2022年5月前半にハマって聞いていた13曲の紹介。
いつもなら月末にまとめて感想書いてたんだけど、今月は半分過ぎた時点でもう一ヶ月分くらいの量があったので分けました。特例。
各曲感想はあったりなかったりで、アーティストの五十音順にするとこんな感じ。
・嵐『Face Down』
・Eve『Bubble (feat.Uta)』
・Orangestar『Sunflower (feat.夏背.)』
・Orangestar『夜蝉 (feat.夏背)』
・Orangestar&夏背『MOON-VINE』
・Orangestar&夏背『灯台』
・Clock over ORQUESTA / 天馬六華(CV.村瀬歩&金田朋子)『境界で鏡面』
・Snow Man『EVOLUTION』
・Snow Man『君の彼氏になりたい。』
・Snow Man『Crazy F-R-E-S-H Beat 』
・Snow Man『D.D』
・月詠み『イフ』
・HANDEAD ANTHEM(ハンデッドアンセム)/ B.U.H『MAD PARADE』
男性ボーカル+EDMを多く好きになった2週間でした。
Snow Manにハマったからというのもあるんだけど、嵐とかハンセム(ハンデッド アンセムの略。そういう女性向けキャラソンプロジェクトなんです)も合わせると結局な曲数。
私はやっぱり、最初から最後までメロディアスでハイテンションに駆け抜けるEDMが好きなんですよね。
次の奇跡は 予測不可能
2012年に放映された、大野智の主演ドラマ『鍵のかかった部屋』主題歌。
なぜかこのドラマの結末だけは知っているのだけど、主題歌がこんなツボな曲だとは知らなかった。
たぶん2011年の櫻井翔主演『謎解きはディナーのあとで』というドラマと記憶がごっちゃになってるのかな。
どちらも個性的な探偵が謎を解くミステリーものだし。
ラストは探偵役だった主人公が何かの宝石を掠め取って高飛びするんですよね。
最後まで何も分からなかった男のミステリアスさが存分に表れていて良い歌詞だなと思います。
嵐は5人の歌声それぞれに特徴あるから、誰が突出して上手いとか下手とかあんまり意識しないんだけど、今曲の大野智の声、めちゃくちゃ艶やかで好き!
アウトロの「孤独な夢に」のハイトーンボイスのところとかたまらないな。
ラップパートの「pump it up」の半濁音も好きだし、そこから最後まで畳み掛ける流れもめちゃ気持ちよかった。
Cメロがあるってだけで大好きなのに、その後にもう一回サビを噛ませてくるのが最高。
君となら 僕はまだ この夜も超えてみせると
思い出すのは貴方の 思い出すのは貴方の
こんな情緒に響く音があるか!??
ミニアルバム『Light in the Distance』ラストソングなんだけど、何回聴いても全てに震える。
鉄弦のアコギが2本あれば、海辺でそのまま奏でられるようシンプルさが好きだ。
大掛かりなドラムセットやコードを繋げる電力なんてないまま、この声と弦の震えだけで奏でられる物寂しげな小夜曲。
繰り返される旋律は人が最後に還り着くべき場所、はじめとおわりの海を指し示している。
ギターの音はそのまま「海の揺らめきと 地球の呼吸」で、その冴え冴えとしたきらめきがすごく好きです。
何を思い出せばいいのかも分からず、ただ貴方の「何か」だけを見つめている。
その眼差しにどんな意味を重ね見るのかは人それぞれで、幾通りもの解釈を包み込むあの声こそが文学的だなと思います。
後述する3曲も合わせると『Light in the Distance』、個人的超名盤。
あぁ 僕が今越える悲しみの先は 夏だよ
繰り返した迷走と 何もない僕の心
どうかしてしまう前に 光ばっか探している
暗い夜道の上、もう一度上へ ただ青く凪いだ光の方へ
アルバムの幕開けに相応しい1曲目。
後半のサビで2つ3つに重なる声は、水面に注がれては散る夜灯。
月光であり、星明りであり、街灯であり、そこに在り続ける夜標の光でもある。
何種類もの光がきらめく海面が見える。本当に見えるんですよ。
ただ雰囲気自体はそこまで濃紺という訳ではなく、割と爽やかな水色テイストなのが面白いなと思います。
穏やかにまとまったピアノの和音と細やかなシェイカーの音が、光の束を感じさせるのかも。
裏ワザ 含めての 遊びでしょ
CV.金田朋子のロリボイスが、やっぱりいいッ……!
