2021年2月14日にabemaで配信された『ヒプノシスマイク≪2ndD.R.B≫2nd Battle』を観ました。
対戦カードは、ナゴヤ代表「Bad Ass Temple」vs シンジュク代表「麻天狼」。
推しディビジョンのあるファンは、誰しもが「自分のところの推しディビが一番!」って思ってると思います。
イケブクロならBuster Bros、ヨコハマならMAD TRIGER CREW、シブヤならFling Posse、シンジュクなら麻天狼、オオサカならどついたれ本舗。
どこのファンだって、自分の好きなディビジョンが一番格好良いと思っているし、可愛いと思っているし、仲が良いと思っているし、楽曲提供者達からのクオリティが高いと思っているし、演者に愛されていると思っている。
だから言わせてください。
ナゴヤ・ディビジョン Bad Ass Templeが一番だから!!
二つ眼じゃ抱え切れない 苦しみならここに預かろう
開眼 さぁ目を開けて見ろ 意思で意地で生きて
一蓮托生 ナゴヤ・ディビジョン 六つの眼で共に見つめよう
新曲『開眼』が流れた瞬間には震えたし、vs麻天狼とのバトルソングである『Light & Shadow』のを耳にした時にはもう感無量という感じでした。
元々ヒプマイにハマった経緯が、オオサカの『あゝオオサカdreamin' night』をたまたま聞いた時に「おお~~~、今流行ってるヒプマイってこんな良い曲あるんだ」と思っていたら、その次に公開された『Bad Ass Temple Funky Sounds』で心撃ち抜かれた感じなんです。
「え、ナゴヤ超格好いいじゃん!?!!?!?!」となって、各メンバーのソロ曲とドラマパートも聞いて、SpotifyのラジオDJ担当回も聴いて、アプリゲームのA.R.Bもイベントこなして、元々落ちる土壌は培われてたけど、今回のライブで確信しました。
私にとっては、ナゴヤ・ディビジョン Bad Ass Templeが一番です。
「敵は常に自分自身、超えるべきはいつだって過去の自分だ」とディビジョン全員が掲げ、自分で自分を変えて行ける、変わって行けるあなた達の強さと光に目が眩むよ。
他人から理不尽に傷つけられても、その傷を晒し立つのは、自分自身に誓った信念があるからで。
誰よりも常に「自分」に誠実であろうとする、空却と十四と獄の真面目さが好きです。
彼ら全員の戦う理由が「過去の弱かった己に勝つため」なら、正直他ディビとのバトルで勝つ必要もないと思うんだけど、でも己に勝とうとしてるナゴヤが余所に負けるところなんて絶対に見たくないとも願う。
かと言ってシンジュクに負けてほしい訳でもないし(特にシンジュク新曲の一二三には涙滲むものがあったので)ナゴヤ勝利ルートとシンジュク勝利ルートで世界線分岐しませんか?両方やってよ。
abemaでの2ndライブは、2021年2月21日23:59まで視聴&購入可能。
実質のライブ時間はおよそ90分。
4000円の価値は十二分にあるし、何より、葉山翔太、榊原優希、竹内栄治のキャラ体現っぷりよ……!
全員が全員、キャラを体現して超えて行こうとする気概、そして実際に超えるほどの好演を見せてくれたことが心底嬉しいし興奮する。
葉山翔太演じる波羅夷空却は超格好良かったし、榊原優希演じる四十物十四は時に可愛く時に美しかったし、竹内栄治演じる天国獄はひたすらに輝いていた。
3人が3人とも、最高なまでにBad Ass Templeでした。
Bad Ass Templeが完璧な形でこの世界に顕現した、その瞬間を見ることが出来て本当に良かったです。
+カメラワーク&舞台照明もすごくすごく良かった!
生配信だったとは思えないぐらいカット割りが多用されていて、個人的にはド直球ダイレクトに好みのライブ映像が見れてびっくりしたよ。
これもう既に編集された出来の良いライブDVDを流していませんか、今?と錯覚するぐらい、ピントとボケの合わせ方や被写体を写す角度が計算され尽くしていて、本当に気持ち良かったし、主催者側の熱意も感じ取れた。
こんな映像は綿密な打ち合わせとリハーサルなしには絶対に撮れない、それぐらいのクオリティでした。
カメラマンとか映像ディレクターさん達、打ち合わせの時点から負荷が凄かったんじゃないのと勝手に心配したくなるぐらいだったよ。
詳しくは追記の各曲感想で語るけど、特に四十物十四『光陰 -Moonlight Shadow-』のカメラワーク&ライティングには感動しました。
それにバックダンサーの人達+DJのパフォーマンスコーナーもすごく格好良かった!
