諦めました。

上に挙げた楽曲は全部超お気に入り。

 

 

あ行
アングレカム

アングレカム

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迷っても間違えても 君といれば怖くはない

エモ百合曲の最前線がここにある!

君の声を聞いたあの日に 世界は色 変えていた
いつも誰よりもすぐ抱きしめるから
これからどんな二人なれるのだろう」といったフレーズで出てくる君とあなたは、エノにとってのアオルタだし、アオルタにとってのエノでしょ。
リスナーの存在は無いにも等しくて、お互いがお互いの息遣いを感じてただ歌ってる。
「馬鹿ップルの惚気ソングじゃん!?」と思わなくもないんだけど、MINERALSの曲調だとそれがエモ百合になるからずる~~~~。
2人の柔らかなハイトーンが高く重なる時、そこに溢れる清らかさが好きだよ。

初めて聞いた時、間奏でアオルタの歌う「あの日私は君を救おうとしたから 私もまた君に救われたんだ」というフレーズにはうるっときたな。
これ、年上が年下に、20歳の女が16歳の少女に向けた感情というのがたまらない。

ラストの「雨上がりの空の下 君と二人  走り出していく」も大好き!
1st song『Show Your Eyes』の「どこに続くかなんてわからない ステップを踏みながら 心のまま 君と走り出す」を引き継いでるんだと思う
2人で、素足で、笑顔で、どこまでも駆けていってほしいよ。

 

踊

  • Ado
  • J-Pop
  • ¥255
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開演準備しちゃおうか 泣いても笑っても愛してね

 

THE BEYOND

THE BEYOND

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お前が信じたそこに居る「意味」を晒せ 

劇場版アニメ『蒼穹のファフナー THE BEYOND』主題歌。
angelaというアーティストは、タイアップを任された時、最初にまず100点の答えを叩き出し、そこから自分達が出した100点をいかに越えていくかの勝負をいつもしている印象がある。いつも、いっつもだよ。

蒼穹のファフナーも、Kも、シドニアの騎士も、全部そう。
1期OPで100点満点のはずなのに、更にその先、120点、130点を常に目指す彼女達の心意気そのものに震える時がある。
自分達でハードルを上げて、自分達で越えて行く、その生き様はいつだって格好良い。

今曲も「Shangri-La」の「ハールハーリヤー」のコーラスを取り入れつつ、同系統の曲調で更に勢いよく仕上げてて最高。
最後まで駆け抜ける「蒼穹\ソウッキュ-!!/ I miss you!\アイミッスユー/」といった掛け声は、ライブでのコール&レスポンスも超楽しそうだと思う。
ピアノのグリッサンド奏法も、ファフナーらしくて好きだな。

何より「お前が信じたそこに居る「意味」を晒せ」と歌うatuskoの声が格好良すぎ!
この声で「お前」と言われると、もう本当に脳が痺れて心臓を掴まれた感覚がする。
格好良さでメロメロです。

終盤のシークエンス

終盤のシークエンス

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選ばれた者の系譜辿る 終盤のシークエンス

2年前から配信限定曲だった『終盤のシークエンス』の『理由がないのが理由』収録.ver。
ずっと歌詞が知りたいと思っていたので、ようやく叶って良かった。

配信限定版からかなりアグレッシブなアレンジになっていて、元のシンプルな雰囲気も好きだったけど、こっちのバージョンもめちゃめちゃ好き。
しゃんしゃかじゃんじゃか鳴るアコギが「銀色の薄がさわさわ誘う」と「泡のごとき狂乱」っぽくて。

2番サビで、水を打ったように静まるところも面白かった!
ああいう変化球ってラストサビで入ってくるイメージがあったし、2番でこうなるのは意外だったな。

私は石川智晶の言葉なら一字一句全てが好きなので、今曲のフレーズも全て好き。
強いて言うなら、
その才を受け継がず のたうち回るが人生 恥もなく熱量だけで咲かせましょう
これぞ絶景 飽くほど目にしてた絶景 泡のごとき狂乱
どんな手数よりも 怒りがないと進めない 
 人は自分の変わりようには気づかぬものよ
」あたりがお気に入り。全部じゃん。

 

One Last Kiss

One Last Kiss

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もういっぱいあるけど もう一つ増やしましょう

劇場版『シン・エヴァンゲリオン』主題歌。
私も映画は初日に観に行ったのだけど、劇場をとても清々しい気持ちで後に出来たのは今曲のおかげが大きいかな。

Oh oh oh oh  oh」という単音だけのサビに、どうしてこうも心震えるのか不思議。
低くエフェクトがかかって奥に引っ込む「oh oh」があるんだけど、その”ヴァ”に聞こえる一音がまさにエヴァ主題歌って感じで。

寂しくないふりしてた まあ、そんなのお互い様か
もう分かっているよ この世の終わりでも 年をとっても 忘れられない人

言葉にできないくらいの心地よさが、初めて聞いた時も、数十回聞いた後でも、ずっと私の中で続いている。
何かすごく高度なことが行われているんだろうけど、それが何かはマジで分からない。
宇多田ヒカルが天才ということしか分からない。

東京NIGHTS

東京NIGHTS

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本当は自由とわかってる どこ見てるの

宇多田ヒカルのアルバムの中で、なぜか2ndALだけ聞いていなかったのだけど、それを今心の底から懺悔します。
こんな神曲を今まで知らずに生きてきたなんて人生の損失。
本当に宇多田ヒカルってド天才なんだな……って当たり前の事実を改めて強く思う。

何で彼女の歌声はここまで特別なんだろう。
人が生まれついて根源的に抱えている悲しみ、どうしようもなく一人ぼっちの怖さに、こうも安々と触れてくるのは彼女の歌声だけで。

どうしてここまで、寂しさの輪郭を音楽でなぞり出せるんだろうか不思議だ。
例え私が人生1000回繰り返しても、こんな曲は絶対に作れない。

本当の自由を探してる 輝きだす
原始時代からずっと  光を分かち合い 燃え続ける
隠しておきたい 赤ちゃんみたいに素直な気持ちは ビルの隙間に

のとことか、もうどういう風に声を出したら、そんな風に切実に空気を震わせられるんだろうと思う。

フレーズで言えば「月など要らない お母さんみたいに優しい温もり 街の明かりに」が特に好き。
彼女の声で”お母さんみたいに”と歌われると、それが本心のように聞こえてドキッとするものがあるので。

 

Prisoner Of Love

Prisoner Of Love

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皆安らぎを求めている 
満ち足りてるのに奪い合う 愛の影を追っている

原曲自体は死ぬほど聞いていたのだけど、この(Quiet Version)は恥ずかしながら今年に入って初めて存在を知りまして。
個人的にはこっちの方が死ぬほど好み。原曲自体も最高だったけど!

ピアノと弦楽器とボーカルだけ。
ごくシンプルなサウンドだからこそ、静謐を湛えた傷が胸にまっすぐ刺さる。
ヒステリックな不安に翳るバイオリンと、不穏さが滲み出してくるコントラバス
それを穏やかに曇ったピアノが、軽やかに支えていて「こんな風に淋しさを表す音楽ってあるんだ……」と改めて呆然としてしまう。
カラオケ.verまで含めて、もう芸術的なぐらい美しくて良き。

 

wonderland

wonderland

  • Aimer
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

もう一人じゃないのよ とても怖いね 幸せなんて

梶浦由記×Aimer、最高~~~!

このダークファンタジーメルヘン少女趣味が『I beg you』に似てて大好き。
というか、制作者側もあの曲の続きとして作ったでしょ。
夢見る少女が貪婪にむさぼる恋の歌。

See-SawもFiction JunctionもKalafinaもどれも全部大好きだけど、梶浦由記の描く世界観、その闇の一番奥深くに沈んでゆける歌姫はもしかしてAimerだけなのかもしれない。
石川智晶の声やKalafinaのハーモニーでどうしても出てしまう上品さみたいなものが、今曲のAimerの声には一切ない。
良い意味でのはしたなさがあると思う。

そろそろ手を汚して 自分のほしいものを追いかけてみる
踏み外してみようか 後ろめたさが私を誘う

恋の醜さに呑み呑まれ、真夜中の道に笑い立つ少女。
闇の中から滑り出てくる手の、それでもあどけない白さを表すには、やっぱり彼女の声でないと駄目だったと思います。

 

流星ヘブン

流星ヘブン

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狂気に化けた夜にこそ 生きる方を選んでく 生きるほうを選んでく

流星が堕ちるようなピアノで始まるイントロに被さってくる、息を多く含んだ声の優しさに泣いてしまう。
自分だって死にたいだろうに他者に生きる事を望む、望んでくれるその優しさを、忘れたくないと願うよ。

ラブソングが幸せを願う”あなた”以外を救うため
 私が君に会いにきた 君も私に会いにきた

一秒毎に私は死んで 生まれ変わるから
 一つ一つの死骸を拾って 愛して

消えてしまう前の私に 一瞬でもいい 追いついて
 天国はそこらじゅうにある ただそこらじゅうで爆破する

誰でもいいならここに居て

 希死念慮で曇る視界に、一筋堕ちる星の光。
その光を、あなたが「私 流星」だと呼ぶのなら、そのあなたが見えるこの夜空の下にまだ立っていたいという気分にさせてくれる。
空を見る、光をみる、視線を上げることで吸う空気の瑞々しさに、まだこの肉体が生きたがっていることを知る。
”救済”を強く強く歌うこの曲を知れて良かった。

 

か行
Roar

Roar

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願ったって 願ったって 
変わりゆく 運命ならば 憎むべきものは何か?

