個人的お気に入り度 5/5
(※追記:2016/01/23 iTunes試聴音源追記しました)
私のポンコツスマホでは新作アプリ「幕末Rock 序極」に対応していなかった。
予想はしていたが、Google Play Storeにアクセスしたら「このアプリはお使いの端末に対応していません」と「インストール」ボタンすらでなかったときは流石にショックだった。
公式サイトの新規書き下ろしイラストが個人的にすごいいい出来なのがまた悔しさに拍車をかける。
カップリング投票で選ばれた2人が上下で対になっている構図とか最高だ。
龍馬にマイクを差し出している慶喜だとか、慶喜の方しか見てない井伊だとか、
なぜか戦闘モードばりばりの長州組だとか、
なぜか両手でマイクを握り締めている沖田とか、なぜかかなり若返ったように見える土方とかもう本当全員「好きだーー!」と叫びたくなるような気持ちにさせる。
1番気に入ってるのは龍馬とペリーが左右で対になっているところ。
前作「超魂」の楽曲である「GOD BREATH -混色様式-」流れを汲んでいるのが見てとれて、ホント最高だな!!!!と思っている。
二人がすんごい嬉しそうな表情なのがこうまた…じわじわと萌える。
ゲームのパッケージじゃこんなんだったのに
デュエットというのはすごい。
ROCKというのはすごい。幕末ROCK最高!!!
という訳で異なる人生を歩んできた二人が、こうなるまでの軌跡を描いた「幕末Rock 超魂 ミニアルバム」感想いくぜ!!!!
1「GOD BREATH」
破壊されズレた隙間も 濃密なオレ色に染色する
ワンフレーズで惹きこむイントロは流石。
5曲目の混色様式よりもだいぶ音が尖っている印象を受ける。アウトロでエレキギターの音色が尾を引くところとか。
「pain go away 「さぁ歌え」と疼く傷跡」あたりは他人の片魂を奪って歌ってきたことを示唆しているのだろう。
いやあ、本当格好いいなあと惚れぼれする一曲。
2「グラデーション」
いくつもの色が連なる 変遷の過程をもっともっと知りたい
歌詞がすごい好きだ。
沖田パートの歌詞は自伝的な意味合いが強いのに対して、ジュニアパートは未来の自分へと歌ったような印象。
ただMVの緋色で表されてるように、二人を変えたのは坂本龍馬である。
主人公だから当たり前だが、それでも私は龍馬の情熱が二人を変えた、助けたという事実が嬉しい。
助けられたほうが、その事実をちらっと歌詞で匂わせてたりするともうたまらない気分になる。
「昔の僕にはなかった責任 今では誇りにすら思うよ」とか「灯された火は熱を帯びて」らへんは龍馬を意識させるようなフレーズ。
他には「譜面から鮮やかに飛ぶメロディーが奇跡という名に混じる」は単純にセンスがいいと思うし
「ここにある現在はもう過去のことで やがてくる未来へと続いてゆくのか?」
「神様になんてなれないから 感情を乗せるのさ」
「ほら 見惚れたら置いてかれるぞ」のところとかは理屈抜きで「いいこというなぁ」と思った。
3「不完全パズル」
ぽっかりと空いたままの空洞 ちゃっかりと埋めにかかるモード
「もうこんな時間になってしまった」「今の今まで何してたんだ」ってフレーズ、汎用性高すぎるだろ。
これもまた、土方の恩返し…というか彼なりの感謝を表す曲だと思うと萌える。
ゲーム本編内でも桂と晋作が意気消沈していた流れでこの曲だったので、「幕末Rockはこうでなくっちゃ!!」とすごいテンションあがった曲でもある。
爽やかさを残しつつ、ドラムの激しさがクセになるアレンジもいい。
4「WHITE」
WHITE is calling me 色重なりあって またぶつけたくて Activation
もう神曲でいいよ、もう!!!!
リズムもメロディーもアレンジも歌声も全てがツボだよ!!!大好きだ!!!
どこをどう説明したらこの好きを説明出来るのか分からない。
初めて聞いた時も、一瞬で「大好きだ!!これすごい大好き!!」となったのを覚えている。
全体的な雰囲気が超魂團そのもので、しかも「what' this」の時からメンバーが各々成長した痕跡を感じる。
歌詞は「誰が正しいなんて もう一度白紙に戻せば」というフレーズがお気に入りではあるが…。
間奏の歌声がこれまた好きなんだよなあ。CV.谷山紀章の底力が存分に発揮されている。
そういや前曲には入っていなかったピアノがアレンジで入っている。その粒の音色も綺麗で好き。
5「GOD BREATH -混色様式-」
嵐を吹き飛ばして 紅色に染まる空
1曲目とは違い、だいぶアレンジがマイルドになったように思う。
「pain pain pain go away」と「awake awake awake from dream」の掛け合いでもう泣けてくる。
「誰かのために歌響かせば 気付くだろう光る魂」に私の好きな龍馬のエッセンスが凝縮されていると思った。
本当にこういう熱くて強い男大好きなんだよ!!夜明けの使者かお前は!!とまで思っている。
もうこれも格好いいと言うしかない一曲。本当に格好いい。
6「宙ノ翼」
飾りモノで終わりたくない 掌握してその声で
この曲が無ければ、徳川主従のことは別に好きでも何でもないままだっただろう。
アルバム内では一番キャラの内面が色濃く出ている歌詞だと思う。心理描写を歌にするとなぜこうもグッとくるのか。
激しいはずなのに、どこか寂しさが漂うイントロ。ドラムもギターもなく、ふっと消えるようなアウトロのピアノの音色。
「誰しも平等に幸福を 遍く散らして」が彼らなりの正義だった。信念だった。
「地の果てまで果てるまで 皆に幸あれ」を誰が悪だと言えるだろう。
天歌が生まれた背景にあった願いを思うと、ものすごく切なく思えてくる。
この曲は幕末Rockのストーリーを理解する上で、とても重要な一曲だと思った。
「あなたを強く輝かすため より深くて色濃い 闇となろう」がデュエットパートなのもまた…。
お互いがお互いしかいなかった、あの依存関係がよく出ているフレーズ。
何せ発売は2014年の11月なので、発売日当日に手に入れてからだいぶ時間が経っている。
ゆえに思い入れが強すぎて上手く言語化出来ない。言いたいことはただ「すごい好き」の一言である。
あと言及するとしたら…ジャケットのメンバー超イケメン揃いということか。
ゲーム本編の、ジュニアが沖田を女と間違えるストーリーに「えっ…どっからどう見ても沖田は男じゃん…」と戸惑ったものだが
彼は手と肩幅を衣装で上手く隠しているので、見ようによっては女に見えるかもしれないと思った。でも声は擁護しようのないレベルで男だと思うぞ。
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