DJがプレイするところは、「A.R.Bの主人公みたいだ!」と滾ったし。
聞くところによると、ナゴヤ新曲の歌詞にはコミカライズの要素も入っているようだし、さらっと関連媒体の要素も混ぜつつ、ライブに仕立て上げてくる手腕が心憎い。
という訳で以下、セットリストネタバレありの全16曲中、ナゴヤに関する部分の各曲感想。
シンジュク&中王区の部分も感想を書こうか迷ったけれど(それぐらい両者とも良かった)、それはシンジュクと中王区の女に任せて今回は割愛。
「ヒプマイ?あ〜〜〜、ナゴヤ格好良いよね。ライブ見るほど興味ないけど」という軽いナゴヤ好きレベルの人に一番観て欲しいよ。
「Bad Ass Templeに興味を持って、Bad Ass Templeを好きで良かった」と高確率で言いたくなるぐらいの熱量を、葉山翔太と榊原優希と竹内栄治は迸らせたから。
イキって、がなり立てて、それでも「超えるべきは自分だ!」と叫んだ彼らの全てが、あの2月14日からずっと、私の芯に焼き付いたままだから。
一人でも多くの人に、あのライブで放たれたナゴヤの熱に光に焼かれて欲しいです。
ライブ各曲感想
<セットリスト>
M1.OP Medley (ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-+/ヒプノシスマイク -Division Battle Anthem-+/ヒプノシスマイク -Glory or Dust-)/Bad Ass Temple・麻天狼
M2. Bad Ass Temple Funky Sounds/Bad Ass Temple
M3. そうぎゃらんBAM/波羅夷空却(CV:葉山翔太)
M4. 月光陰 -Moonlight Shadow-/四十物十四(CV:榊原優希)
M5. One and Two, and Law/天国獄(CV:竹内栄治)
M6. Shinjuku Style~笑わすな~/麻天狼
M7. 君あり故に我あり/神宮寺寂雷(CV:速水 奨)
M8. パーティーを止めないで/伊弉冉一二三(CV:木島隆一)
M9. BLACK OR WHITE/観音坂独歩(CV:伊東健人)
M10. パピヨン/麻天狼
M11. R.I.P/Bad Ass Temple
M12. Famme Fatale/中王区 言の葉党
M13. TOMOSHIBI/麻天狼
M14. 開眼/Bad Ass Temple
M15. Light & Shadow/Bad Ass Temple・麻天狼)
M16.ED Medley(Survival of the Illest +/SUMMIT OF DIVISIONS)/Bad Ass Temple・麻天狼
M1.OP Medley (ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-+/ヒプノシスマイク -Division Battle Anthem-+/ヒプノシスマイク -Glory or Dust-)/Bad Ass Temple・麻天狼
まず、中王区によるOP映像かっけ~~~~!!!と言わせてください。
言の葉党のロゴの出し方と、会場出入り口であろう門の映像がめちゃ格好いい。
あのロゴが浮かび上がった時、「ああ、ディビジョンメンバーが3人だから逆3角形の形をしているんだな」と、この時点で始めて気付いた。
ヒプノシスマイクを貫く数字はやっぱり「3」なんだな。
テーマカラーがショッキングピンクなのもやっぱりすごくいいと思う。
各ディビジョンの色が混ざって濁った黒、その上に映える色だから。
選手宣誓!万死一生!決して揺るがぬ無敵の無頼漢
もう空却の「rrrahレペゼン・ナゴヤ!!」という初っ端の巻き舌から、気合が伝わってきて最高の開幕だった。
空却パートの笛と木魚のような音で奏でられている、妙な明るさが私はすごく好きだ。
極楽浄土のような、微かに死の気配も含まれている光の上で、踊る空却に惹かれる。
十四パートだと、初めて「十四君のフレーズってルビ解説付いてたの!??」と知ってびっくりした。
歌詞カードだと判明してたのかな?私はapple musicに表示される歌詞で覚えた口なので、今日初めて知ってルビ付きだと知って驚いた。
「Darkness 溺れ怯えて 無限回廊で永遠に彷徨い焦がれる セイレーンの失われし刹那」
が
「(陰キャでビビリの僕は いつもキョドってて優柔不断なので 欲しいものは歌ってるうちに無くなっちゃった ラップする尺)」
だとは思わないでしょ!普通!これ日常的に意味を理解できてる空却と獄すごいよ!