 

SAYONARAベイベー (feat. SKY-HI)

SAYONARAベイベー (feat. SKY-HI)

  • 加藤 ミリヤ
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

あぁ もし戻れるなら あの日 あの時間 あのキスから

加藤ミリヤ『SAYONARAベイベー』は2008年の発売日からリアルタイムに聞いてて。
それが10年経った今、こんな完全版としてリリースされているとは思わなかった。
今曲が『SAYONARAベイベー』への10年越しの答えなんだと思うと、ファンでも何でもないのに心震えるものがある。

feat. SKY-HI というクレジットが、大好きな曲で出てくるのはこれで2回目。
(1回目はビッケブランカ『Black Rover feat. SKY-HI』)

最後に「もう戻れやしないね Ah SAYONARAベイベー」というフレーズを男の声で付け加えてくれて本当にありがとうという気持ちで一杯です。
原曲の最後は「わかってるのに やっぱり サヨナラは言えない」だったので。

男が曲中に現れて別れを告げた以上、2人の恋はここで終わり。
女が10年間引き伸ばした恋が、ようやくやっと、終わってくれる。
そこにある切ない安らぎを思うと、こう……やっぱり恋っていいなと思います。

 

聖者の行進

聖者の行進

  • provided courtesy of iTunes

向かう先で待っているのが 楽園だろうが地獄だろうが 
このパレードは進み続けるだけ 怒りや悲しみの歌を歌いながら

タニタツヤの事は sajou no hana 経由で知り、それから単独名義の曲も聞くようになるぐらい好きだったので、アニメタイアップ曲を彼のボーカルで聞けて嬉しい。

タイトルの元ネタは、アメリカの黒人霊歌である「When The Saints Go Marching In」なんだろうけど、でも今曲には祝福の響きなんて全然ない。
今曲の「破壊でもなく救済でもなく  全てを均す 聖者の行進」とは、抑圧された不幸の平等で、その鬱屈が現代の日本社会らしくて良いですね。

特に「無力を呪う声と 救いを祈る声が 混ざったような歌が聞こえる」というBメロのフレーズが好き。
無力を呪う声は、もっと上手に生きかったという叫びだし、救いを祈る声というのは、こんな人生ならさっさと早く終わって欲しいという死への願望で。
呪いは生に、救いは死に向かう言葉だったのが、人生というものへのアイロニーで面白いな。

 

Rapport

Rapport

  • provided courtesy of iTunes

そんな僕の目の前に現れたあなたに 見えないものを見たんだ
あなたと僕の間にあった温度を 僕の弱さを少し預けていられた

 

タナトフォビア

タナトフォビア

  • provided courtesy of iTunes

歓べよ!
君の愛した世界も この街の誰も彼も、死に向かう人々

 

死んでしまったのだろうか(self cover)

死んでしまったのだろうか(self cover)

  • Guiano
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

あの日 君を抱きしめればよかった それに気づかなければよかった

今年一番ハマって聞いていたミニアルバム『あの夏の記憶だけ』のリードトラック。

とにかく声がいい!めちゃめちゃ好み!
低音にどことなく温かみがあって、高音に痛い程の切実さがあって。
戻ることない 失った日々を」のファルセットがなぜかは分からないけど、とにかく胸に刺さる。分からないまま、好きだと思う。

そして歌声だけでなく、メロディーと曲調もいい!好きにならない訳がない!
歌詞だけ見ればかなり暗いんだけど、今曲はとても軽やかで爽やかで、泡が弾けるサイダーのようで。

この歌詞と編曲のギャップが好きなんですよね。
晴天の陽光によって地に落ちる影、その間を吹き抜けていくような夏風。

 

I Don't Wanna Know

I Don't Wanna Know

  • Guiano
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

優しいやつはいつだって 傷つくことを恐れない

 

夜、眠るため

夜、眠るため

  • Guiano
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

何もできない  全てが過ぎ去ってしまう様な気がして  眠れないよ

 

透過夏 (feat. 理芽)

透過夏 (feat. 理芽)

  • Guiano
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

海岸 堤防 バス停 その全てに君を透過した

 

さ行
三日月サンセット

三日月サンセット

  • provided courtesy of iTunes

夕日 赤く染め 空には鳥 当たり前の日没の中で 
君は今  背中越しに 何を言おうか 考えてたんだろう

 

言葉になる前に

言葉になる前に

  • 佐々木 海真
  • J-Pop
  • ¥153
  • provided courtesy of iTunes

抱きしめてよ 美しいままで 言葉になる前に

昨年『沈黙の春』を聴いてから急速にファンになった佐々木海真の新曲。
今曲もすごく良かった。特にイントロ!
アコギとピアノのツインで繰り返し奏でられていた小さなフレーズ。
そこに入ってくるストリングスが、有無を言わさず空を染め上げていく圧倒的な夜明けを視せてくれる。

アーティストコメントでは「2年前 午前6時朝焼けを見ながら 家を出る  あの時の冷え切った身体と心を綴った歌」とあるけど、私にとっては午前3時45分の曲という感じがする。
夜の奥底で感傷に浸りながら、この後すぐに来てしまう夜明けを恐れている。
夜に育まれた感情を揮発させてしまう、強く明るく正しい光を恐れている。

 

透明な夏を覚えている 雲は遠くなっていく

ドット絵関連でフォローしている人のRTで知った今曲。
制作者のじゃがいもさんも元はドット絵で活動している人なのかな?
夏らしく水色と白をベースとした爽やかなMVと、夏の空白に押し潰されゆく世界のギャップ、そして全てを包み込む初音ミクの乾いた、それでも優しく響く歌声に惹かれた。

溶ける街 遠い蒼 何も見えやしないこの両目で 写している」

何もない日々を生きている ただ死んでだけはいなくて

陽が落ちる街に立って すべて終わるのを待っている

世界が終わっていくような 美しい情景が頭に残ったまま」 

今曲が紡いでいる、夏のど真ん中抜けるように青い空の下で、空虚に焼かれている感覚をとても懐かしいもののように思うよ。

 

僕の戦争

僕の戦争

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 帰り道を終わらせないって 泣いていいよ今だけは

アニメ『進撃の巨人  The Final season』 OP。
短いアニメ.verは12月に配信されていて、この錯乱と狂乱のカオスをとても楽しく聴いていたのだけど、今回配信されたフルの方が心に刺さりまくってやばかった。

特に2分55秒から、女声にピッチ上げられた「Tu,tu-tu-tu,tu,tu-tu」というコーラスが入って日本語の歌詞になるところ。
もう、だーだーに泣いてしまった。
前半は勿論「進撃の巨人」という作品へのラブコールなんだけど、あの最後は、最後だけは、作者である諫山創へのラブコールに感じられて。
日本の片田舎の中学校で、別の世界を強く夢見た、かつての少年への答えなんじゃないかと、かなり身勝手な感じ方だけどそう思った。

学生時代に、クラス内のカーストが上位で陽キャで根明だったらずっと音楽なんて続けてないし、ずっと一人で漫画なんて描いてないでしょ。
クラス内戦争の勝利側には立てず、ただその戦場に明日も明後日も通わなくちゃいけないのは明白で。

だから「僕の戦争」がいる。

一人きりを終わらせないって 泣いていいよ今だけは」「明日の準備がどうせまたあるし 宿題やって寝なくちゃね」というフレーズに胸が痛くなる。
学校の教室という狭い空間で植え付けられた鬱屈や劣等感が20年経って、こんな風に作品として結実した奇跡にもうひたすらに泣けます。

