年末年始に「明治東亰恋伽」をやる!とはしゃいだが、諸々の過程を経てkindle内のノベライズ小説を読むことにした。
物語自体はかなり楽しめたので後日感想を書くが、小説内に出てくる東京の地名がさっぱり分からない。
東京在住ではないのでしょうがないのだが、誰がどこにいるのか、何がどこに建っているのか分からないのは嫌なので
これを機に東京地名を区ごとにおおざっぱではあるがまとめてみた。
東京に数える程度しか行ったことのない人間が作成したものなので、不備があればお知らせいただきたい。
<舞台設定>
物語の舞台は明治:1868-1912年。その中で、鹿鳴館が日比谷に建てられたのは1883年だ。
特定の年号が小説内では出てこなかったので分からないが、ゲーム内の時間もたぶんそれくらいろう。
23区の拡大図
4.築地精養軒(日本初の西洋料理店):中央区築地
(※2015年TBSドラマ「天皇の料理人」にも登場したりする格調高いお店)
6.鴎外の職場、陸軍軍医学校:新宿区 牛込
9.浅草:台東区
11.音奴と出会った銀座:中央区
12.音奴の置屋がある神楽坂:新宿区 牛込
13.八雲が滞在している帝国ホテル:千代田区 日比谷
…このぐらいか。
まとめてみると、案外こじんまりとした移動範囲のように思える。
体感したことがないからどうなのか分からないが。
<攻略キャラについて>
・森鴎外 (本名:森 林太郎)
1862-1922 満60歳没。軍医兼小説家の才人。
子孫に現代でも驚くような名前をつけたことが有名だが(長男:於菟(おと))
彼ら自身がめちゃくちゃなハイパーエリートなので問題なし。
代表作:「舞姫」「高瀬船」翻訳「即興詩人」
・菱田春草 (本名:菱田三男坊)
こちらにて詳しくまとめてあるのでどうぞ。
・川上音二郎 (幼名:川上音吉)
1864-1911 47歳没。俳優兼興行師。
新派の芝居を旧劇(歌舞伎)を凌ぐ人気へ持ち上げたことにより、「新派劇の父」とも呼ばれる。
政治的思想をずばずば盛り込みまくった歌「オッペケペー節」で一世を風靡した。
・泉鏡花 (本名:鏡太郎)
1873-1939 満65歳没。小説家。
幻想文学の先駆けとも知られる小説家。
ゲーム内に出てくる設定
は全て本人よるエピソードである。すごい、二次元キャラかよ。
・藤田五郎
1844-1915 満71歳没。
確立した肖像写真はないため、墓の写真で代用。…ひどいな。
どこへ行っても有能な人は有能なんだなあと思わせるエピソードである。
・小泉八雲 (本名:Patrick Lafcadio Hearn)
1850-1904 満54歳没。民俗学者兼小説家。
その歳の名前が「小泉八雲」である。
16歳の時に怪我で左目を失明して以来、写真を撮られる時は必ずうつむくか右を向いているらしい。
これまた二次キャラのようなエピソードを持つ方でもある。
代表作:「知られざる日本の面影」「怪談」
・松旭斎天一 (別名:服部 松旭)
1853-1912 59歳没。奇術師。
チャーリーの別名ではあるが同一人物かどうかまでは不明。
「日本近代奇術の祖」と呼ばれるぐらい有名な人ではあるし、私も何となく聞き覚えがある名だ。
今でこそ当たり前になった娯楽ではあるが、この時代のマジックは本当に夢のようで楽しそうだなと思う。
というわけで、めいこいをより楽しむにあたって必要と思われる知識を自分なりにまとめてみた。
…ここまでしてゲーム本編をやらないのもどうなのだろうという気がしてこなくもない。
もう小説は読んだのだけど…でも藤田五郎とかすごく攻略してみたい…。