7月7日から「マジェスティックアワー」なので、石川智晶の関わったマジェプリ曲6曲について現時点での愛を

アニメ「銀河機攻隊マジェスティックプリンス」再放送「マジェスティックアワー」の放映詳細が来た。
BS11なら我が家でも見えるし、録画出来るぞーーー!!やったーーーー!!

7月7日(木)、BS11だったら26:00〜、ニコニコ生放送だったら22:00〜放映とのこと。
これで毎週2話ずつ、マジェプリを楽しむことが出来る。
アニメ本編視聴に向けて軽く予習でもしておこう、と石川智晶が関わったマジェプリ5曲+セルフカバー1曲を聴き返してたら、普通に泣けてきて困った。
 
まずOP1の、昆夏美私は想像する
私は想像する

私は想像する

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MY CUSTOM MAID 規格外の誰かになってみせる 遺伝子に背を向けて

もう初っ端から好きすぎてたまらない。
OP映像の出だしが、受精卵の卵割を写しているところからしてたまらなく興奮する。

http://1.giftube.nu/complete/B/HhXdLC.gif?1466263509

放映当時の一年前、iPS細胞がノーベル賞を受賞し、万能細胞についてのニュースや記事をよく見かけた後だったからこそ、余計に。
どの器官にもなりうる、分化多能性を持った細胞。
もちろん、受精卵もこれに該当する細胞だ。
そんな生物的知識を持った上で聞く「つまらない欲で バランス取って 愚かに人並みになっていく」や
生きてるヒトはすべて欲しがる カラダはもう無駄なものばかり」なんていうフレーズに高揚しない訳ないでしょ!!
冒頭の映像だけで「遺伝子操作」を示唆し、物語を語り出そうとする意欲が感じられて、大好きなOP。
昆夏美のボーカルも透明感のある力強さというか、熱いんだけど、クール。
エフェクトコーラスが混じった「私は想像する」に、無機物と有機物が噛み合うような融合っぽさを感じる。
Zelig worksのアレンジも好きだなあ。
ロック調ながらも、ラスト「血の通う何かインプットするだけ」で鳴り響くストリングスが、ヒステリックで良い。
 
 
作詞作曲を担当した石川智晶のセルフカバー「私は想像する」は、世界観を確立しすぎ。
私は想像する

私は想像する

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私は想像する この手を開いて 飛び立つ鳥へと 私は想像する

前曲のイントロに多少あった不思議系ワールドを、5倍マシマシでお届けします、って感じだ。
ラスボスとの戦闘曲に流れてきても、全然おかしくないほどの凄みが滲み出ている。
石川智晶信者なものだから、どちらが好きかと聞かれたら断然こっちだと答えるが、アニメのOPは昆夏美の方で良かった。
一見さんお断りすぎるだろ、こんなOPのロボアニメなんて。
特に3分33秒からの逼迫感は、並大抵のことじゃ出せない音だと思う。
ただヘッドフォンから流れる音を聞いているだけで、「うわ、追い立ててくる」と感じる楽曲なんて稀有。
血の通う何かインプットするだけ 私は想像する この手を開いて 飛び立つ鳥へと」と
ラストコーラス「私は想像する 私は想像する 私は想像する」を、
コーラス中毒者の私はたまらなく気持ちいいと感じるが、その片隅に、仄かな怖さが確かにある。
そこら辺の機微に触れさせてくれるたび、私は「石川智晶は天才だなあ、やっぱり」と思うよ。
 
 
話を戻して。
6話の挿入歌兼、昆夏美「私は想像する」のCP曲「ココロ」は、牧歌的な美しさに満ちた一曲。
ココロ

ココロ

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トランクは空のまま旅を続ける

昆夏美のミュージカル界出身らしい、温かく美麗な声が胸に沁みて沁みて。
季節には歌詞内で言及されていないものの、目蓋には夏の澄み切った青空が浮かぶ
王道ゆえの、絶対的とも言えるような光が、輝きが、この「ココロ」にはある。
アレンジは同様にZelig worksだが、本当に素晴らしい良アレンジ。
「編曲 Zelig works」で検索しても、この2曲しか引っかからないのが不思議でたまらない……と思ったら。
Zelig worksと言うのは、毛利泰士+森山公一のアレンジユニットとのことらしく。
2人の名前をぐぐってみたら、呆然とするぐらい実績のある人達だった。
特に毛利泰士なる人物の実績を公式サイトから引用させてもらうと、
坂本龍一」のアシスタントを歴任するとともに、
槇原敬之」「福山雅治」「藤井フミヤ」などのプログラミング、ライブに関わる。
……マジェプリって、もしかして私が想像するより遥かに力を入れていた作品なのか……。
石川智晶の歌詞も、こう、すんごい好き。
1番のBメロで「トランクは空のまま旅を続ける」と歌った上での
ずっとココロ探してた その重さ掴んだ時 揺るがない「ココロ」が欲しいと 大きな鞄をまた用意してる
がね〜〜〜、文学的というか、詩的なんだけど、共感出来る。言っていることが理解できる。
どことなく、小川洋子に通ずる世界のような。
小川洋子の偏愛短篇箱 (河出文庫)