学生時代に戦争で負けるしかなかった人間の、そしてそこでやむを得ず培った自分だけの武器(音楽や漫画など)で世間的には勝利した側の人間が、こういう曲を作ってくれたことに感謝。

 

STORYSEEKER

STORYSEEKER

  • provided courtesy of iTunes

聞き覚えのない物語の果てを 眠りにつく前に聞かせて

アニメ『転生したらスライムだった件 第2期』ED。
作編曲家としてのR・O・Nも勿論大好きなんだけど、やっぱりSTEREO DIVA FOUNDATIONとして活動してるR・O・Nの曲が一番好きだ。

声質が好きなんですよ、ものすごく。
柔らかくて、どこまでも一緒に歩いてくれるような優しい穏やかさがあって。

今曲もMVとよく合っている、爽やかでフレキシブルな一曲。
散歩中に聞くと、もうたまらなく「好きだ……!」となる。
意味もなく一回転したくなったり、不器用なステップを踏みたくなったり。
この曲を聴きながら歩くことで、このリズムを、このメロディーを、この歌詞を身体に馴染ませたくなる。

1番サビ以外の歌詞もめちゃくちゃツボ。

生まれ変わる日々の輪郭を イコールで繋いだ奇跡を 
 忘れないでいて 君の声で僕に伝えてよ

世界はもう終わってしまったのかって思える程の静寂に
 涙が溢れても気にすることなんてひとつもないんだ

男性ボーカルが子供のように歌う「聞かせて」とか「伝えて」とか、そういうおねだりに弱いんです、私は。

 

OMEGA

OMEGA

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罪を拭い去るように終わらせて

 

た行
針よ墜とせぬ、暮夜の息

針よ墜とせぬ、暮夜の息

  • Dannie May
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

肌合わせて  声重ねて 繰り返せど  落ちぬ女神

『針よ堕とせぬ、暮夜の息』という文学的なタイトルに惹かれて聞いてみたら、これがめちゃくちゃ良い曲で。
初めて目にしたアーティスト名だったので調べたら

3人が織りなすボーカルワークに 幅広いサウンドエッセンスと映像/デザインなどのアートセンスを加えて 現代版のポップスにアップデートし、ポップとマイナーを上手にブレンドした新感覚の極上コーラス系バンド Dannie May 」 とのことで。

確かにそう!そうなんですよ!!

コーラス系バンドって何だ?と思った人は聞いてみて欲しい。
すぐに「こういう事か!」ってなるから。

渡したくない 世界の境界線」で重なる3人の声がお洒落すぎる。
その後の口ずさみたくなるコーラスも好きだなあ、ライブで映えそう。
ミュージック自体もダンサンブルで心地いいし、幾らでもリピート再生できる。
ここまで声がいいともう何を歌ってくれても好きになってしまう。好きです……。

 

適切でいたい

適切でいたい

  • Dannie May
  • J-Pop
  • ¥255
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一生彷徨って  僕ら 繋ぎたくない手と手繋いで 口に出すのが怖いだけさ

 

火焔

火焔

  • DUSTCELL
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

あぁ 遠くで吠えてる  うるさい奴らも 出鱈目ばっかり並べる奴らも
過去にしがみつく哀れな奴らも そもそも興味がねぇ

 

ORIGINAL

ORIGINAL

  • DUSTCELL
  • J-Pop
  • ¥255
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理不尽にまみれながらも 君が望んだ現実を

 

こんな命がなければ

こんな命がなければ

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嘘だけがこの空白を埋められるのか
傘も差さないまま 雨の中 君を待っていた

 

真昼の月明かり

真昼の月明かり

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もう 藍の空に融けた想いに 手を振る アデュー アデュー

 

あびばのんのん

あびばのんのん

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特別でしょ とろけちゃうでしょ 真昼の夢 海月のような
とっておきでしょ もうとりこでしょ 
忘れないでよ この快感を

テレビ東京系列のドラマ『サ道2021』のエンディング。
サウナドラマのEDとしてこれ以上はない、ほぼ最適解みたいな曲です。

タイトルはドリフターズ『いい湯だな』の掛け声から。
調べたところ、ドリフ大爆笑版のEDでは「さよならするのはつらいけど」という副題がついていたそうで。
2番のBメロ「かすかに心に穴が空いたぽっかり さよならするのはつらいけど」もここからの引用っぽい。

サビの琴の音は、もろスーパー銭湯で流れているようなエセ和風ヒーリングミュージック感があるし、深くて柔らかいバスドラムは、まさしく湯気のような包容を感じさせる。
ちょっぴりサイケデリックな間奏もスパイスとしては最高だし、何よりやっぱり”とろけちゃうでしょ"と肌と心の一番外側、輪郭がぼやけて自分の存在がゆるやかに溶け出していく感覚が心地よすぎる。
本音の奥のもっと奥ほど 忘れないんだよ その瞬間を」「骨の骨まで時を止めて」というフレーズの通り、体の奥の心、心の奥の何かに触れられている感じのする音楽なんだよね。

その心の奥の何か、というのはやっぱり鼓動なんだと思う。
動いているだけの心臓、生きているだけの体、そこに収まっているだけの脳で、人間の心と思考はどこまでも広がっていける。
それこそ遠い宇宙へ旅をしていくまでに。
でも、そのどこまでもいける精神は、今、ここにある肉体がないと存在しない。

ゆっくりとサウナに入ったり湯船に浸かっている時にほんの僅か感じる、真理に触れたような実感と恍惚を、ここまで音楽という形に出来ることが本当にすごいと思います。

 

逃避行

逃避行

  • Dios
  • J-Pop
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交わしたキスを永遠にしてしまえよ 今

初めて聞いた時、すごいいい声と曲だな!?誰だこの人!??と思ったら 元「ぼくのりりっくのぼうよみ」の人だそうで。

そりゃこんな声してたら人気出るわ……と思います。
空気を含んだ艶っぽさの中に、こちらを求めてくれる切実な余韻があって。
一瞬で恋に落としてくれる声です。

イントロから「明日へ」の一言で、一気に世界が広がっていく感覚が好きだな。

君が欲しいと心が叫んでいる

くだらない物語に閉じ込めたりしないでよ

君のことを愛してるよ 今

なんて、この声とこのメロディーで歌われたら恋しちゃうよ!

歌詞だと「言葉ではない、心でもない 僕の歩みだけが証になる」が好き。
何を言おうが、何をどう感じていようが、そんなものは何一つ関係ない。
今、君と一緒に逃げている僕の行動だけを見ていて、と乞う眼差しがいじらしくて。

 

Force

Force

  • TOMORROW X TOGETHER
  • K-Pop
  • ¥255
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僕の心臓<ココ>を突き動かした 君と未来を守りたいんだ

アニメ『ワールドトリガー season2』OP。
1期から引き続き、相変わらずワートリのOPは曲調も格好いいし、フレーズも作品に沿ったものが多くて恵まれているなあと思う。

Cメロ「We are dreamres  So  It's the trigger」とかね。
トリガーの単語は1期OP1/ソナーポケット『GIRI GIRI』からもう入ってるし、ドリーマーズはOP3/Pileドリームトリガー』から取り入れてるのかな。

歌詞はもちろん作品全体を象徴したものではあるけど、空閑遊真視点っぽくもある。
楽しいことだけを考えてれば朝はくる」というフレーズがあるし。
僕の鼓動が辿り着いた 君と未来を守りたいんだ」とかは、遊真から見た修のことでもあるし、ボーダーに所属する多くの隊員にも当てはまる心境ですごくいいです。最高。

な行

どんなに 遠くても 見えるような絵にしたくて

 

泡沫の箱庭

泡沫の箱庭

  • 日食なつこ
  • J-Pop
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泡沫の箱庭  醒めるだなんて思いもせずに
貴方の手の温もりの  その奇跡をただただ思い知る

日食なつこの声で歌われる、物哀しい郷愁の雰囲気は胸に刺さるものがあります。
歌詞だけ見れば、この箱庭は学校のことかな?
徒然歩く長い廊下に 名前も知らない花が咲く」「朧に霞んでゆく 透けるスカート 終わりのチャイム」あたり。
学生時代の恋を大人になってから、まだ暮れ惜しんでいるような。

そう考えると「それは黄昏じゃない、暁」がすごい切ない色を帯びていてグッとくる。
夕焼けの校舎に2人で佇むことは出来るけど、朝焼けの校舎には誰もいない。
だから「あとは取り残された  あたしひとり」なんだなと思います。

 

white frost

white frost

  • 日食なつこ
  • J-Pop
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君と青い空と白い雪は どうかそのまんまでいてくれ
押しのけ合うこの町で 灰になるのは僕だけでいいんだから
 

