vita「灰鷹のサイケデリカ」【ネタバレED感想】
vita「灰鷹のサイケデリカ」OP
灰鷹のサイケデリカ OP
「黒蝶のサイケデリカに引き続き、続編である『灰鷹のサイケデリカも』このタッグ」
「上のカラマリでもそうだし、えん〔Mju:z〕と小畑敦彦は組むことが多いのかも?」
「主題歌である志方あきこ「灰空の雫」も魅力的だし、映像面でみてもサイケデリカらしくて好き。
万華鏡の地の上に、スノードロップが咲いているところとか
『秘密(かせ)を背負い生きるものが 望むのは何か』で、前作のスチルが垣間見えるところとか」
「前半に映る英字は、タイトルロゴの下にも小さく書かれているもの。
内容は、読んで字の如くっていうか、ぶっちゃけそのままだね。
Psychedelica of the A A-nisus
Snowdorop and Via-Kaleido stories for children」
「灰鷹のサイケデリカに関しては、ED感想も書いたのでそちらで」
映画 「レクイエム・フォー・ドリーム」 【感想】
「レクイエム・フォー・ドリームという、2000年公開の米映画を見たんよ。
原作はヒューバート・セルビー・ジュニアによる小説で、「夢へのレクイエム」
監督は「ブラック・スワン」の方が有名なのかな、ダーレン・アロノフスキー」
「上映時間が100分と短いのも、個人的に合ってたり。
「早いカットと展開で話が進み、退屈する時間が1秒たりともなかったもん。
アニメから始まった監督らしいから、画面上の構図が把握しやすいのも助かった。
主観であることを表現するため、人物を中央に配置している画面が多いんだけど、これはアニメにも通ずる演出よね」
助けてもらえる場所はあったはずなのに、彼女が不必要だと思ったら、それは無いのと同じ。
だからこそ余計に、もう死しか救えないであろう彼女の姿が哀しい」
「音声解説で、タイロンだけが希望の光だと言われていたが、それを象徴するのがこのカット」
「隣に散乱しているのは、自身の夢であった服飾デザインの切れ端。
マリオンのラストが、一番レクイエム・フォー・ドリームという感じがするな」
「おまっ、マジかよ!?」ってなるし
言えないよね」
いや、もしかしたら私も穴に飲まれかけているのかもしれない。そこが怖い。」
個人的な2017年夏アニソンランキング&感想 【16曲】
vita「Collar×Malice」OP
Collar×Malice OP
「カラマリOPもまた、コンセプトに忠実」
「閉鎖された新宿で起こる、連続猟奇殺人テロを解明をしていく刑事もの。
クールでソリッドな、大人びた雰囲気がよく出てるよね」
「一瞬だけ表示される英字を読み解くのも楽しい。
「the clear ideal and inform justice ―――all lead to Resuscitation
明確な理想と正義を伝えること――全ては再生へと繋がる、のとことか好きだな」
「タイトル:Collar×Malice は、直訳すれば首輪×悪意。
主人公側視点から見れば、主人公に取り付けられた毒薬入りの首輪のことだけども、
collarには首をつかまえることから、逮捕するという意味もある。
『逮捕×悪意』と訳すると、意味合いもまた変わってくるのが面白い」
「誤認逮捕や、不祥事のもみ消し……警察の腐敗を糾弾する黒幕側の思想とも重なる。
二重の意味を持たせたタイトルだと、1分30秒の猫反転カットで気づくっていうね」
「EDや、途中で挿入される演出ムービーも格好良かった」
南條愛乃 Feat.やなぎなぎ 「一切は物語」 【感想】
まずは使われている単語の和訳から。
このちょっとだけ知識欲を掻き立てられる具合もまた上手い。
木霊する ostinato (一定の音型を繰り返して演奏すること。執拗反復)
朝に生まれる cling to life (生への固執)
明日へ注ぐ obbrigato (必要不可欠な助奏のこと)
はじまる bel canto (美しい歌、の意を持つ歌唱技法)
響き合う capriccioso (気まぐれに)
音楽用語が所々に散りばめられている。そういう単語の何が良いって響き。
特にラスト『もうお仕舞い』の高音は。
それはまるで二重のらせんを描く様に』っていうとこ。
こっちはまさに荒野を染める鮮血の赤。
初めて聞いた時は、なにこれ、魔法!??とすら思ったよ。
こういう事が起こるんだろう。は〜〜〜、すごい。
作曲:増田基生 編曲:増田基生・小高光太郎とのことで。
小高光太郎の方は、最近だとアニメ「エルドライブ」OP「Our sympathy」の作編曲で聞いた名前。
インストの方が、室屋光一郎ストリングスが堪能出来るからよく聞く。
間奏でピアノがなだれ込み、サビ終盤へ盛り上がっていく迫力がたまらない!!
『嵐の中で君だけは』というタイトル通りに強く巻く風と、その中心に差す光が見える。
see-saw「Dream Field」 【感想】
イントロからして最高だよね!!
音階が下がり上がるエレキに、風のように響く謎言語コーラス。
ドラムと共に、視界がパーッと開いていくような感覚は、まさに『Dream Field ver.』
アレンジ自体は激しいロック調、歌詞と歌声は切なさそのものなのがsee-sawらしい。
最近は、ReTracksの方ばっか聞いてたけど、やっぱり原曲も原曲で味わい深い。
ピコピコ電子音がだからこそ、心躍る何かがある……っていうか、ガンダムSEEDっぽい。
歌詞については、ReTracks ver.についての記事*2でも書いたので割愛。
『黄昏の海』同様、「あんなに一緒だったのに 夕暮れはもう違う色」が全てかな。
見えている世界が違っていくことの、根源的な寂しさ。
そんなものが、一文で言語化されている上、
『君は僕に似ている』に続いていくんだよ!すごい!素晴らしい!奇蹟!
すっごく個人的なイメージだけど、この曲は塔を思わせるんだよ。
ピアノの和音がスタッカートで続くところが、塔の階段を昇っている感じ。
入ってくる弦楽器も、遥か彼方、上空に漂う長い雲をイメージさせる。
ラストサビの直後、盛り上がるアウトロにのせて崩れていく、そんな塔。
タイアップ先アニメの舞台は知らないんだけど、共感してくれる人っているのかな?
今曲のイメージは深海。
濃藍の地に、群青色の水面が映り揺らいでるような、深い水の底。
イントロが、チェロと低音のパーカッションで始まるから、その影響が強い。
ボーカル&メロディーも、全体的に抑揚のない低温度な歌声だし。
ただ低いだけでなく、青の深みを想起させる音作りには、本当プロってすごいと思う。
『記憶』が深海なら、こっちは朝焼けに染まる熱帯雨林というイメージ。
パーカッションのリズムが熱帯めいてるし、視界を開くフルートの使い方が、すごく梶浦由記。
そう、こういう壮大な景色を目にしたかったと、気付かされるような。
ただ歌詞は割りとドロドロっぽい匂いがするよね。
「二人 瞳に秘密失くしても 重ねた腕をほどきはしないわ」とか結構怖い。
いや、最後はちゃんと「終わるはずのない恋に優しい夜明け」と綺麗に締めているけど。
雄大な自然を感じさせる若干ドロドロ系失恋ソング、って中々無いし面白いんで好きです
(see-saw、三谷知世、ALI PROJECT)全員大好きだから、誰が動いても嬉しい」
「.hack//G.U.」GAME MUSIC O.S.T.
- アーティスト: ゲーム・ミュージック,安西康高,三谷朋世,まつやまぴろし,福田考代
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2006/09/06
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