最後の最後でまだ進化するか、普通!!? KAT-TUN「UNLOCK」(ドラマ「怪盗山猫」主題歌)感想

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個人的お気に入り度 5 / 5
 
ドラマ「怪盗山猫」の主題歌であるKAT-TUNUNLOCK」(通常盤)を聞いた。
同時にKAT-TUNが4人体制でリリースする、ラストシングルでもある。
この「UNROCK」を境に、3人体制となったKAT-TUNは充電期間へ入る。
寂しいような、もったいないような、そんな複雑な思いで、一曲ずつ順番に上から聞いていった。
1曲目「KAT-TUNらしい、クールなデジタルロックチューンだなあ…」
2曲目「KAT-TUNらしい、爽やかで疾走感のあるウキウキナンバーだなあ…」
3曲目「KAT-TUNらしい、切ないながらもきらびやかなバラードだなあ…」
4曲目「……!???!?!?!?
ラストシングルのラストナンバーでそこまで攻めるか!??と度肝を抜かれるぐらいの楽曲が、そこにはあった。
 
 

 

1.UNROCK
愛なき霞んだ時代へ UNLOCK A MASTER FAKE
KAT-TUNお得意のデジタルロックチューンながら、どことなくクラブミュージック感もある一曲。
またBOOM! THE DEUCE!」らへんの単語センスや「UNROCK A MASTER FA FA FAKE」と
音を重ねる所、間奏のボイスパーカッションがそう感じさせるのだろうか。
間奏の音の詰め込みようはまさしく「狂い咲いて LOUD」だ。
ボーカルも、時折のぞかせる雄っぽさがこれまた格好いい。
2番のBメロ「ダークスパイダー」と間奏「LANDSCAPE」の2箇所とか、かなりときめく。
1番と2番のサビを「HELLO,CRAZY!」と「HELLO,LAZY!」で使い分けてみたり、
BLEAK  A MASTER FAKE」の中に「UNLOCK A MASQUERADE」を混ぜたりと、
遊び心の感じるリリックも流石。
 
 
2.GREATEST JOURNEY
シュガーとビターを味わう SUNSET 優しさ知らずに進めぬ TRAVELERS
タイトル通り、「旅最高だぜ!!」というウッキウキ感が存分に伝わってくるナンバー。
BPMも前曲よりかなり早めなので、爽やかに駆け抜けてく雰囲気がよく出ている。
エレキギターにアコギ、ハンドクラップ音を多彩に用いてるのでポップかつ華やか。
サビラストのアルペジオ(?)で、テンションを落とさず締めるところが、とても良い仕事をしていると思う。
歌詞で言ったら上記のフレーズが一番のお気に入りなのだが、
1番のAメロ「フェイバリットナンバー 詰め込んで」のわくわくにあふれてる感じも好きだ。
まあでもやっぱり言いたいことは「旅最高だぜ!!」だよね。
 
 
3.HONESTY
路なき未知でさえ 渡ってゆけるから 瞬間の中で奇蹟に触れるよ
前シングル収録の「Twilight」によく似た系統のバラード。
嫌いじゃない、嫌いじゃないのだけど、どっかで聞いたことあるような雰囲気というか。
メロディーアレンジ共に、あまりピンとは来なかったのだが「FO(U)R」というワンフレーズは良かった。
発音は「FOR…」なので、歌詞カードを眺めないと気付かない類のファンサービスにぐっときたり。
作詞:25→graffiti は「楔-kusabi-」収録の「4U」も担当しているので、4にかける想いも何かあるのだろう。
4人体制になってから出した初めてのアルバムと、4人体制のラストシングル。
どちらもを担当した作詞家だからこそ、私にはこの「FO(U)R」がとても特別な輝きを放っているように思う。
 
 
4.JET
僕らは罪と罰に憧れ 赦し合えもしないで ただWEAKNESS 銀河の監獄で
最後の最後で、まだ進化するつもりか!??
イントロの重い電子音が聞こえてきた瞬間に「あ、これはヤバいぞ。なんかすごい曲くる」と思ったらキた。
通常盤とは言え、ラストシングルのラストナンバーで
ここまでアーティスティックに冒険した曲やる!?普通!?
充電期間に入る前のラストシングルなんだよ!?
そこで「インペリアル 陥落せよ」とか「愛しあうWEAKNESS 捻れてゆく歪なUNIVERSE」とか歌うか!?
しかもベースのサウンドは、宇宙船をイメージさせるような、壮大かつゴリッゴリなロックで!?
これだからっ…これだからKAT-TUNは最高だぜ…!!!
既存曲のどれに似ているとも言えない、完全に一皮剥けたKAT-TUNの楽曲がそこにはあった。
アイドルソングらしい、希望や明るさなんてのは微塵も感じさせないサウンド。
ただただ尖って、尖りきってゆく姿は、どこかデビュー時の彼らに似ているように思う。
この曲を、充電期間に入る前のラストシングル・ラストナンバー(通常盤だけれど)に持ってきた彼ら。
数あるジャニーズのグループの中で、私はずっとKAT-TUNを好きでいて良かった。
ひたむきに、こういった系統の格好良さだけを追求していく彼らだから、ずっと好きで居続けられたたんだと思った。
歌詞はどれもシャープかつクールでイケてるが、特に心掴まれたのは「まだTHE END」。
銀河の果てを目指すのだろう、ならばTHE ENDぐらいで終わってるわけにはいかないよな。
 
 
以上、KAT-TUN「UNLOCK」の感想だった。
聞く前は少しの不安と、大きな寂しさが胸を占めていたが、今はもう「やってくれたな〜〜〜!!」という嬉しい裏切りで一杯だ。
やってくれた、やっぱりKAT-TUNKAT-TUNであってくれた。
充電期間?存分に充電してください。
最後に「JET」を聞かせてくれた、その事実だけで、私はまたいくらでもKAT-TUNの新曲を待ち続けられる。
一ファンの不安を吹き飛ばしてくれるだけの、大きな大きな力を持った一枚だった。