復元可能な灰壺

個人的な感想文ブログ

乙女&BLゲームOPで好きな映像制作者まとめ【第一弾】

個人的に知っているゲームOP、映像制作者まとめ。
感想も書ける分だけ書いていきます。
 

 

 

アリスフロムジャパン株式会社  / 松根マサト

 

 

はい、最高〜〜〜〜〜〜!!
アリスフロムジャパンに1億点〜〜〜!!

数十回は見てるはずなのに、今でも続けて3回は見ちゃう。
1分43秒=103秒。
103秒で、ここまで夢を見させてくれるオープニングが存在してることが奇跡に近い。
もうどこが好きなんだろうとかいうレベルじゃない、全部大好き。
7人が7人とも、めちゃくちゃ格好よくメインを張ってる。
プレイ前は『きゃ〜〜〜!全員格好いい〜〜!』ってはしゃげたんだけど
フルコン後は『流石、私の旦那様方達。素敵すぎ』って安らかで幸福な気分に浸れますね。
ほんっとう光のエフェクトが、的確で美しい。
私の中で好きな乙女ゲーOP第1位だし、好きな乙女ゲー第1位だし、好きな映像制作会社第1位はアリスフロムジャパンです。

 

 <その他>

 

 

株式会社  ポイント・ピクチャーズ  

 

 

前述のアリスフロムジャパンよりエフェクト盛り盛りで、
髪が揺れれば大体ポイント・ピクチャーズ。
3Dにも強いし、ポイント・ピクチャーズ制作のOPでハズレにあった記憶がない。
確実にヒットを打つイチローみたいな映像会社だよね。
時々大ホームラン。
出来る限り絵を動かそうとするし、これでもか!って情報を詰め込んでくる勢いが好き。
脇役の名前紹介なんて、ぶっちゃけなくてもいいわけで。
それでも2回に分けてちゃんとやる。それぞれの武器もラスト直前に写す。
そういう細かい点まで作り込んでくれる所に、技術とプロのこだわりを感じますね。
そりゃあ、ファンになっちゃうでしょ!
 

後述する『7'scalet』のOP2。
OP1のシンプルさとは打って変わったエフェクト盛り盛り、モーショングラフィック多用の派手な伝承サスペンス風。
なかなかこの曲とOPも面白くて。アーティスト名のAUK ZERO featuring A-TO(森久保祥太郎)っていうのはゲーム内に登場する人物。
歌詞もその人物のルートを意識したもので、いわゆるメタ的構造?になってる。
映像としては、OP1が世界の暗示で、OP2が物語の提示って感じ。
主人公の手から紫性草の花が落ちたり、姿が煙となって消えたり……
このミスリード、ものの見事に騙されたなあ。
絶対にもう一人の屍者は主人公だと思ってた。
その中に一瞬だけ、真実が映されているのにもやられた!
1分13秒、紫性草の群れの中に一つ立つ黒煙とシルエット。
そのカットが切り替わる瞬間、コンマ何秒だけオレンジのエフェクトがかけられて、群れが炎に包まれたように見える。これが本当の伏線。
ポイントピクチャーズの映像はコンマ単位で見ないと分からないぐらい情報量が多くて、本当に嬉しい。


<その他>



 

高橋昂也

制作会社所属ではなく、リエーターの方……かな?
乙女ゲーOPでは珍しい、実写メインのシンプルな映像。
でもフルコンしてから観ると、全部のカットが伝えてくるメッセージを受け取れる。
私はこういう、読み解けるようになる種類のOPが一番好きだ。思い入れの深さが違う。
OPでありながら、たった一人の隠しキャラのためだけの映像っていうのもすごいわ。
出だしで花束が燃え、サビで焼け落ちたはずの花が元に戻り、攻略対象5人の瞳が映る。
そこで表示される『……わからないの。わからないけど、すごく哀しいの』っていう主人公のセリフが今なら分かる。今なら泣けるよ。
赤字の『to say goodbye is to die a little』は直訳で『さよならを言うことは、少しだけ死ぬこと』
レイモンド・チャンドラーによる、米ハードボイルド小説『長いお別れ(ロング・グッド・バイ)』に出てくるセリフだそうで。
何かしらの関連はあるのかな?あるんだったら読むけど。
クレジットに撮影協力:旧三笠ホテルってあったし、製作者インタビューでもモデルは軽井沢と明言されているので、聖地巡りなんかも出来たり〜。