日食なつこが2019年に出した2ndAL『永久凍土』収録曲。
どこまでも青い空と峰、ジャケットの画像そのままを音にしたような、張り詰めた冷気の中に毅然と立つ旋律が非常に美しい。
全てが高い標準でまとまっていて、初めて聴いた時は、ただただこの硬質な美しさに涙が出た。
今曲を構成する要素全てが素晴らしいけど、何より編曲のピアノとストリングスが飛び抜けて刺さる。
特に間奏、こんな白峯みたいに清いバイオリンの音があるんだ!?と衝撃だった。
間奏終盤のドラムロールから、一気に盛り上がって行くドラマティックな展開に、心が震えない訳がない。
最後の最後はピアノソロで儚く終わってゆく様も見事。
出だしの1秒から、最後の1秒まで、どこを取っても完璧な4分23秒がここにある。
歌詞も全フレーズ、全て好きだ。

針のようにそびえ立つ光と鉄の塔 誰がここで一番偉いか示し合う

誰の正義もここでは ナイフに変わってしまうな

こんな惨劇目にしても尚 真っ当でいたいんだ

いつかは必ず死んで土に還る ネオンの光でそれを忘れそうになる
 誰もが揺らがない金字塔になりたがる
 僕はちゃんと揺れてちゃんと枯れる木でありたいな

ネオンの光と鉄の塔の間にひしめく雑踏の中で、あの高潔な白に焦がれている。
人を拒み、生命を拒み、ただそこに在り続けるあの山の頂を、強く望みながら。

 

環礁宇宙

環礁宇宙

  • 日食なつこ
  • J-Pop
  • ¥204
  • provided courtesy of iTunes

君が笑うギャラクシー 走り出した彗星 追いかけて
伸ばした手が 惑星のリング模様に 染まりゆく

 

hunch_A

hunch_A

  • 日食なつこ
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

擦過傷の痛み 何かが始まるのはいつも強い風の中

hunch の意味は予感。
この曲を聞きながら散歩すると、すっっごく気持ちいいんですね。
どんな曇天の下でも、今曲が流れているイヤホンの中だけは晴天の風が吹いている。
軽やかにステップを踏んで、どこまでも行こうと誘う背が眩しい。
途中から入ってくる2台目の低いピアノには、土草の臭いが感じられるのもいいな。

 

は行
意志貫徹

意志貫徹

  • provided courtesy of iTunes

露呈した弱さにかける言葉は何? ”強さ”の使い方  叩き込んでやるさ

私がこの世で一番好きな男の歌声を聞いてください!!!
谷山紀章の声はいつだって大好きだけど、やっぱり龍馬君の声だと別格だよ。

私にとって幕末Rockは初めて女性向けコンテンツにハマるきっかけとなった親ジャンルなんですよ。
正しいことをでっかい声で叫んでくれる龍馬くんの事が、幕末Rockに携わってくれたみんなの事が大好きです

……それはそれとして今曲は昨年発売されたドラマCD、幕末Rock 虚魂 第1幕『超魂再臨!!』&第2幕『黄泉歌聖 そしてクライマックスへ』の同時購入特典である「超絶特典CD 激闘」に収録されていた曲なんですね。
つまり、発売付近の期間内に8360円支払わないと入手出来ない非売品の曲だった訳で。

それが今回DL販売となり、1曲255円になったことは大変喜ばしいことなんですが、なにせ特典CDの曲だったためインターネット上に歌詞がどこにも載っていない……!
iTunesの歌詞情報にも、公式のTwitterにも、一通り探したんですが、ネット上のどこにも歌詞情報がないんです。

私は歌詞カード付きの特典CDが手元にあるから歌詞が分かるんだけど、今からこのCDを入手するのは結構難易度が高いはず。

という訳で、その歌詞カードから今曲の歌詞を全文引用しておきます。
いやだってさ、歌詞カードなしでサビ部分のフレーズが「絶唱  絶消  Session  折衝」だって聞き取れる人なんかいる訳ないでしょ!?!?

どう聞いたって絶唱×4なんだよ。
でもそれだと坂本龍馬vs久坂玄機のバトル曲である意味が薄れるんだよ。
早く公式は正式に今曲と『Into The Afterworld』の歌詞を掲載してください……。

意志貫徹 (ペネトレイト)

作詞:テルジヨシザワ 
作曲:Music Junction、JOE
編曲:JOE

歌唱:坂本龍馬(CV.谷山紀章)&久坂玄機(CV.速水奨

黒字/全員 、赤字/坂本龍馬青字/久坂玄機


何を目指して突き進むのか
何を目指して抗うのか


Bright 生き様を Turning up yeah
Pride 譲れぬ舞台上 Quiet Quiet

折り重なる時を見つめる慧眼に
映るは意志未来 醒めない夢となれ

神解け舞う 誂え向きのLight 暴れ雲 粋なBGM
お前たちにこの現し世 癒すことができるのか
Vibration  刺激をくれよ

Penetrate Penetrate 命込めた歌で
感じ取れ 感じ取れ 本当の自由求めて
いくぜ 絶唱  絶消  Session 折衝  世界は変わる
ブレずに一途  最後まで妥協はない 貫け


Freedom 奪う権利などない
Liberty 創り直して Present Present

露呈した弱さにかける言葉は何?
”強さ”の使い方 叩き込んでやるさ

願い事は叶えられるはずだ 未知の向こう戻せばいいんだ
明けない夜が来る前に  光を奪ってしまおうか
Unwavering 似て非なるもの

Penetrate Penetrate 命込めた歌で
感じ取れ 感じ取れ 本当の自由求めて
いくぜ 絶唱  絶消  Session 折衝  世界は変わる
ブレずに一途  最後まで妥協はない 貫け


Wake up Wake up Wake up 交わし合った

Stand up Stand up Stand up  嘘偽りのない思いの丈

Penetrate Penetrate 命込めた歌で
感じ取れ 感じ取れ 本当の自由求めて
いくぜ 絶唱  絶消  Session 折衝  世界は変わる
ブレずに一途  最後まで妥協はない 貫け

やってる事はvsペリー曲の『GOD BREATH -混色様式-』とそう変わらないんですが、やっぱり龍馬くんの声で「いくぜ!!」って叫ばれると最高にアガる。

去年再始動してくれただけでも奇跡だと思っていたけど、今年のクリスマスイブに今曲のDL配信してくれて、少し前の坂本龍馬生誕祭でもパネル芸で盛大に祝ってくれて。
私にとって幕末Rockはいつでも最高のコンテンツなので!

次なるコンテンツ展開も心底望んでいるし、楽しみにしています。
ただ新曲に関しては売上とか採算どうこうよりもたぶん、シンディこと高杉晋作のCVどうするか問題の方が難しい気がする……ううっ、鈴木達央……(頭を抱える)

 

蜿蜒on and on and

蜿蜒on and on and

  • 畑 亜貴
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

去ったら  去ったら  星になるかい?  灰だよ  灰だよ  夢見ただけ

歌う畑亜貴、大好き!!!

シンガーソングライターとしての畑亜貴が、本当に好きです。
エキゾチックで壮大な伴奏も、まだ夢見る少女であるかのような歌声も。
彼女の歌詞、その眼差しにある、夢を見たまま醒めている現実が好きです。

去るまえに旅した大地は  去ったって  去ったって  変わらず綺麗だろうね
蜿蜒と蜿蜒と  幻追いかけ 蜿蜒と蜿蜒と夢を見続けた」とか。
彼女が歌う、現実の虚と夢の充実が、私にとっては人生の真理に思える。
『虚と無と知と非の境界線』にある「もう来ない  ラララ ラララ ラララン  やっぱり夢でも見るか」とかもすごく好きだったし。

でも私が今曲に強く惹かれるのは、「それが人生だけどさ だけどさ抗うんだ まだ」と歌ってくれたところ。
夢を見続けたまま、目を開いて大地を歩き続けていく、現実を生きていく。
畑亜貴の言葉で、彼女の歌声でそう諭されると、私もそういう風にこの現実を生きていきたいと思えるよ。

あと「消費だけの世界は虚だ!虚だ!!虚だ!!!」のフレーズも好きなんだけど、ビックリマークを3つも付け加えながら言うインパクトにちょっと笑いました。
畑亜貴って作詞家として、カラオケの作詞印税で死ぬまで遊んで暮らせるほどのお金は持ってると思うんだけど、だからこそ「消費だけの世界は虚だ」と言えるのかもしれません。

 

Penguin's Detour (feat. 初音ミク)

Penguin's Detour (feat. 初音ミク)

  • 林田匠
  • J-Pop
  • ¥204
  • provided courtesy of iTunes

思いを遡ってみたって思い出せないね それが端からあったものなのかすら

 

人生ちゃんは続くらしい!

