個人的お気に入り度 4 / 5
…まさかKAT-TUNの楽曲をアニソンとして扱う日が来るとは思わなかったり。
KAT-TUNというグループは表題曲はもちろん、CP曲までハイクオリティなものだからシングルを聞くのがいつも楽しい。
今回は特に3曲目「FEATHERS」!!KAT-TUNらしいオラオラ系ハードロックがたまらなくクール!!
「KISS KISS KISS」の通常盤「NOTHING ELSE MATTERS」といい
「In Fact」の通常盤「Birds」といい、彼らのシングル通常盤3曲目は本当に外れがない。
充電期間に入るラスト1枚前のシングルだが、そんな事を忘れさせてくれるぐらいに4曲とも格好良かった。
1.Tragedy
何度 今日の 過ち犯せばTRAGEDY 越えられるだろう
ABメロはKAT-TUNらしい、デジタル・ロック。こういった系統の安定感は流石だ。
サビでメロディーが明るい、メジャー寄りになるのだが、ベースはABメロと変わっていないので
格好良さを保ったまま、開放感のある雰囲気になっていると思う。
光が満ち溢れるのではなく、光が差してくるような、そんな印象がとてもKAT-TUNらしい。
(解き明かしていく A to Z)のエフェクトコーラスもたまらなくクールで好き。
でも今曲で一番グッときたのは間奏だ。
直前の「共に生き抜く ただこの瞬間」から一転、別曲かと思うような穏やかなパート。
「二度と哀しみに流す涙なんて 僕らに要らない」という歌詞もさることながら、
その上にかぶさってくる「悲劇を今越えてく」の声に泣きたくなってしまった。
真面目度で言えばクラシックとコラボしたNEWSの方が上なのだけど、あれはそういう次元ではなかった。
「え、え、これはギャグでやっているの?笑っていいの?」と戸惑っているうちに終わるOPなんて
「新テニスの王子様」の謎オペラOP以来だったよ。
「新テニスの王子様」の謎オペラOP以来だったよ。
2.熱くなれ
世界中の誰よりも熱く響いた鼓動 新たなステージへ 願いを導いてく
ポカリスエットのCMタイアップでももらえそうな、爽やかなナンバー。
KAT-TUNシングル2曲目らしい、と言えばらしい雰囲気だ。
ストリングスとピアノを時折響かせつつ、アイドルソングらしい明るさで歌い上げてくれるところが好き。
メロディーも口ずさみやすいキャッチーさとリズムの良さがあるし。
(ONE DAY)(ONE LOVE)のコーラスも何だかキュート。
間奏でメンバーが「お互い」「輝ける」「真実を」「「「照らす」」」」と掛け合いしてくれたパートも良かった。
3.FEATHERS
儚いSECRET OF MY HEART 穿ってよ
こーーゆーーのが聴きたかった!!!!聴きたかったよ!!!
ハードロックで完璧にキメながらも、
「CRESCENT CHILDREN」や「EVERYBODY FLIES」の箇所で魅せる美しさ!!
何だあれ、格好良すぎだろう!!
イントロの期待値爆アゲ感から、アウトロの潔さまで完璧。
私が聞きたいと思うKAT-TUNの楽曲そのまんまだった。もう最高に格好いいとしか言えない。
フレーズで言えば「愛という名のMISERY」と「傷つけ合う鼓動までも REALITIES」、
「致死量の切なささえ定めのよう」に「明かさず 凛と パラノイアの夜に隠したLIES」が好みかな。
文脈なんてもんは二の次、「ただ」格好良さだけを追求していってくれるKAT-TUNが私は好きだ。
硬骨なクールさを細部に至るまで表現してくれる、そんなプロ意識に惹かれているんだと思う。
4.TWILIGHT
胸の奥で 時をかけて 巡るいとしさを もしも君に返せるのなら どうか飾らずに
懐メロ風味の、哀愁匂わせるバラード。
パッと「好き!!」と言えるような派手さはないが、じわじわと「良い曲だな〜…」と思えるタイプのスルメ曲。
ボーカルの透明さと、アコギのシンプルさがマッチしている感じが好きだ。
「未完成な日々の全て 許せる明日が来るとしたら」のフレーズもいい。
トワイライト:薄暮という名の通り、朝焼けの前にも夕暮れの前にも感じられる雰囲気も素敵。
以上、KAT-TUN「Tragedy」の感想だった。
騙し 騙し あなたに近づけば 心が血を流す tragic
いつ見ても、この妖艶の乱れ咲きバーゲンセールみたいな映像は素晴らしいなと思う。