十四君、本当にめちゃくちゃ可愛いです。
「失われし刹那」が「無くなっちゃった ラップする尺」なのが特に。
最後に投げキスのファンサもありがとうございます!さすがビジュアル系ボーカル!
獄は、顔が最強に私好みなので、もう何をしててもメロメロです。
あの真っ直ぐな両眼でガンつけられたら、メロメロになるしか道がない。
獄の顔面だけ薄っすら発光しているようにすら見える。
ラストでカメラに向かってエアで殴った後、後ろに振り返るあの服装のなびきにすらメロメロ。
立ち上がれよGladiator すっこめ臆病なHater ペンは剣よりヒプノシスマイク
DJによるスクラッチ追加音かっけえーーー!!!!
サイレンのように場を切り裂いて、前曲の雰囲気を一蹴するあの音!すごい好き!
贔屓フィルターをかけているからもあるけど、ここら辺から「ナゴヤ、カメラの向こうを愛してるな!??」と思った。
空却が一番積極的にカメラに寄るし、何だかんだで獄もカメラ目線が多いの、本当に嬉しい。
空却パートは「ブッダガヤ」「テンション」「Bad Ass Temple」の単語で重なるコーラス部分、「十四と獄はよく着いていけるな!?」と思うぐらい、ハイスピードで飛ばす空却に息を合わせてきたのがすごい。ナゴヤ最高。
十四パートは、ここら辺でようやく片目隠しヘアスタイルに気付いて、「めっっっちゃ可愛いじゃん」と悶えていた。
隠れた片目や、袖のフリル、手の爪先に至るまでもう本当に可愛い。
獄パートは、もう完全にエンジンかかってきた!って感じの雄み全開フルスロットルでメロメロ。
「1,2,3,4」で横からのカメラに目線合わせるの本当に格好いいから!!!
十四と空却も獄と一緒に「1,2,3,4」ので指折ってくれてるの、楽しそうで良かった。
後の獄ソロ曲でも語るけど、十四と空却は獄の仕草を楽しんで真似してくれるところが可愛いし、獄のことが好きだから慕っているんだなと思う。
嫌いな奴の仕草なんて真似しないからね。
サビの部分では「唸る俺のヒプノシスマイク」で空却が自分の胸を親指で指差すの、王道で王道ゆえに痺れた!
韻と韻が繋いだそのヒント ピント合わせ映し出すマインド
「全く知らん曲きた、こんな曲あったっけ!??」とパニクっていたら2ndBattleのテーマソングだったのね。
40秒と短いながら、ダンサーによるバク転と、ストリングスを主体としたヒステリックな響きが、まさしくバトルの開幕という感じでいい。
ブレとボケとピント合わせを激しく繰り返すカメラショットも、臨戦対戦感が感じられて好きだな。
特に「としても奴はそこに居る」で抜かれた十四の、一瞬だけ目を伏せてすぐに上を見上げる視線の動きが印象に強く残った。
視線で物を語れる人が好きなので、そこをどアップで抜いてくれてありがとう。
M2. Bad Ass Temple Funky Sounds/Bad Ass Temple
Listen My song つかむ このCrazy Game 守りゆくこりゃ俺たちのスペース
あああああ、天国獄~~~~~~!!!!!!!
出だし&1番サビの「守りゆくこりゃ俺たちのスペース」と1番サビ「やめとけってな火傷するぜ」の指差し!
あの指差しに心撃ち抜かれないナゴヤ推しがいるか!?
獄が上半身アップで抜かれるたび、メロメロに悶えまくってしまう。
しかも1番サビ「やめとけってな火傷するぜ」でちょっとだけ笑ったよね、その口端だけで表現する笑みがまさしく天国獄で「あ~~~~~~好き、何でそんなに格好いいの……」という声が出る。
バックライトに強く照らされているというのもあるけど、もう存在そのものが光っているように思う。
間奏の「シンジュクぶっ倒す!見とけ、よろしくゥ!」の声も最高。
一番年上のくせに一番威勢よくがなって、そこに空却が「お前らも来いよぉ!」って被せて煽ってくるナゴヤのこの熱。
2番「Hey!」でダンサーと一緒に横から一直線に抜かれたショットがたまらなく好きです、ダンサー含めて「家族」感があって最高、ナゴヤ推しで良かった!