人生ちゃんは続くらしい!

  • ひがしやしき
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥153
  • provided courtesy of iTunes

止まらぬ時間の先へ さよならの手を振る
追い越してった春の先で ニューストーリーが始まる

 

きみがいない夜に  怯えて 寝れない 

Rejetのピタゴラスプロダクション新ユニット、Golden Recordsのデビュー曲。
視聴動画を見た瞬間から「今すぐフルが聴きたい」と思ってCDを買ったのだけど(サブスクはおろか、DL配信すらされてないので)もうね、Full.ver最高だった!

伸びやかに、軽やかにこちらを求めてくれるボーカルがたまらない。
私は結局、曲そのものに口説かれたいんですよね。
キャラクターとかストーリーとかは割とどうでもよくて、このボーカルと、この歌詞と、このメロディーに愛されたいし、愛したいと思う。

特に2番の「きみがいない夜に 怯えて寝れない Time Up?」がドツボ。
1番「愛を知るべき夜に 背中合わせで握った 掌で 答え合わせする the time around 2 a. m.」のあとに「君がいない 夜に怯えて寝れない Time Up?」ですよ!??
好きにならない訳がない。

イントロで可愛く笑う「へへっ」の息遣い、1番サビ「愛を知るべき夜に」の「夜に」のファルセット、2番サビ「あの日のきみの素顔、もう一度欲しくて」の「欲しくて」で一瞬だけ低く雄味を帯びる歌声が特に好き。
ラストサビでは、これまで交互に歌っていたフレーズが、ちゃんと3人の歌声で重なるところも王道ド真ん中でいいです。

私は男声のファルセットがすごく好きで、何と言うか、中音から高音へ駆け上がる音階の不安定さに、期待と不安で揺れ動く恋心を見た思いがするんですよ。
そういった意味で、このGolden Records の3人の歌声は私の好みど真ん中でした。
このまま定期的に新曲が出てきて欲しいなあ。

 

FATE

FATE

  • provided courtesy of iTunes

そして君の手で 僕に火を通して

羽ば猛よ よだか」というフレーズを見るに、インスパイア元は宮沢賢治よだかの星』で間違いなさそう。
個人的には童話作家といえば新美南吉とか小川未明とかで、「やけにクリエイターって宮沢賢治好きだよね、そんなにか〜〜〜?」とか思っていたのだけど、やっぱりちゃんと読むとそれだけの事はあるよ。

そしてよだかの星は燃えつづけました。
いつまでもいつまでも燃えつづけました。

今でもまだ燃えています。

ただ随所で入っている鳥の高鳴きは、鳶では……!?

歌詞では、リズムも相まって「歩いていこうぜ 軽い足取りで着々」が好き。
私がビッケブランカを好きになったのは『WALK』がきっかけだったので、彼の歌う「歩こう」や「走っていこう」や「駆けていこう」の真っ直ぐさが好きなので。

 

Death Dance - Techie Remix

Death Dance - Techie Remix

  • provided courtesy of iTunes

さあさ 地獄へようこそ

ビッケブランカの世界観で描かれた令和版『ゲゲゲの鬼太郎』。
……というのは言い過ぎなんだけど、「終電もいらない  礼儀もいらない  秘密は秘密のまま 地獄へようこそ」のとことか特にそれっぽい。
今曲は同EP収録『Death Dance』のRemix .verなんだけど、私はこっちの方が断然好き。
こっちのテクノ感がより「沸かすよ DJ ファントム 熱狂するレヴナント」らしくて。

 

Femme Fatale

Femme Fatale

  • ヒプノシスマイク -D.R.B- (中王区 言の葉党)
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

我々がルール  革命の章 最後に笑うのは 乙女

中王区の女になりま~~~す!!!

個人的に合歓ちゃんの声が一番好き。
任せな  革命の時間だ」と「揃えば無双だし?」の所とか本当に大好き。
母音を平坦に伸ばして言葉を切るところに人を舐め腐って煽ってる響きがあっていいんだよなあ~~~。
言葉は言霊に宿すのよ オーライ」「隙のなさが売りです さあ ready go」のところとかもそうで、さすが左馬刻様の妹って感じ。兄妹愛(?)が感じられていいですね。

ラスト「We are 言の葉党」も最後の母音に地を均す圧があって、この圧倒的強者のオーラに興奮する。
ストーリー的には洗脳とか色々あるみたいだけど、各自ソロパートでも所々のフレーズで他の2人が声を重ねてきてくれるし、結構仲良いよね……!??

乙統女が「お手本の2人にお任せ」って言った後、ハンドクラップと共に無花果と合歓の2人が前に一歩踏み出す感じなんて、もう少年漫画みたいな熱さで良かったよ!

 

開眼

開眼

  • provided courtesy of iTunes

開眼 さぁ目を開けて見ろ 意思で意地で生きて

ナ、ナゴヤ!!!!!(泣いてる)

十四の素の声の語りで曲が始まって、そこに獄が「お前の叫びはお前のもので弁護は出来ても代弁は出来ない 同じく俺の怒りや痛みは俺だけのもんだ 誰も触るな」と乗っかる。
そして二人が背を合わせ交差したその中央に空却がいて、その空却が「二つ眼じゃ抱え切れない苦しみならここに預かろう」って手を広げるんです。
ゴヤ・ディビジョンのリーダーは空却でしかありえなかったんだとこの声が伝えてくる。

正しさじゃなく優しさを選ぶ Bad Ass Temple  光り輝く」はまさにその通りだし、獄の「恨む事で強くなるか?憎む事で楽になるか?」「強くなりたいだけじゃない 大事なものを守りたい 信じた正義よ 武器じゃなく人を守る為の盾であれ」のフレーズもすごくいい。
口では「案件は金で面倒見る」とか言って気取ってるところもあるけど、本心はこれで、正義を、そして人の善性を信じたい人なんだと思うといじらしくて泣けてきます。

空却の「進む先に道はない ならば幸い 迷う事もない」の唸りもすごいし、十四の「生きて 一蓮托生」の叫びはあまりにも切実で胸が痛い。
地震 雷 火事 親父 何より恐ろしい それは自分自身」と空却が言う通り、自分の一番近くにいて、自分を一番苦しめて、自分を一番簡単に殺せるのは自分だったりしますからね。

そんな自分を超えて行きたいと願い誓い立つ3人の姿が、あまりにも強く眩しく、そして痛ましいから祈りたくなる。
光を求めるのは闇に呑まれそうだから。
人の善性を信じたいのは、人の悪意に晒されてきたから。
それでもその傷だらけの精神で立つために、誓う相手は自分自身しかいなかったから。

十四と獄が、空却に出会えて、ナゴヤ・ディビジョンを結成してくれて本当に、本当に良かったです。

 

Reason to FIGHT

Reason to FIGHT

  • provided courtesy of iTunes

連れてくぜ to the NEXT LEVEL 
そのために負けるわけにはいかないBATTLE

握るMIC はなさないこのメンツ このチームでつかむ未来

 

Black Journey

Black Journey

  • provided courtesy of iTunes

今はただ この旅をもっと 、つづけたいだけ

 

ヒプノシスマイク -Rhyme Anima-

ヒプノシスマイク -Rhyme Anima-

  • ヒプノシスマイク -D.R.B- Rhyme Anima (Division All Stars)
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

このエンドレスゲームの果てが 世界の終わりでも抗い続けるぜ
Divison Rap Battle で 

アニメ『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』OP。
1番からかなりBPM飛ばしているけど、2番からもう速い、速い、速い、速い!って置いていかれる感覚が面白くてよく聴いてる。

ディビジョンごとにバックの音が細かく変わるのも、ヒプマイでは定番で、アニメOPにまで引き継がれる伝統芸で嬉しい。
今曲ではポッセのふわふわとしたサイバー感から、麻天狼の強くビートを刻む駆り立てる曲調になるところが好きかな。
2番、ディビジョンパート冒頭で言う単語がポッセは「虚偽(flasehood)」、麻天狼は「夜明け(till down)」なのもいい。
虚偽と夜明けですよ、格好良い。
最後は12人が次々にライムを繋いでいく構成も、エンターテイメント全力で楽しい。
疲れている時に聞くと、この遮二無二な疾走感に癒やしを感じるから不思議。