小川洋子の偏愛短篇箱 (河出文庫)

 

 機会が会ったら、小川洋子石川智晶の類似性について書きたいと常々思ってはいる。
でも、超私的な思い込みと言われたら、それまでだしなあ。
今曲のフレーズで言えば、上記の他に「眠れない夜だけど」も気に入っている。
後述する「Respect Me」の「風が通る部屋で 眠れずにいたこと」を連想させるようなワードだし、
元々不眠ソングが好きな性分もあり。

 

 
ED1は、相変わらず世界観を確立しまくりの、石川智晶サヨナラっていう
サヨナラっていう

サヨナラっていう

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サヨナラっていうから サヨナラってサヨナラ 

地味ながらも、噛み締めているとじわじわと味が出てくるスルメ曲。
イントロのエレキギターで、あんなにも宇宙的空間を広げられる手腕と訴求力がまず凄いと言えば凄いのだけど。
私がもしVRか何かで、宇宙空間を体験できるとしたら、この曲をBGMでかけるね。
ドラムも心地良い低音を刻み、浮遊感に身を委ね、流されるのが中毒になるぐらい心地よい。
音と言葉だけで、別次元の景色を見せてくれる。
やっぱり、石川智晶小倉博和のタッグは最高だ。
そんなユニバースな雰囲気を持ちながらも、2分49秒でいきなり時計の秒針を入れ込むアレンジにはもーーー!!まいった!!
だって宇宙と時計って、対極にあるものだろう。
人間が決めて、人間だけが守っている時計。
宇宙の規模と比べると、あまりにちっぽけなその存在の音が、ここではあまりに大切そうに響いているもんだから、泣きたくもなる。
果てしのない宇宙で争う、人間の記憶。
ロボ操縦者――パイロットを暗示させる良アレンジだ。
この箇所のコーラスは「miss miss miss I miss…」という解釈でいいのかなあ。
missについて、辞書を引くと「<人>がいないのを寂しく思う」の他に「<人・者>の不在に気づく」というのもある。
私の感覚では、後者の方に当てはまるような気が。
直前のフレーズが「ぼんやりした過去を早回しして 眠りにつけるはずもなく」だからかな。
過去を回想し、寂しく思うだけだと、ちょっと石川智晶の詩としては物足りない。
秒針につられて戻った今現在、誰かがいなくなっていたことに気づく……なんていう物語の方が個人的には好みです。はい。
他には「地図を広げても 紙切れ以上にみえない夢なら」と「体の真ん中 時計があるなら壊して」が好きだ。
特に「体の真ん中 時計があるなら壊して」は、座右の銘にしたいくらい。
仕事も娯楽も、やりたい事とやるべき事が溢れすぎて焦る日々の隣に、いつもこの言葉があればいいのに。
忘れちゃうんだよね、いつもいつも。時間に追われて。
だから、この言葉が歌詞であった事が嬉しい。
本を開かずとも、walkmanの再生ボタンを押して2分17秒後には、この言葉を聞かせてくれる事実が嬉しい。
 
 
「サヨナラっていう」のCP曲&最終話の挿入歌らしい「その逆
その逆

その逆

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その逆 逆に恐れているもの

石川智晶にしては珍しい、アップテンポなナンバー。
メロディーというより、イントロのピアノとコーラスの「その逆」が印象的。
特にアウトロのコーラスは、時折口ずさんでしまうほど、軽快で爽やか。
だけど、歌詞は前曲以上に掴みどころがない。
言いたいことは朧気に分かるのだけど、核心がどうにも手から零れていくようなもどかしさ。
その逆、その逆歌われすぎて「どの逆だよ!?」と軽く逆ギレしたくなるぞ。しないけど。
歌詞については所々、彼女が前に作った曲と共通点を感じたりもした。
出だしの「愛されたいと望んでいるヒトほど かたくなに向こう側でドアを締めてる」は「クラウディ」の「誰かに強く愛されたいと 望んでいるのに求めてないんだ」に通ずるし
クラウディ