十四も「OK 何一つ変わらない光景 全てが同じならばどうせ」のところで、人差し指の先の先から真っ直ぐ下に抜かれた長めのショットがたまらない。
「ナゴヤ女兼手元フェチへの供給がすごすぎる……」と思いました。袖の白いフリルがこれまたいい味出してるんですよね。
ラストサビでは、原曲にもあったエレキギターの旋律がかなり目立つよう調整されていて、最後の最後でまだ楽曲を盛り立ててくれるのも良かった。
こんな最高な時間がまだ続くの?供給過多すぎる、ってこの時点で思ったよ。
M3. そうぎゃらんBAM/波羅夷空却(CV:葉山翔太)
ey, 踊れ 踊れ テメェで dayz こころひとつで
3人連続の指差し「bam!!」は死ぬって!
1番サビ「伽 伽 伽 伽藍 bam」で正面からの獄、横顔の十四、下にゆく空却の指差しは萌えの供給過多すぎる。
アーカイブ配信で10回ぐらいリピートしたよ、間奏前の「伽 伽 伽 伽藍 bam」でも左からの十四と獄の連続は心臓が持たん!
ってか間奏前ラスト正面の獄、両目ウインクしたよね?
あそこの瞼と眉の動かし方と覗く舌、本~~~~~~当に色気がありすぎる。
十四も、視線がカメラに向いていない時の横顔の綺麗さが、ビジュアル系で飯食ってます!感が強すぎて強い。
アイシャドウで縁取られた瞳で、遠くを見つめる眼差しの虚ろさがマジでビジュアル系そのもの。
ラストサビ前で、3人とも下に降りてきてくれたところも嬉しかった!
ステージを上に下に右に左に駆け回ってくれるから、見ててすごい気分上がる。
ラストの「rrrah!」で確信したけど、こんな曲を歌いこなせるのは、作ったDiggy-MO'と葉山翔太しかいません。
もう空却は言う必要すらないぐらい、ずーーーーっとラップが上手いし格好良かった。
リーダーである空却が先陣切って飛び出して、そこで楽しそうに踊り跳ねるから、十四と獄も笑いながら後に続くんですね。
3人でその場をホームに変えてゆける力強さが大好きだよ。
M4. 月光陰 -Moonlight Shadow-/四十物十四(CV:榊原優希)
今に見とけ 革命の爆弾 導火線に火つける我こそが 14th Moon
舞台演出効果に愛されすぎじゃないですか、この男は!?
私の贔屓フィルターがかかりすぎているのもあるけど、特にライティングに愛されててびっくりする。
数多のサーチライトがスモークに反射し点滅し、周囲を見えなくさせるから、そこはまるで狭いライブハウスのステージのようで。
特に1番Bメロ「戻れない やり直せない 立ち止まれない 前に進むしかない」のところ、「見えん、見えん、スモーク&光が強すぎて見えん!!」ってなったけど、見えないからいいんだと思う。
+炎演出があったのも映像的に映えてリッチで良い。
何より「もう涙は零さないように 星眺め笑って行こうか アマンダ」の照明!
引きの画でパーッとサーチライトがあがり、ショッキングピンク一色だった光が橙、黄緑、黄色になってそして青になるあの演出には、涙が出そうだった。
この瞬間までは「照明かっけー!ショッキングピンク、やっぱ黒にめちゃ映えるな~」とか思っていたけど、ここでようやく「あ~……あの色はピンクじゃなくてマゼンタだったのかもしれない、マゼンタ、イエロー、シアン、色の三原色じゃん……」と思った。
(ラストの3人の決めポーズ時も、獄がイエロー、十四がマゼンタ、空却がシアンの光に照らされているように見える)
そしてここから、ステージのテーマカラーが黒から白になっていくのはもう本当に言葉に出来ないくらい感動した。
「Never Give up Give up」で3人が拳を掲げ交わる場面もそうだけど、十四が、この2人に出会えた幸福を握り締めながら歌っているんだなと分かる光の中で笑っていて、泣けてくるよ。
空却と獄が最初から最後まで一切声を出さず、十四のステージをただ見守っていてあげているだけというのも、私との解釈ばっちり合ってる。
十四はヒプマイ陣の中で唯一、ビジュアルバンドのボーカルとして、歌を歌いステージに立つことを生業としているんですね。
だから十四がプロとして立つステージに、2人は立ち入ってこない。
そこにボーカリスト四十物十四に対する敬意が感じられて、もうたまらないぐらい萌えます。
十四と獄だって、空却が僧侶の顔をしている時に茶化しはしないし、空却と十四も弁護士として裁判場に立つ獄の手腕には全幅の信頼を置いているでしょ?
