2025年2月上旬に徳島県に行ってきた訪問記②。
(①↓の続きでこれがラストです)
せっかく徳島まで行くので『Proverbs』以外のゲームで何か元ネタ巡礼したいなと思い、思いついたのが『旅ねこ』に出てくる徳島レシピ巡回でした。
『旅ねこ』というのは、旅ねこを日本全国&世界各国に派遣し、そこのご当地グルメや観光スポットの写真を撮ってきてもらうという収集ゲーム。

本~~当に私はこの『旅ねこ』が大好きでして。
全ての収集要素はコンプしているし、しないでいい課金も3000円以上はしたと思う。
それでもまだ貢ぎたりないくらいで、アクスタとかぬいぐるみとか出たら即買いするから出してほしいよ。
ゲームに出てくる徳島グルメは、以下の12品。
【徳島県鳴門市】
・鯛めし
・鳴門金時のポテト
【徳島県徳島市】
・とくしまバーガー
・阿波尾鶏の焼き鳥
・フィッシュカツ
・徳島ラーメン
・ぼうぜの姿寿司
・すだちゴーフレット
・徳島もっちりチュロス
・豆天玉
【徳島県祖谷】
・でこまわし
・祖谷そば
そのうちの鳴門市&徳島市で食べられた7品を、アプリのスクショ写真と共にご紹介。
徳島県鳴門市:大海峡とおおきな渦潮

No.365 鯛めし
鯛を一尾まるごと炊き込んだ伝統の豪快飯。鳴門の海の味を丸ごとドン。
鳴門大橋を渡った直後のバス停:鳴門公園口近くの渦見茶屋で頂いた鯛めし定食。
ゲーム内では「鯛を一尾まるごと炊き込んだ」とありますが、一人でそんな量の米を食べきれる訳ないので、多少の齟齬はご愛嬌。
今回食べたのは鯛めし一膳とわかめの味噌汁、わかめの酢の物、大根の漬物、りんごとグレープフルーツ一切れずつ。
これね~~~!どれもすんごく美味しかった!
鯛めしは出汁の効いた優しく上品な炊き込みご飯でいくらでも食べられそうだったし、鳴門わかめの味噌汁&酢の物は歯ごたえがしこしこでこりこり。
「えっ、何かわかめがめっちゃ美味しくない!?」とその場で検索して鳴門わかめの存在を知ったくらいに、わかめに存在感がありました。
デザートもりんごとグレープフルーツ、2種類をちょっとずつつまませてくれる心遣いが嬉しいところ。
美味しかった記憶が今でもほわほわと漂う、素晴らしい一食でした。

No.366 鳴門金時のポテト
蜜たっぷり、鳴門の金時いも。外はカリカリ、中はホクホク。
鳴門大橋近くの展望台:エスカヒル鳴門内の売店で購入。
買った物自体は「氷芋」という商品名で売られており、「徳島産なると金時を皮付きでカットし絶妙な甘さのアンとからめて冷たく凍らせた一品です」とのこと。
だからまあ鳴門金時のポテトと言っていいかは微妙だけど、食感としてはほぼ一緒なので採用。
これもね~美味しかったな!
凍らせてあるからか外側の蜜がシャリシャリしていて、でも芋の中身までは凍ってないので冬でも食べやすい。
ちょうどよく小腹が満たせて、売店スイーツとしてこれが正解なのかも。
徳島県徳島市:すだちと阿波踊りの街

No.357 とくしまバーガー
徳島でとれた新鮮な食材を使い、味にこだわりぬいた絶品バーガー。
JR徳島駅から徒歩10分のウッドアイビスという喫茶店で購入。
店独自のメニューとしては「とくしま両国バーガー」という名で、
「徳島県の牛肉と豚肉を使って焼き上げたメンチカツに
照焼ソースを絡めよりジューシーに。
カレー風味を効かせた鳴門金時のマッシュポテト、
徳島名物のシャキシャキとした蓮根のピクルスとオニオンスライス
新鮮なレタスをふわっふわっなバンズに挟みました。
これぞ徳島!な味を是非お楽しみ下さい」とのこと。
とにもかくにもハンバーガーとして初めて食べた味で面白かったです。
メンチカツとカレー風味のさつまいもマッシュポテトを照焼きソースで食べるんだよ!?
徳島、というかこの店以外ではそうそう出てこない発想に思える。
でも食感としてはバンズ・メンチ・マッシュのふわふわ系でまとまっていて、食べやすかったし美味しかったよ。
蓮根ピクルスとオニオンスライスのしゃきしゃき感もアクセントして好印象。
全体的に柔らかい食感と味付けなので、ジャンキーさが求められるチェーン店ではきっと開発されないタイプのハンバーガー。
古きよき個人経営のお店で出され、観光客の好奇心を十分に満足させる良ご当地バーガーでした。