RUN THIS CITY

RUN THIS CITY

  • ヒプノシスマイク -D.R.B- Rhyme Anima(Buster Bros!!!)
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

いくぜ この街のトップランナー 俺ら Buster Bross!!! の出番だ

アニメ『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』2話挿入歌。
山田家三兄弟最高~~~~!!!
後述する『3 Seconds Killer』でもそうだけど、Buster Bross!!!が一番アニメ楽曲に恵まれてませんか!??
作詞:好良瓶太郎&作編曲:月蝕會議が最高の仕事をしている。

ここは俺たち3兄弟のもの!っていうイキってる感じが、本当に良いです。
イントロのドラムからアウトロのエレキまで、ずーーーっと最高。
Aメロの順番が二郎、一郎、三郎の順番なのすらもうめちゃめちゃ萌える。

一郎の「負けたら 明日はないと言い切る」「俺らについてくれば no worries」のところは、CV.木村昴ありがとう……と拝みたくなるほど格好いいし、二郎の「待て まじ発想が中房」は三郎相手にちゃんとお兄ちゃんやってる感じがいいし、三郎の「んなわけねーだろ」は心底生意気な中房やってる雰囲気が素晴らしい。

フレーズで言えば「Like a 3つ頭のケルベロス」「ヘイターは明日の燃える粗大ゴミ」「超えてみろよ 雑魚が」あたりが好き。
この3人でいれば最強だと、全員が信じて貫いているところが本当に格好いいです。

 

3 Seconds Killer

3 Seconds Killer

  • ヒプノシスマイク -D.R.B- Rhyme Anima(Buster Bros!!!)
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

3秒だけやるから そこどきな アーイ?

アニメ『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』6話挿入歌。
最初聞いた時は「ヨコハマっぽい雰囲気だな!??」と思ったんだけど、イケブクロのオラオラ系が聴けて嬉しい。
作曲が月蝕會議なので、二郎のソロ曲『センセンフコク』系統でもあるというか。
こんなにも格好良い曲調で、山田三兄弟の声を存分に浴びられて幸せです。

歌詞だと一郎の「超えさせない ボーダーライン 無理だろ 超えられない膨大な韻」が木村昴の声も合わせてすごくお気に入り。
オオサカとのバトル曲でも「先に言っとく器がちげー」や「お前たちごときじゃ届かねえ」と言ってる通り、一郎の”俺たちは上に行く人間だ”という自負がツボ。
内面はかなりプライド高いのに、普段は気安い兄ちゃんっぽいところがいい。
ジャックバウアーのドラマで聴くような電子カウントダウンが入ってるのもアクセントとして面白い。

 

I'm your Ghost

I'm your Ghost

  • provided courtesy of iTunes

「愛したい」だけど「奪いたい」だけど 触れないんだ その肌を
僕なりの Hold on  それだけじゃ No No No

作詞&作曲&編曲は、Yugo Ichikawa。
製作者コメントでは「哀愁+SEXYなアシッドジャズ」とのことで、「へー、こういうお洒落な曲をアシッドジャズって言うんだ。勉強になるな」と思います。

透明で美しい琥珀を連想させるベースも、羽を巻き上げるつむじ風のようなストリングスも、そこに煌きを添えているピアノも、全てがアンティークで大人びたお洒落さを纏っていると思う。
秋風のような橙、光沢を放つなめし革。
そんな連想をさせるのは、メロディーと編曲が素晴らしいというのもあるけど、3人のボーカルも、めちゃめちゃ強いからだよ。

豊永利行の低音、花江夏樹の高音、加藤和樹の中音。
3人の歌声が交互に連なり重なって織られていくハーモニーが、ベースとドラムのリズムときっちり噛み合う瞬間の美しさには涙がこぼれるかと思った。
特にサビ中盤、1番「それだけじゃ No No No」と2番「このカラダ Cold on」の一瞬だけ上がる旋律がたまらない。

メロディーが一歩先をエスコートし、手を引かれて翻弄されるこの感覚がすごく好き。

 

1995

1995

  • 平井 堅
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

あの世のリズムと この世のリズムで 踊らせてよ

 

RODEO feat. CLUB VENDETTA

RODEO feat. CLUB VENDETTA

  • 緋野天魔(CV:小野賢章), Keith(CV:高木朋弥) & 統夜(CV:八代 拓)
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

起こしたいのは地殻変動 駆け上がるぜトップスピード ついて来てよ?

Rejetの出すこういう女性向けキャラソンが好き、ずっと大好き。

ファビュラスナイトについては、舞台がホストクラブなのもあり「こいつらがイキっとる金全部、客の女の子が出してるんだよな……」とか思ってたんだけど、今曲のラストサビ「弾け飛んでくシャンパンと 君を揺さぶる衝撃と 駆け抜ける夜のグレーゾーン」で急に掌返しました。
ホスソンとして最高の歌詞じゃないですか!??

生温すぎる昼の世界には戻れず、夜の果てがどこかも分からず、ただ君と駆けていく。
狭間の道しか走れない男と、その隣を何を費やしてでも望む女。
女の眼差しが追い求める光は、傍目から見れば馬鹿なものに思えるし、近い将来には必ず褪せる。
それでも今はまだ、まだあんなにも幸せそうに煌めいて見えるから。
札束を叩き付けずにはいられない渇欲、それこそがホストクラブという感じですんごい萌えました。

 

凱歌

凱歌

  • provided courtesy of iTunes

こんなに蒼く まだ蒼く月が光るから  夜は秘密を守れずに 唇を濡らす

梶浦由記に関して、See-Sawkalafinaは全曲追っていたんですが、Fiction Junctionはfeat.YUUKAの数曲のみを知っていただけだったので、2014年に発表されたこんな神曲を知るのが今になってしまって懺悔。
ボーカル:WAKANA コーラス:KEIKO・KAORI・YURIKO KAIDAとのことなので、実質kalafinaなんだけどね。

ノンタイアップのアルバム新規収録曲でこんなダークサイドの曲を「凱歌」と命名して出してくる梶浦由記のセンスが心底好きです。

凱歌:【戦勝・凱旋(がいせん)を祝って歌う喜びの歌】

このメロディーが、この雰囲気が、梶浦由記なりの喜びの歌だと思うと、こちらこそ背筋が震える程に嬉しい。

「春の喘ぎが憧れを育む頃に 傾きながらよろこびを歌い続けて」

「モノクロで描く研ぎ澄まされた絵のように  心を削いで その骨を晒せる日まで」

「夢より甘く まだ甘く  夜の旋律は 遠くなるほど近くなる静寂の調べ」

夜気を震わせるその声が求めるものは、骨身にしみるような静寂でしかないのがたまらないなと思います。
喜びも嘆きも等しく沈黙させる死を、生きてる分際で乞い願うのは怯えた傲慢で、だから届かない。
熱く赤い血潮がこの肉体を巡る限り、あんなにも蒼く光る月の冷え冷えとした美しさには絶対に。
本当に好き、大好きです。梶浦由記の才能が、恐ろしいぐらいに好き。

 

ピアノ

ピアノ

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いちばん好きな曲だけ  弾けずにいた ずっと
貴方が教えてくれた  音符が  もう 見えなくて

いや本当、もはやここまでくると、梶浦由記の才能って怖いな……。

ピアノ一台のこんなにもシンプルなメロディーに、どうしてこうも感情が揺さぶられるんだろう。
一人の少女が一人の青年にピアノを教わっている、そんな清らかな光景が、淡い恋心と共に確かに見える。
信じられないぐらい鮮明に見えるんですよ。

黒くて大きな一台のグランドピアノ、栗色の髪をした少女の細い指先、その傍らに立つ白シャツを来た青年。
少しだけ色褪せた、懐かしい、あの見たこともないヴィジョンは何?