<その他>

 

 

株式会社 ニライカナイ

MUGICHA(ニライカナイ)のOPには、極上という単語が相応しい。
舞う花びらに、揺れる水面、溢れる光。
そういう麗しさの表現において、他の追随を許さない。
文字通り、別格と言っていいほどのオープニング映像を作る方だと思う。
天界みたいな音に映像、こんな美しいものに出会わせてくれてありがとうって泣けてくるレベルに好き。
本編プレイ後だと、合点がいく演出も心憎い〜!
まずAメロ『出口のない涙に震えて』で出てくる出会いのスチルにもうやられる。
イヴがシュド達と出会った、地下都市・ネオスフィアの湖中。
その場所こそが、まさに『出口のない涙』が溜まった場所なんだよね
ロウの紹介カットが、一瞬赤に染まってアルカディアに切り替わるところや
リンクしている指輪の光が、ティアブレイドの装甲に反射するところ。
サビ『私を知る人は消えて』で、歌詞通りにイヴとロウの抱擁が、黒と赤に沈む場面等……挙げればキリがないくらい、全部のカットに意味があると思える。
ラストの旋律は、希望を感じる優しいピアノで締めてくれる所までツボ。完璧。

 

<その他>

 

映像制作ブランド Mju:z

えん

 

 

この方は、ゲームのコンセプトデザインを映像でも忠実に表す印象。
サビ『サイケデリック  I'm missing… モノクロの 蝶が嘲笑う夜』場面のカットがすごく好き。
極彩色に移り変わる万華鏡を、黒蝶が砕いて、その奥にあるのは幼少期スチルの線画。
ああ、そういえば黒蝶のサイケデリカってそんな話だったとすぐ思い出せる。
手を絡め合うカットがあるのも、ド定番だからこそいい。王道だね。

  

これが(超個人的)乙女ゲームオープニングのお手本です!!!!
ロゴとメニュー画面とパッケージイラスト、
なんなら公式サイトのデザインにまで合わせたラブリーピンク&ホワイトカラー。
ゲームのビジュアルコンセプトにひたすら忠実なその姿勢が格好いい!
こっ恥ずかしさが癖になる、このThe☆乙女ゲー感がたまらないです!
あ、でも攻略対象者紹介がCメロにあるのは珍しいような。
何で真之介の紹介カットをCV.羽多野渉
烏丸の紹介カットをCV.KENNの歌パートに合わせたのかわかんないし、
ラスト10秒で怒涛のネタバレをかますけどもオッケー、オッケー!全然オッケー!」
なぜなら、それがGlass Heart Princess だから!

 

カラマリOPもまた、コンセプトに忠実。
閉鎖された新宿で起こる、連続猟奇殺人テロを解明をしていく刑事もの。
クールでソリッドな、大人びた雰囲気がよく出てるよな〜。
一瞬だけ表示される英字を読み解くのも楽しい。
the clear ideal and inform justice ―――all lead to Resuscitation
明確な理想と正義を伝えること――全ては再生へと繋がる、のとことか好き!
タイトル:Collar×Malice は、直訳すれば首輪×悪意。
主人公側視点から見れば、主人公に取り付けられた毒薬入りの首輪のことだけども、
collarには首をつかまえることから、逮捕するという意味もある。
『逮捕×悪意』と訳すると、意味合いもまた変わってくるのが面白い
誤認逮捕や、不祥事のもみ消し……警察の腐敗を糾弾する黒幕側の思想とも重なる。
二重の意味を持たせたタイトルだと、1分30秒の猫反転カットで気づくっていうね〜。
EDや、途中で挿入される演出ムービーも格好良かった!