クラウディ

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1番Aメロ「上っ面な優しさ 月夜に陶酔するだけの」は「インソムニア」の「ほら突然、月夜の下 勢いで走らされていたTシャツが 意味もなく擦り減らしたソールも苦笑いしてるようだ」を連想させなくもない。

インソムニア

インソムニア

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 それでいて2番で「君の手を握り 列車の窓眺めてた春景色 もう1人の空は仰げない」と割りとJ-POP的な事を言っているとこにギャップを感じる。
うーん、この掴めない感じが「その逆」の魅力なのかな。
その逆が全て満たすわけじゃないからいいの」は、すごく石川智晶らしいと思う。

 
 
で、ラストは私がマジェプリ楽曲の中で一番、いや石川智晶の中でも、最も気に入っている19話ED「Respect Me

「Respect Me」が現時点でサントラ収録のみって、本当にマジェプリ&石川智晶界の損失でしょ……。
今回の「マジェスティックアワー」にかこつけて、せめてiTunes配信ぐらいはして欲しい。頼む。

私の葬儀にかけてほしい曲ナンバー1なんだよ、マジで。
自身の死を「僕が生きて手にした光は 誰の目にも触れずにきたけれど 手のひらの分だけ Respect Me
なんていうフレーズで送り出してくれたら、もう言う事ない。
イントロからアウトロまで、「泣ける…すげー泣ける……」という音しか詰まってない。
10回聞いたら、10回涙ぐめる自信があるし、実際そうだよ。
「Respect Me」を聞くたびに、どこかしらで「ううっ……ヤバい…」と目を潤ませてるからね、私。
最近は特に「あの椅子に他の誰か座るなら 今が愛おしいと伝えて」がヤバい。
涙腺直撃。
ラストのCメロとかさ、もうあれで泣かない訳ないじゃん……。
こんなにも極楽浄土です!!みたいなサウンドなのに、言っていることは案外救いがない。
客観的に見ればやりきれないフレーズだらけだ。
一番最初、出だしからの「会いたいよ 会いたいよ 昨日の感情」から
風が通る部屋で眠れずにいた」のに「こんな静かな場所で まだ風に吹かれ」て。
生まれてきた最初から終わり その先に続いていく永遠 覚めない夢」はどう考えても死で。
死してなお「君をみている
カトリック教で言う、煉獄にでもいるかのような状態なんだよね、この僕は。
天国にも行けず、地獄にも落ちず、浄化を待ち望む一つの魂。
やりきれないからこそ、切なく、胸に影を落としながら、こんなにも尊く思えるんだろう。
私だって知識では知ってたはずだ、人生を悔いなく生きるなんて無理だと。
何をどう生きたって、自分はきっと死ぬ間際に、ありえたかもしれない過去を妄想するんだと。
でも、それはしょうがないことだと、なだめてくれる力を「Respect Me」は持っている。
「もっと上手く生きられたかもしれない」と後悔しながら、あるかどうかも分からない死後の世界へ旅立つ。
何をどうしようと、確実に来る未来に、握りしめられる曲があるなら、この曲がいい。
という訳で、冒頭で言った通り、私の葬儀でかけてほしい曲ナンバーワンです。
 
 
……本編未視聴なのに、ここまで思い入れがあっていいのか。
勝手に思い入れして、勝手に落胆するようなファンになりたくないなあと思いつつ
マジェスティックアワー」は楽しみ、ほんっとうに楽しみ。
秋には劇場版公開も決定しているし、大音響で石川智晶の新曲が聞けたら泣くなあ、きっと。
……そういや、当然のように映画の主題歌は石川智晶がやると思っているのだが、これで彼女じゃなかったらどうしよう。
石川智晶の公式ブログとTwitterを見ても、今のところマジェプリのマの字もないし……。
昆夏美に提供する形でも何でもいいから、少なくとも1曲は石川智晶が担当してくれますように。
ほら、ガンダムOOの映画だとW主題歌+挿入歌で3曲も流れたじゃん?そんな感じでも全然いいんで。

(ちなみにUVERworldTHE BACK HORN石川智晶の3者。
 TVアニメのタイアップ曲、どれもめちゃくちゃ良かったから、その流れを汲んでくれた事が嬉しかった)

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