間奏から流れ込んでくるストリングスにも毎回毎回、この曲を再生する度に鳥肌が立つ。
大海のうねりのような、広がる夕陽のような、立ち上る黒煙のような。
不穏なエネルギーを予感させる深さがあるのに、それでも雄大で美しい。

歌詞だって何一つの欠点もなく、惚れ惚れするほど完璧。

波音に誘われて 爪弾く青いピアノは 
 逝く春の思い出を このまま戯れに  なつかしむ

愛を恋しがってこの胸はなくのです 
 肩に優しい手を まだ待っていたくて ひとり

この指が紡ぐのは 悲しい歌ばかり

他人が口を挟む余地なんてないほど完成されきった、彼女の、彼女だけの恋が歌われてる。
梶浦由記が作詞&作編曲した曲の中でも、トップクラスに好きな曲です。大好き。

 

Icy Ivy

Icy Ivy

  • Who-ya Extended
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

忘れ去ったって  眠れなくなったって  走り出した世界は
悪夢よりずっと  狂気よりずっと  絶望に満ちたエデン

Who-ya Extendedはアニメ「PSYCHO-PASS 3」OP『Q-vism』で好きになって以来、よく聞いていたので、今年に入ってからの頻繁な新曲リリースはすごく嬉しい。
前曲「呪術廻戦」OP2『VIVID VICE』発売から、まだ半年ちょっとなのに、もう次の新曲を聞かせてくれるなんて本当にありがたいです。

今曲はアーティスト公式サイトの紹介文通り、どの瞬間を切り取ってもエモーショナルで疾走感のあるロックサウンド
何だそれって思わなくもないんだけど、でも本当にそう言うしかないんです……。

歌詞だとラストサビ「凍えた傷を  途切れた時間を 裁き合ったって  重ね合ったって  隠し合ったっていい 取り残された世界にいっそ  眠るより 痛みだって  肌を伝って  焼けた脈に絡んで  いつか流した雫さえ triggerになって」が特に好き。
肌を伝って焼けた脈に絡むの血が凍えた傷を溶かし明かす時、そのトリガーによって生まれるエネルギーが、今曲を走らせている原動力のようで。

編曲だと、サビ前にあられのような粒の大きさで降り注ぐピアノと、過去を示唆する秒針の音にも「凍えた傷」感が強く表れているような気がして良かった!
間奏とアウトロでピアノが大きく目立ってくるところでは、吹雪き、そして闇の底に落ちていく凍雨の光景が見えるようで、すごいなと思います。

 

VIVID VICE

VIVID VICE

  • Who-ya Extended
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

選択肢なんて 罠に見える

アニメ『呪術廻戦』OP2。
Who-ya Extendedはアニメ『PSYCHO-PASS 3』OPの『Q-vism』が好きだったので、「呪術廻戦」のOP2を担当すると知った時は嬉しかった。

1期OP「廻廻奇譚」が坂道を駆け上がって空に飛び上がるようなテンションなら、こちらは坂道の急勾配をブレーキをかけつつも下り落ちていくような曲だなと思う。
今曲をフルで聞いて驚いたのは、英文のフレーズがなかったこと。
擬態したい無情なトーン 期待したい不情なゴング」とか、歌詞見ないで聞いていた時は普通に何かの英文だと思っていたよ。
というか知っていてもなお日本語には聞こえない気がする。

 

ego

ego

  • ブラックスター -Theater Starless-
  • アニメ
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  • provided courtesy of iTunes

人間の裏切りを 歌うさ 僕には全て許される

 

REUNION

REUNION

  • provided courtesy of iTunes

意思を紡いで  撚り合わし 幾千の 決して切れない意図に変えて  張り巡らせる

去年の12月に行われたライブ『CYBERロマンスポルノ'20~REUNION~』でお披露目された新曲のリリース版。
私は配信勢だったんだけど、この曲のイントロがアンコールのラストで流れた瞬間の鳥肌を今も覚えてる。
サビ前のコーラスで一瞬、真っ白なライトで強く照らされたステージも、その逆光で際立つ岡野昭仁の姿も。
もう本当に、本当に格好良くて、涙で言葉が出なかった。
ライブのラストで、こんなにもすごい新曲を聞かせてくれた事が嬉しかったし、いつだって「今」のポルノグラフィティが最高の頂点なんだと改めて思い知ったから。
こんな、いつもいつも最高点を更新してくる2人組ロックバンドがいる?
唯一無二です、本当に。

ライブで聴いた時はもっとシンプルだった気がするので、リリース版で間奏やら何やらが追加されていて嬉しい限り。
今曲で好きなところは全部です!
あの岡野昭仁のボーカルで歌われたら、そりゃ全部好きになるでしょ。

 

ま行
Long shot

Long shot

  • 前島麻由
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

運命として かかげた灯を 失くさないで

前島麻由 × R・O・N、最高でした!ありがとう!!

Mayuこと前島麻由のことは、元MYTH&ROIDのボーカルとしてすごく好きだったので、今回 R・O・Nとの共同曲が聞けて本当に嬉しい。
MYTH&ROIDの脱退はこう……円満ではなかったんだろうなという雰囲気があったので、今回『Re:ゼロから始める異世界生活』の2nd season OP2 に起用されたのは、めちゃめちゃ嬉しかった。
単なるにわかファンでしかない私ですらこれだけ嬉しかったんだから、当の本人もTwitterで「涙が止まりませんでした」ぐらい言うよ。
彼女の歌声が作品に必要だと、制作者達が求めてくれて良かった。

それに加え、R・O・N の作編曲も最高だった!
初見では「かなりTom-H@ckに近い雰囲気の作曲者を連れてきたな、誰だろ」と思っていたら、彼で「あーーー!確かに!」と叫んだよ。
最初のコーラスからイントロまでの流れとか、確かに『Renegade』だ。

 

祈りを捧げよ 全ては在りし始まりの日へ

夏にドハマっていた『Cytus2』というリズムゲーの収録曲。

f:id:yugurekou:20211226194036p:plain

結局私は、こういうオタクしかやらない音ゲーの、オタクしか聞かないような曲が一番好き!

ゴシック系戦闘曲+盛り盛りバックコーラス曲オタクなら誰でも好きだよね!??
「性癖に刺さるよお~~、好きにならない訳がないよお~~~」と呻きながら譜面を叩いていました。

2分31秒間、全ての瞬間で好きな音が鳴っている。
『Cytus2』で一番叩いたのは今曲だし、この曲をプレイできるキャラ(Sagar)に課金していて良かった~~~~!出会わせてくれてありがとう~~~!!!と神の采配に感謝するぐらいには好き。
音ゲーっていう事もあり、自分の指にリズムを叩き込んだ曲だから余計に好きなんですよね。

 

はじまりのまえ、おしまいのあと

はじまりのまえ、おしまいのあと

  • 未来古代楽団 feat. DAZBEE
  • サウンドトラック
  • ¥204
  • provided courtesy of iTunes

むかし、あるところ なつかしいおはなし 
おしまいのあとを だれもしりはしない

完璧 of 完璧。

ソシャゲ『グリムエコーズ』主題歌なんだけど、こんなん好きじゃないオタクいるか!??と叫びたくなるぐらい、曲調も声も全てがド好み。
未来古代楽団というアーティスト名に相応しいメロディーだし、ボーカルも物語の語り部として100点満点の声をしていると思う。

歌詞も完璧過ぎて怖いぐらいだよ。
ゲームのストーリーに合わせた言葉達なんだろうけど、この曲単体でも一つの物語として完結している。

お願い お願い どうか泣かないで 君以外の誰かになれずに

砕けた硝子色の楽園 拾う指に傷を残す

昔々、遠い 遠い場所 君は君で 僕は僕だった
 破り捨てた頁の何処に あったはずの おしまい探して

ここまで雄弁に語られた物語を本編が超えられているのかどうか、部外者ながら心配になるぐらいパーフェクト。
そもそも「はじまりのまえ、おしまいのあと」というタイトルからして既に完成されきっているような格がある。

……というか、今調べたらこのゲーム自体2021年8月31日にサ終してるな。
オフライン版があるから、きっとプレイヤーから愛されたゲームなんだと思う。たぶん。

 

忘れじの言の葉

忘れじの言の葉

  • 未来古代楽団 feat. 安次嶺希和子
  • サウンドトラック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

求め探して 彷徨って やがて道となり 幾千、幾万、幾億の英雄が往く
いつか失い奪われて消える運命でも それは忘れられることなく此処にある

ソシャゲ『グリムノーツ』(前述した『グリムエコーズ』の前身)の挿入歌。
もうめっちゃ好き……好きとしか言えない。

雫のように弾かれる弦の音一つ一つの向こうに「御伽の深い霧」が確かに見える。
声はどこか異国の吟遊詩人めいた気配をまとって最高だし、1番Bメロ「旅人迷いこむ 御伽の深い霧」を2番で「旅人の名前を 御伽噺と云う」と伏線回収してるのもいい。

打楽器が刻むリズムは土の香りがするし、ラストサビ手前で流れ込んでくる弦楽器はそこに差す鮮やかな日差しのようで。
逆に1番サビ前の笛は梢のようにも聞こえる。

音だけのはずなのに、ここまで鮮明に見たことのない景色が見えるのが不思議。
これが音楽の力なんだろうか、こんな風に心身の根源が震えるから、その揺らぎに肌が粟立つんだろうか。
上手く言葉に出来ないし、言葉に出来ないまま、好きでいさせてください。