クロックオーバークロケスタという楽曲プロジェクトについては先月の記事に書いた
ので割愛するとして。
彼女がどんな表情で歌っているのかが、絵も何もないのに分かるのが素晴らしい。
泣きたいのも、笑うしかないのも、怒っているのも、諦めているのも。
全てに苛立っている悲痛さが分かるんだよね、何も見えていないのに。
今までずっと1つの旋律を2人で分担するように歌ってきたのに、ラストサビから急に分離していく流れが好きだな。
「嘘だらけなら」の「なら」で、幼女の目が据わる感じに興奮する。
そこに第三者としてストリングスが介入してくる感じも面白い。
2人を分かつ鏡面のヒビ割れ、その境界線のようで。
急に1番と2番の間奏でプログレッシブ・ロックになるのもしびれるし、彼女の担当曲は編曲者に恵まれていいなと思うよ。キャラ人気が一番なのも分かる!
Higher Higher Time for Evolution
何で急にSnow manにハマりはじめたのかは別記事に書いたので割愛するとして。
全員、直視するのを躊躇うぐらい格好良くてびっくりする。
彼らにハマる前は「へえ、普通に格好いい」ぐらいの印象だったんだけど、すのチューブやら何やらを見まくった後だと、全員が格好良くて、可愛すぎてたまらない。
4回もステージが変わる(工事現場→ビル内昼→ビル内夜→ヘリポート)とこがリッチだし、変わる度に地上からどんどん高く離れていくのが、曲のメッセージと合ってて好きだな。
「目指す高みへ」「連れてくよ キミの事」ってそういう事だと思うし、最後は皆のラフショットまで入れてくるところが分かってる!
メンバーごとのパートだと、特に好きなのは岩本照と佐久間大介。
1番サビ前「Now Jump Jump!!」&サビ後「Jump high now!」の岩本照はマジで、マジで超格好いい!
工事現場+ストリートファッションで煽ってくる強さがいい!
リーダーである彼が跳ねる瞬間、あの一瞬に、彼らが上を目指す理由が全て詰まっていて好きです。
今より高く、もっとずっと高いところへ行きたいんだと、願う欲望が伝わってくる。
佐久間で好きなのは勿論2番サビ前!
顔に掌をあてて上を見て、その手を離す瞬間に見える笑みがマジで性癖。
彼自身がオタクだから、オタクを殺す仕草を分かってるんですよね。
分かっててやってる確信犯、好きにならない訳がない!
「連れてくよ キミの事」って歌ってくれるのもたまらなく好きだ。
連れてってよ、私のこと!!!
しょっぴーの「Into the Fantasy」や「Into our Galaxy」のコーラスも声良すぎだし、阿部ちゃんの2番「Are you Ready ?」からのソロショットは異様にあざといし、2番サビで殴ってくる舘様も最高!全員最高!
どんなに寄り添った時間を過ごしても 君は12時に帰るんでしょ?
佐久間大介「チューして?」
私「チューして!?!?!?!?」
2番サビ前の佐久間の声に落ちない女いる!??
間奏に入る流れでカメラを萌え袖で隠すとことか、ラストサビに入る直前、顔を手で覆う仕草とか、これやれば女オタクは即死って分かっててやってるんですよ!
節々で口の端だけで笑いながら視線よこすところとかマジでずるいよ!?
ずるいけど!でも!殺されたいよ、この男に!!!
今曲、本当にガチ恋量産曲で怖い……。
阿部ちゃんの「ぶい!」って感じのピースにも可愛すぎて胸を押さえました。
腕を真っ直ぐ上げてくる素朴さが可愛いすぎるし、間奏「全部がたまにね。」の「ね」で首をかしげてくるところもあざとい。
ラストサビCメロ「8時9時10時」に至っては萌え袖で指先合わせてくるからね!?
どうしてそんなにあざとく出来るの?可愛い。
目黒蓮が1番サビ前ではにかみながら「大好き。」って言ってくるところもやばいし、間奏の「で、消えちゃう。」のパートはもっとやばいし。
彼、ひいてはSnowmanのメンバーに人生狂わされちゃう女の子が出てくるのも分かるよ。
We do it super flash
みんな、めちゃめちゃバチバチに踊れるじゃん……!
