ポルノグラフィティ「アゲハ蝶」のシングルに隠れた名CP曲「別れ話をしよう」について語りたい

 先日の記事を書く際、自分の好きなアーティストの歌詞について色々思い出してみた。

その中でポルノグラフィティの歌詞についても考えた。
もし私が「ポルノグラフィティの中で一番好きな曲は?」と聞かれたら30分ぐらい迷って結局決められないと思う。
活動初期から今にかけて、すごくキャッチーで私好みの音楽を彼らは作ってくれるからだ。
 
でも「ポルノグラフィティの中で一番好きな歌詞は?」と聞かれたら即答できる。
別れ話をしよう」この一択だ。
別れ話をしよう

別れ話をしよう

今日までは愛する人 店を出たら遠い人 微笑みさえ消すのは僕

タイトル通り、薄暗いバーで別れ話をしている恋人を歌った失恋曲。
私はこの曲が、雰囲気・メロディー・アレンジ・歌詞含め満点をあげたいほど好きだ。大好きだ。
関係を解消することの呆気なさと、断絶感が本当に上手く表現されている。
そして「別れ話をする」までに至った経緯を匂わせるフレーズもこれまた上手いんだよなあ。
惚れ惚れするぐらいだ。
あんなにも焦がれた 君の瞳が怖い」と岡野昭仁のボーカルで歌われるとゾクゾクくるものがあるし
また巡りあうには 東京は広すぎる」の残酷さも素晴らしい。
恋人と呼ぶほど親密になった相手だって、連絡先を消しさえすればもう二度と出会えないかもしれない。
この呆気無いほどの軽さが怖くて痛くて好きだ。
さっきまで愛した人 今はもう遠い人 じゃあさよなら…ねえ恋人」で締めるのも最高。
 
 
話は逸れるが、私の好きな別れソングの一つにsee-saw黄昏の海」という曲がある。
黄昏の海

黄昏の海

 そのワンフレーズ「寂しい眼差しを重ねて眠った夜も消えて」は今回の「別れ話をしよう」に通ずるものがあると思う。 

焦がれた瞳は怖くなり、共に眠った夜は消える。
失恋とは一つの関係の消失で、そこに消える以上の意味を持たせられるかどうかは相手に対する残った愛次第なのだろう。
私はそれを見るのが好きだ。
関係を解消したあとに残る、ほんの一瞬だけの揺らぎみたいなものが好きである。
そしてそれがドライで冷めた目線であればあるほど萌えるというか。
…これ、一歩間違えれば相当下世話な感覚ではと不安になるが、対象が歌詞だから別にいっか。
 
 
ミリオンセラーを記録した6thシングル「アゲハ蝶」のCP曲ながら、今現在アルバム収録はされていない。
というかポルノグラフィティはCP曲を冷遇しすぎだろう。
「2012spark」のCP曲「9.9m2」や
9.9m2

9.9m2

 僕を置き去りにして世界は知らぬ間に廻っている 
恨めしいこの気持ちで息苦しくなってる6畳のワンルーム 

「オーリバル!!」のCP曲「デザイア」 
デザイア

デザイア

 冷めやらぬその昂ぶり あなたを巡る旅は続くのでしょう

等良曲が目一杯詰まっているのに。
今度ベストアルバムを出す時は、CP曲を集めたベストアルバムを一回ぐらい作って欲しい。
心からそう思っている。