 

英雄の詩篇

英雄の詩篇

  • 未来古代楽団
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

僕らは生まれてそして消えてゆく 遥かに遥かに巡る物語
祈りを涙を幾千と紡いで 重ねて織り成す
英雄の詩篇

アニメ『グリムノーツ The Animation』1話と12話の挿入歌とのことで。
ゲームOPと似た曲調なんだけど、こちらは森ではなく砂に埋もれた瓦礫が見える。
アコギのフィンガーノイズと打楽器がどこかエキゾチックなのかな。

沈んだ滅びの欠片、そこに記された文字をなぞる指先。
その傷を歌い上げる声は儚く細く、けれど確かな神託の命を帯びていて。
脆さと強さを併せ持つこの空気感が好きです。

余談。
今曲が収録されているアニメ版サントラに『むかしむかし、あるところに』という曲も収録されているんですが、これは『はじまりのまえ、おしまえのあと』のオルゴール版だったり。
アニメが2019年、ゲーム『グリムノーツ』のリリースが2020年だったので同時並行で作ってたのかな。
このサントラはサブスク配信もされていて、一枚だけで世界各地を巡る地図のように聴けるのでおすすめ!
ガストのアトリエシリーズ、特にトトリのサントラが好きな人は好きだと思う。

 

In Hell We Live, Lament (feat. KIHOW)

In Hell We Live, Lament (feat. KIHOW)

  • Mili
  • アニメ
  • ¥204
  • provided courtesy of iTunes

Why'd you make my voice stutter ?(なぜ僕の声をどもらせた?)
Why do truths never matter ? (なぜ真実はいつもどうでも良かった?)

 

U

U

  • provided courtesy of iTunes

夢ならば 醒めないで  現実なんてさ  身も蓋もないから

ミレニアムパレードって誰だ?と思っていたら、King Gnuのリーダー、常田大希自身のソロプロジェクトだそうで。
何がどうなってるのかは一切分からないけど、なんかすごいことをやってるのは分かる神曲
特に、縦にビートを刻むパーカッションの存在が印象的。
マリンバのような柔らかい音からティンパニの太い音まで、全てが足音を立てて行進している。
だから唯一、メロディーを横に吹き抜けるボーカルが際立つんですよね。
地のリズムと天の声の間を漂うこの空間そのものが、タイアップ先の映画『竜とそばかすの姫』の世界を雄弁に物語っていてすごい。
常田大希、もしかしなくてもド天才なんだろうなと思います。

 

や行
アイネクライネ

アイネクライネ

  • 米津玄師
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

誰かの居場所を奪い 生きるくらいならばもう 
あたしは石ころにでもなれたならいいな

米津玄師の書く歌詞は他者を傷つけることをひたすらに恐れている感じが時折する。
それは紛れもない優しさなんだけど、でも、でもそんな優しさ、ないほうがずっとずっとこの世界は生きやすかったでしょ……と思ってしまう。
他人の傷に敏い人は、自分の傷にも敏感だし、何より「自分は傷ついてきたから、誰かを傷つけない」と自覚してしまっている人だから。
そんな覚悟、ないほうがずっとこの世界は生きやすいのにね。

だからこそ今曲のあなたとあたしが思いあえた奇跡を思うよ。

消えない悲しみも綻びもあなたといれば
 それでよかったねと笑えるのがどんなに嬉しいか

お願い いつまでもいつまでも超えられない夜を
 超えようと手をつなぐこの日々が続きますように

最後「あたしの名前を呼んでくれた あなたの名前を呼んでいいかな」が泣けるな。
呼んでくれたから、呼んであげたい。
その単純な返報性の原理が、あなたとあたしの間では愛になるんだと思うと涙がこぼれそうになる。愛でよかった。

 

爱丽丝

爱丽丝

  • 米津玄師
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

曖昧な意識で彷徨った 摩訶不思議なアドベンチャー
虚しさを抱えたまんま 愛を使い果たした

爱丽丝』を初見で「アリス」と読めた日本のファンはいるのか?と思うんだけど、近代版サイバーアリスという雰囲気が好きだ。
この物語と雰囲気を融合させるセンスが、ボカロPっぽいなとぼんやりと思ったり。
メロディーでは「側には群がる人と 目を見張るドローン」と「まだまだまだ 今日よ続けと歌おうぜもっと」と歌うところがお気に入り。
酔いに任せた享楽的な足取りと、今のこの状況もクソだけど、明日はもっと悲惨だから、せめて今が続けと願う自暴自棄な雰囲気が、痛々しくも明るい自傷のようで好きだ。

 

Pale Blue

Pale Blue

  • 米津玄師
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

最後くらいまた春めくような 綺麗なさよならしましょう

第一声から超エモーーーい!
米津玄師はここまでエモさを自由自在に操れるんか?と言いたくなるぐらい、全てが夢みたいに退廃する可憐。
酷く丈のずれたオートクチュール」「黒ずみだす耳飾り」等、褪せていく少女の夢が帯びる醜さが好きです。
刻むワルツのリズムは完璧に美しいままなのに、米津玄師の声だけがかすれて響く。
生花が乾燥花になるまでの朽ち果てていくセオリー。
そのあわいで抜け落ちていく恋を惜しむ眼差しが、それでもあなたを求めて乾いていく瞳が、私の心を打つのだと思います。

 

死神

死神

  • 米津玄師
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

ああ 火が消える 火が消える 夜明けを待たず
ああ 面白く 面 面白くなるところだったのに

 

ゴーゴー幽霊船

ゴーゴー幽霊船

  • 米津玄師
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

遠い昔のおまじないが あんまり急に笑うので

 


ら行

繰り返して あの夢でまたあたしは泣いてた 
あなたに触れても届かない形へ

TwitterのTLに流れてきてたまたま再生してみたところ、すごく良かった曲。
アーティスト名の読みは「リル・ヒューパ」らしい。読めるか!

反芻する夢のあわいに漂う、声と編曲が好きだ。
1番サビ「繰り返して あの夢でまたあなたは泣いてた ごめんねも さよならも届かない声に」と2番サビ「繰り返して あの夢でまたあたしは泣いてた あなたの大丈夫に届かない声に」の歌詞もすごくいい。

”あたしの見る夢”では、あなたとあたし、どちらも泣いてるんですね。
自分と同一化されたあなたを夢に見ながら焦がれている、その空虚を内包した穏やかで平熱の夢が好きだな。

Bメロで入ってくるアナログな時計の秒針音が速まり、サビ直前でピピピというデジタルのアラーム音が入るところも、ついついストーリーを深読みさせたくなる仕掛けだと思う。
目覚めの音は鳴っているのに、歌い願うのは最後まで「繰り返して」の一言。

1番Aメロで「窓の外には全てがあるけれど あなたとあたしだけのこの場所にいたいなと 五分だけでも あと一秒だけでも」って言ってることが全てなんだろうね。
正しい目覚め、正しい喪失をただ恐れている、この子のいじらしさが好きです。

 

生命線

生命線

  • ReoNa
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

時には月を 月には愛を 愛には罪を 罪には罰を
罰には人を 人には夢を 夢には貴方を 貴方には誓いを

ゲーム『月姫-A piece of blue glass moon-』OP。
全然月姫のことは知らないんだけど、でもこの厨二病感たまんないな!
文学的で 退廃的で 現実的で 空想的で 感情的で 感傷的で 快楽的で 壊滅的で 絶対的で 普遍的で 不自然な」とか、西尾維新読んでるのかと思った。
(『月姫』発売が2000年、西尾維新デビューが2002年なので、普通に月姫の方が早い)

曲の構成としては2番からの流れが変則的でなかなか珍しいタイプ。
初めてフルで聴いた時は、2番Bメロの後の「時には 月を〜」で「いや、そこはサビに流れ込めや!」と思ったんだけど、3回聞けば慣れますね。

 

2021年は12ヶ月で77曲、1ヶ月で7曲、大体4日に1曲は好きな曲の新規開拓が出来ていたので、まあまあ良かったのではなかろうか!

振り返ってみると、メロディーラインがはっきりしていて、分かりやすく盛り上がる曲を好きになりがちですね。
それは私にとっての音楽がテンションを上げるもの&疲れを打ち消してくれるものであるからだと思います。

私が平凡な毎日を繰り返して、平穏な生活としてやっていけてるのはほぼ全て音楽のおかげだよ。
散歩をする時、通勤時の電車の中、皿洗いの最中や上手く眠れない夜に、いつも私の世話役係をしてくれてありがとう。
いつだって私は音楽に助けられています。