各々の特化点を認め、そこには立ち入らないところが、血の繋がらない赤の他人同士なりの「家族」の距離感で、好きです。
(もはや物は言いようの領域)
M5. One and Two, and Law/天国獄(CV:竹内栄治)
I Got One For The Money I Got Two For The Show
獄と空却と十四、3人ともバックダンサー並みに踊るじゃん!?
「急にミュージカルになった!?」って思ったよ、みんな華麗にステップを踏んで踊りながらラップ出来るのすごいわ。
サビの振り付けは札束を数える仕草かな?ま~~~~可愛い。
獄が先頭に立って、合いの手を入れる空却と十四を引き連れて歩くのも、年長者感があっていいです。
原曲でもラスト、「I'm a 天国獄!!!」の宣言するところはすごく好きだったけど、ライブで聴くと文句無しにもっと格好いい!
「は~~~~!!!格好いい!!!」って拍手しながら終えられるナゴヤパートでした。
あと「俺ら”オワリ”だろ」のオワリって地名の”尾張”のことかと初めて気付いたり。
何十回聴いていても今回のパフォーマンスで初めて気付けることが多いので、歌詞字幕ってあったほうがいいですね。
M6. Shinjuku Style~笑わすな~/麻天狼
M7. 君あり故に我あり/神宮寺寂雷(CV:速水 奨)
M8. パーティーを止めないで/伊弉冉一二三(CV:木島隆一)
M9. BLACK OR WHITE/観音坂独歩(CV:伊東健人)
M10. パピヨン/麻天狼
M11. R.I.P/Bad Ass Temple
whatcha Ghost ? Whatcha Soul ?
Whatcha Monster ? Whatcha Specter ?
まあいい My men みんなで騒げ My homie ホーリーなお祭り
まず空却の「ッッッハハハ、楽しそうに遊んでんなぁ、シンジュク!それがチャンプの余裕ってやつかあ?」に笑うね。
そりゃあバトル中に「パピヨン」歌われたらそう言うしかないでしょ!
めちゃめちゃ楽しそうにバカンス満喫してんだもん、ナゴヤじゃなくても他ディビ全員そう言うわと笑っていたら、ナゴヤもめちゃめちゃ楽しそうに盆踊り満喫してんじゃん!
曲名から「お、十四ソングか?」と思っていたら「いや、盆踊りソングじゃん!」と気付いて盛大に笑ってしまった。
(画像はARBの私の推しメンカードより)
んでサビ「今宵 祭り 安らかに眠れよ R.I.P (Nirvana!)」に差し掛かった時、たぶん視聴者の99%は思ったと思うんだよね、「十四の声、高っっっっか!」って。
「どこからあんなホビーアニメのマスコットみたいな声出してるの!?」ってびっくりしたよ。
しかもドラパ以外で、十四のヴィジュアル系モードではない素の歌声初披露がここで、これで、二重に驚きつつすごく笑った。
ビジュアル系なのにお化け駄目なの可愛いね。
空却パートだと2番Aメロ「Go to トラベル 行き先は天上 いい子にしないなら送るインフェルノ」が好き。
「Go to トラベル」っていう流行の言葉を入れて茶化してくる感じと、「送るインフェルノ」のマジトーンのギャップが、赤髪坊主らしいやんちゃさがあって。
獄パートだと2番「遺言状をまとめな」から、空却パートではなかったピアノが入ってくるのがツボ。
「さっすが獄、自分だけお洒落にキメようとしてるな」と思ったし、それぐらいが獄には丁度いい雰囲気だなと思う。
間奏の「必要なの俺だろ?閻魔相手でも勝ち取ってやる勝訴」で自分を指差すところに至ってはもう……自分が格好いいってこと自覚してやってるとしか思えない。超格好いい!