 

黒蝶のサイケデリカに引き続き、続編である『灰鷹のサイケデリカも』このタッグ。
上のカラマリでもそうだし、えん〔Mju:z〕と小畑敦彦は組むことが多いのかも?。
主題歌である志方あきこ「灰空の雫」も魅力的だし、映像面でみてもサイケデリカらしくて好き。
万華鏡の地の上に、スノードロップが咲いているところとか
秘密(かせ)を背負い生きるものが 望むのは何か』で、前作のスチルが垣間見えるところとか。
前半に映る英字は、タイトルロゴの下にも小さく書かれているもの。
 内容は、読んで字の如くっていうか、ぶっちゃけそのままだね。
 ”Psychedelica of the A A-nisus
 Snowdorop and Via-Kaleido stories for children”

 

神月社
 

はい、格好いい〜〜〜!
ノイズがかった画面と楽曲の親和性がたまんないね!
イントロのエレキが、一気に期待値を上げてくるところがツボすぎ。
スチルの切り替わりも惚れ惚れするぐらいクール!!!
1分35秒、眼鏡が片桐を見下して一瞬挿入されるカットが良い。THE 鬼畜って感じで。
映る英字は以下の通り。
untie all your DESIREs:お前の全ての欲望を解放する
Change mind, with no ENDURE: 耐えられない意識を変えろ
サビの英訳だね。『under darkness  閉じ込めた衝動 解き放つ』と『打ち寄せる希望を 鮮やかな絶望に変えて』らへんかな。

 

 

君達は、どこまで格好良ければ気が済むわけ!?
元々格好良かったのに、また格好良くなって!もう!
Remix でテンポが早くなってスチルの詰め込み具合も上がり、
ファンディスクに相応しいっていうか、ファンの期待に見事に応えすぎだよな。
なかなかFDで、ここまで前作に匹敵するようなOPって作れないと思うよ。
ああもう本当に好き。大好き。
1分14秒で、一番好きな太一の顔がズームアップされるのもたまらないし
1分18秒、ソファで全員がスーツ姿でキメる一枚絵とか、言葉が出ないくらい萌える。
ああいう全員の集合絵をOPに入れるの、義務にして欲しいくらい大好き。
1分26秒からの2秒間で8枚のスチルを見せるところも狂おしいぐらい好き。
そこのところで、最後自分が自分と結婚するスチルで締めるの、鬼畜眼鏡らしい頭のおかしさで最高。

 

時風聖夜 (時の宿)

 

でた〜〜〜!超A級のオープニング詐欺ゲー〜〜〜〜!
このゴシック・ロマンな雰囲気とは全ッ然別物、全年齢対象ほのぼのゲーですから!
サビのアルジェンとディスが泣いてるスチル、本編で5秒も映ったかどうか怪しいし、
戦闘立ち絵もモブ相手に対して一瞬使われただけだし!
でも、本編の優しいみんなの事、大好き。
ただ映像が打ち出したコンセプトと、実際の内容の魅力は別方向のもので、
どちらかを好きになればなるほど、どちらかの彼らを違うと感じてしまう。そこが、歯がゆい。
オープニングの出来がすごい良いだけにね。
この映像はクレプシドラのOPとして見るんじゃなくて、
「クレプシドラ・ゼロ」のイメージPVとして見るのが正しいんじゃないかな。
在り得たかもしれない前日譚の、イメージPV的な。

 

同人ゲームサークル:AlaruM の男の娘ADVゲー。
OPをYoutubeで知ってから7年近くプレイしたいと思っていて、ようやく入手出来たんだよね。
本編も、OP同様めちゃくちゃ良かった!
特に好きなカットが1分16秒、笑っていた3人がマティアスとヨシュア&デイジーに分かれてすれ違うところ。
三角関係の醍醐味が端的に表されていて、見た瞬間から『すげえな!』と思っていた。
マティアスとヨシュアのキスからアイスクリームのスチルへ、
それがそのままBADエンドにも繋がってくるところもこれまた上手いんだよね。
7年間、ずっと気にし続けていて良かったと思えたゲーム。
同人ゲーってツボにくるやつは、まさにどツボで、これだからやめられないよ!