steamにて、熊×斧のカジュアル破壊パズルゲーム『LumbearJack』をプレイしました
プレイ時間は2.5時間でステージ数は20。
タイトルは「lumberjack」という木こりを意味する単語の一部を「bear=熊」にもじってつけたもの。
直訳するなら木こりの熊のジャックかな?
ちゃんと今作の主人公の名前もジャックです!
という訳で主人公の熊:ジャックがある日(たぶん冬眠から)目覚めると
自分の庭や周りの森が悪徳企業により人工汚染されまくっておりまして。
なので彼はその機械やら車やらを自慢の斧でぶっ叩いて壊し
豊かな自然を取り戻していくという流れ。
(↑デカめのポリゴンビジュアルが超可愛い)
1ステージあたり大体7分くらいでクリア出来る短さなんだけど、でもその1ステージに始まりと終わりでショートムービーが2回流れて、かつ毎回新キャラも登場するので体感的にはボリューミー。
パズルと言っても全く難しくなく、ただ「大きい建造物を壊すためにはまず小物から壊して鉄クズを集め、斧を強化する必要があるよ」っていう順番のルールがあるくらいかな。
ただその強化した斧の造形がこれ↓で笑える。
ゴリゴリの電動工具やんけ!
いや、まあ別に今作って人間文明への反逆というよりは、愚かな人間の仕事欲を善良な熊が引っ叩いて覚ましてくれるという感じなんですよね。
ちゃんと人間と和解して終わるし。
ステージ中ではそこでの作業員をビンタする事が出来て、ビンタされた人間はその場で踊りだしたり紙飛行機を飛ばしたり、バカンスのように自分を解放し始める。
この人間の頬を張る時のSEがこれまた気持ちいいんですよ。
今作の爽快さは、斧で物を切り落とした時の破壊音と、ビンタ音のハーモニーから成り立ってると思う。
いや~~~でもさあ、私も熊にビンタされるくらいで、労働から解放されて明るく楽しく過ごしていけるなら喜んでされに行きますよ。
でも絶対にそうはならない。
私、高速道路と貨物船のステージを見た時に、「人間ってどうしてこうも仕事を増やすのを止められないんだろう……」って思ったんですよね。
「出来ることを増やしたい」という欲望の貪欲さをもう自分達ではどうしようも出来ないから。
頬を引っ叩いて理想郷に連れて行ってくれる熊さんが本当にいればいいのにね。
……と思っていた矢先に、着せ替え機能でスーツ姿のコスチュームが解禁された時は動揺しました。
なるな!リーマンなんかに!
サラリーマンになるということは、金のために斧を振るうということ。
その力は大切な仲間の住処を取り戻すためにあったんじゃないのか、ジャック……!
でもそれはそれとして、ゴルフ姿のジャックは可愛い。
急にステージがゴルフやテニス方式になるのもカジュアルゲーム・パロディらしくて楽しかったです。
仲間の動物もワニ、イノシシ、ビーバー、その他もろもろと種類豊富。
特に私はビーバー三兄弟がお気に入り。
お鼻のところがサングラスっぽく見えてキュート。