と思っていたら十四も急にビジュアル系モード入るし、「一蓮托生 It's like that y'all」で指差しbam入れてくるの最~~高。
撃った後、本当に少しだけ、口の端で笑うじゃん?
あの笑みに心撃ち抜かれるし、あと何回でも言うけど本気で瞼のアイシャドウ似合ってる。
アイシャドウにあの色を選んで塗ってくれたメイクさんありがとうって言いたいぐらいです。
M12. Famme Fatale/中王区 言の葉党
M13. TOMOSHIBI/麻天狼
M14. 開眼/Bad Ass Temple
開眼 さぁ目を開けて見ろ 意思で意地で生きて
一蓮托生 ナゴヤ・ディビジョン 六つの眼で共に見つめよう
ナ、ナゴヤ!!!!!!!!(泣いてる)
こんなに格好いい新曲が出てきたことも、この終盤にきてまだこんなにもボルテージが上がることにも全部全部泣けてくる。
すごい格好いいステージだったし、これがナゴヤ・ディビジョンの掲げた生き様なんだと思うともう本当にナゴヤを好きでいて良かったと思う。
十四の素の声の語りで曲が始まって、そこに獄が「お前の叫びはお前のもので弁護は出来ても代弁は出来ない 同じく俺の怒りや痛みは俺だけのもんだ 誰も触るな」と乗ってきて、二人が背を合わせ交差したその中央に空却がいて、その空却が「二つ眼じゃ抱え切れない苦しみならここに預かろう」って手を広げるんです。
前を見据えようとする2人の、ナゴヤ・ディビジョンのリーダーは空却でしかありえなかったんだとこの声が伝えてくる。
心底、波羅夷 空却のCVが葉山翔太であってありがとうと思う。
「忌み嫌われた彼岸花 どんな花でも咲き誇れば体がふるえる程に綺麗だ 生きた証だ」のフレーズは純粋に格好良いし、「正しさじゃなく優しさを選ぶ Bad Ass Temple 光り輝く」にはもう……もう……。
獄の「恨む事で強くなるか?憎む事で楽になるか?」「強くなりたいだけじゃない 大事なものを守りたい 信じた正義よ 武器じゃなく人を守る為の盾であれ」のフレーズもすごくいい。
口では「案件は金で面倒見る」とか言って気取ってるところもあるけど、本心はこれで、正義を、そして人の善性を信じたい人なんだと思うといじらしくて泣けてきます。
空却の「進む先に道はない ならば幸い 迷う事もない」の唸りもすごいし、十四の「生きて 一蓮托生」の叫びはあまりにも切実で胸が痛いし。
「地震 雷 火事 親父 何より恐ろしい それは自分自身」と空却が言う通り、自分の一番近くにいて、自分を一番苦しめて、自分を一番簡単に殺せるのは自分だったりしますからね。
そんな自分を超えて行きたいと願い誓い立つ3人の姿が、あまりにも強く眩しく、そして痛ましいから祈りたくなる。
光を求めるのは闇に呑まれそうだから。
人の善性を信じたいのは、人の悪意に晒されてきたから。
それでもその傷だらけの精神で立つために、誓う相手は自分自身しかいなかったから。
十四と獄が、空却に出会えて、ナゴヤ・ディビジョンを結成してくれて本当に、本当に良かったです。
M15. Light & Shadow/Bad Ass Temple・麻天狼)
そこの道を空けな ナゴヤのおでましだ
あ、天国獄ーーー!!
「絶対に負けれねぇ 確かにそう思ってた
絶対にお前を倒す 確かにそう思ってた
だけど今はそうじゃねぇ 倒す敵はお前じゃねぇ
暗い闇に囚われてたあの頃の俺じゃねぇ」
ってさあ、もう彼がこの先、闘っていくための答えがここで出されていて、うるっとしました。
最初の掛け合いが、シンジュク1番手vsナゴヤ3番手で、シンジュク2番手&3番手vsナゴヤ1番手&2番手なのもいいな~と思う。
正直、シンジュクとナゴヤの間にそこまでの因縁とかないし、シンジュクドラパで明かされた獄と寂雷先生の間柄だって、獄が一方的に敵視しているだけなんですよね。
その獄が「倒す敵はお前じゃねえ」と言い切ってしまえば、この両者が闘う理由なんて特にはないんだけど、それでもdisりあうのは「光差す その場所へ」、一番強く光輝く頂点の場所にどちらもが立ちたいからで。
ここらへんがエモくていいですね、闘う理由はないのに勝ちたい理由だけが譲れない。
十四の「我の敵は我 Myself」、獄の「逆恨みをいくらしても所詮無駄な空吹かし 進化遂げるキーは常に自分自身だ」って言えるようになったのは、空却が「救うなんておこがましい ただ補うだけ」っていう姿勢でいるからで。
どこまでも、自分の生き様を自分に誓うナゴヤの3人が格好いいと思うよ。
パフォーマンスで言えば、空却が「これがナゴヤ 最高のチーム出来上がり」って手を広げてターンするところが好き。
空却をはじめ、ナゴヤのメンバーは体揺らしてステップ踏んで、場を自分のリズムに染め上げていくところに強さがあるよね。
ラストの掛け合いも、シンジュクの全力vsナゴヤの全力全開でぐっときた!