特にトップのラウール!
地面に油でも敷いてるのかとツッコミたくなるぐらいに足さばきが滑らかだし、それについていけてる全員がすごいよ。
誰かが一人でも出来なかったらこのクオリティはないんだと思うと目眩がしそう。
フォーメーションの流れだって、どこまでも自由自在で見惚れちゃう。
明確にK-POPを意識した振り付けなんだけど、ここまでシンクロダンスの完成度をあげてきてるのは素直にすごいし、手先の動きが統制の取れた軍隊みがあって萌える。
この振り付けを40分くらいで作ったと言う岩本照、才能の塊やな。
あとやっぱり佐久間!佐久間のパートが大好きだな。
1番Aメロ「隠したところも見せて Desire」で腹チラ見せてくれるの有り難いし、直後の「Check Check させてよ Shake Shake 踊りな」でお手々すりすりしてるとこが可愛すぎる。
2分41秒が実質30秒に思えるほど時間感覚が溶けていく。
最高にクールで不思議な曲だなと思います。
Dancing Dynamite Oh Dynamite Let's Sing it 「La La La」
「永遠」には来ない夜明けが見たい
この声で歌われたらもう何でもいいです……となるぐらいに好きな月詠みの新曲。
『こんな命がなければ』から一貫して「この命に 価値がないとしても 世界は美しいんだから 生きていこう」と歌ってきた月詠みですが、曲を重ねるたびに技術が上がり、それがそのまま「生きよう」というメッセージへの説得力に還元しているところがすごいと思います。本当にすごい。
練習時間を増やして、技術を磨いて、努力を重ねればどんどん歌は上手くなるから。
君へ届かせるための光が増すから。
”新曲の度に、歌が上手くなるよう努力する”行為そのものが「君の為に歌いたい」ってことなんですよね。
自分達の言った言葉を嘘にしないために活動してくれてるんだと思うと、本当に泣けてくる。
これはたぶん、今、現在進行系で彼女たちを追っているファンにしか分からないことだと思います。
月詠みを推すなら今!
2022年に入ってからほぼ1ヶ月に1曲のペースで新曲リリースしてくれてるし!
さあ Countdown dawn da da drown 楽しみはまだこれから
男性声優×ゾンビ×EDM新感覚音楽プロジェクト「HANDEAD ANTHEM(ハンデッドアンセム)」内の一曲。
私はプロジェクト始動曲からぼんやり追っているけど、声優1人につき役が4キャラあって、4グループ全16人を声優4人だけで回すというなかなかすごい事をやってるプロジェクトです。
九州地域の各支部ごとに4つのグループ分けがされていて、これは広島本部の曲。
キャラクターより広島焼きの方がデカいジャケットからしてコメディ感全開だけど(そもそもグループ名の B.U.H=「バカうまい広島風お好み焼き」なので)楽曲はエレクトリカルでめちゃめちゃ格好いい!
「この道 尾道 goes on どのみち続く未知なら」と尾道市に踏んだ隕も格好いいし、1番Bメロのエレキによさこい鳴子の響きを仕込んでいるのも上手い。
ボイスとしては、CV.益山武明 演じる比作 天外パートがめちゃめちゃ好き。
「潮風流れる青 ガッと飛び込む波音も」や「楽しみはまだこれから」のところとか、一人だけホビーアニメの声質をしていて癖になる。
広島っ子気質のボイスがいいアクセントになってて好きだな。
予告
2022年5月マイベストミュージック、少なくとも後6曲あるんですよね……。
・花譜&MIYAVI『Beyond META』
・SuiseiNoboAz『3020』
・syudou『狼煙』
・HaTa&初音ミク『せめて一花の祝福を』
・HIMEHINA『Mr. VIRTUALIZER』
・HIMEHINA『Hello, Hologram』
は確定だから、計19曲は超えるはず。
先月の記事で「それにしたって1ヶ月に13曲は多い!気楽に聞けて気楽に感想文書けるのは9曲あたりが限度だよ」と書いていたのが嘘みたい。
上限ってこんなに上がるものなんですね。