「一人だけじゃ出せねぇ力 シンフォニーで奏でる 背中任せられるやつと全力で暴れる」のところは、もう3人全員の最高潮という感じで最高でした。
M16.ED Medley(Survival of the Illest +/SUMMIT OF DIVISIONS)/Bad Ass Temple・麻天狼
I'm so hypnotic さあご一緒に
Got to keep goin' Rhyme and Beat Flow and You
欠かせない And you
アプリゲームのOPこと『Survival of the Illest』、映像含めてヒプマイの曲の中でも上位に入るお気に入り曲なので、+が見れて嬉しい!
このゆるくチルっぽく、みんなで楽しもうぜ!君も!という雰囲気がすごく好きだ。
ナゴヤとシンジュク、どちらも「これでお開きだから、サービスサービスぅ!」という感じで、リラックスしながらカメラに目線をくれて6人全員に惚れそうになる。
空却が「トウカイ Area (And you don't stop)」って言ってくれたのも良かったし(東海地方在住民は、出身地がどこか聞かれた時、面倒くさい時は大体名古屋と言うので)、十四の「All my haters Shhh……」の「Shhh…」の仕草は艶っぽいし、獄に至っては長尺での右目ウインクありがとうございます!という感じ。
というか「City's on fire」のフレーズは2番手が言うって決まってるのかな?
シンジュクは一二三だし、ナゴヤは十四だし。
あのエフェクトがかって伸びるボーカル、すごい色っぽくて惚れ惚れする。
面食らう宣誓 賑わう一夜 我ら日々狙うマイクイチバン(yeah)
中王区言の葉党『Famme Fatale』同様、オフィシャルガイドブックの初回限定版収録曲『SUMMIT OF DIVISIONS』
こっちも『Survival of the Illest』同様、ゆるく楽しくアゲていこうぜ!という接待感(良い意味での!)が感じられて、観客としてすごい楽しく聞ける。
空却と寂雷先生がお互い向かい合いつつ楽しそうなのも萌えるし、各メンバーが横一列で順に映るラストの「越えてLet's Get it on とにかくパーティーを」でトリを飾った十四の拳を上げる仕草もキュートだったし
獄の「甲と乙 または俺とお前を繋いでるこの事案の概要 アゲる義務とアガる権利」には、メタ的な要素が感じ取れてすごく感動した。
ヒプノシスマイクというコンテンツとファンの関係性ってこれだなあと思う。
少なくとも私とヒプマイの関係性は、この「甲と乙 または俺とお前を繋いでるこの事案の概要 アゲる義務とアガる権利」でいいです。
最後の最後に、コンテンツに対する答えまで手渡してくれてありがとう。
後ろでバックダンサーが横一列で踊ってくれているのも、大団円という感じで最高でした。
という訳で以上、最高のライブをありがとう、
『ヒプノシスマイク≪2ndD.R.B≫2nd Battle』!!
ライブ後の投票はもちろんナゴヤに入れました。
でも勝っても負けても、このステージを見れただけで良かったです。
彼らが「一蓮托生 ナゴヤ・ディビジョン」と叫んだ、あの熱が今も心を焦がしてる。
この90分は、この90分だけで完璧でした。
敗北によってあの瞬間の輝きが曇ることがなければ、逆に勝利によってあの瞬間に栄光が足されることもないのだと私は思うよ。
画面を見ているだけの私の事を、ナゴヤなりの光で撃ち抜いて、心焼き焦がすような熱をありがとう。
大好きです、ナゴヤ・ディビジョン Bad Ass Temple!