No.359 フィッシュカツ
白身魚のすり身をカレー風味にしてうすく揚げたもの。
外側はパン粉で、歯ごたえもいい。
JR徳島駅から徒歩20分のところにあった、徳島県を中心に展開するスーパー:キョーエイ 中央店で購入。
帰りの新幹線で食べるように買ったので、写真背景がもろに東海道新幹線内なのは笑ってください。
まずこの見た目で、かなりカレー味が濃くスパイシーなことが意外!
カツ自体は薄いのに結構ちゃんとピリ辛だし、その辛さも唐辛子ではなく中東スパイス系の辛さなんだよね。
もっとマイルドで薄ぼんやりした風味を想像していたので、この本格的辛さは嬉しい驚きでした。
そう言えばさっきのとくしまバーガーでもカレー風味のマッシュポテトが出てきたし、徳島ってカレーに何か関係あるのかな?と調べたところ、「大塚食品が世界初の市販レトルト食品「ボンカレー」を徳島市の徳島工場で誕生させた」ことに端を発するっぽい。
確かに大塚国際美術館にもボンカレーが復刻版パッケージで売ってたもんなあ。

No.360 徳島ラーメン
ハム工場のおかげで、安価で豚骨を入手でき、徳島にラーメンが流行。現在はいろんな味がある。
JR徳島駅から徒歩3分の徳島ラーメン麺王 徳島駅前本店にて注文。
これ、私がすごく好きな味だった!
濃厚な豚骨醤油に細めのストレート麺で、一風堂の赤丸新味好きにはたまらない甘さがあって。
途中で生卵を落として(無料)マイドルにしてすするのもまたよき。
一人前だと麺の量もそこまで多くなく、女性一人でもするっと食べやすい感じ。
徳島駅付近で3つ以上物を食べる予定の旅では有り難かったね。
ゲームの説明文にあるハム工場っていうのは、日ハムこと日本ハムのこと。
日本ハムが徳島県で創業された時に出た大量の豚骨を入手しやすい状況から、豚骨味がベースになったみたい。
徳島って阿波おどり以外特に知らなかったけど、大塚製薬に日ハムと大企業のお膝元でもあったのは初耳。

No.362 すだちゴーフレット
徳島うまれの柑橘、すだちを使った酸味と香りがほどよいパリパリのお菓子。
宿泊したベイリゾートホテル鳴門海月の売店にて購入。
ゴーフレットが元々大好きだし、すだちの爽やかな酸味と甘さが食べやすくてお気に入りの一品。
というかすだちって徳島うまれで、かつ徳島が全国シェアほぼ100%なのを今回の旅行で初めて知りました。
すだちなんて地元のスーパーにも売っているし、そこら辺で栽培されているものと思っていたので。
そんな一極集中で生産されてたとは意外だったな。

No.364 豆天玉
甘い煮豆いりお好み焼きが豆玉。さらに小エビの天ぷらと合わせると豆天玉。
徳島駅から徒歩10分のはやしのお好焼きで購入。
とくしまバーガーを食べた後に一人前のお好み焼きを食べ切れる自信が無かったのでテイクアウトで。
お好み焼きを半分に折って船皿でお持ち帰りさせるのは、このお店独自のスタイル。
金時豆入りのお好み焼き、かなり不思議な味でした。
ソース味のお好み焼きを食べてる口の中に急にかなり甘い金時豆が出てきて、好きな人は好きなんだろうけど……というまさしく郷土料理という味わい。
小エビの天ぷらを押しのける勢いで豆が目立ち、もはや豆以外の記憶がないな。
徳島県ではちらし寿司の上に金時豆をのせる「金時豆入りばら寿司」も市民権を得ているらしく、金時豆の推しっぷりがすごい。
私は小学校の給食で出たものを食べて以来そこまで得意じゃないんだけど、徳島県民の間ではちゃんと金時豆教育がなされているんだと思います。
以下は食べられなかった3品。
・阿波尾鶏の焼き鳥
居酒屋ではごく普通に焼き鳥の串として提供されているらしいけど、昼間では売っているところを見つけ出せなかった。
・ぼうぜの姿寿司
秋祭りの時期になるとつくられる押し寿司のことで、2月ではもう時期外れ。
Xでこれを2月にキョーエイで買ったというツイートをみつけてわざわざキョーエイを2店舗回りましたが、見つからず。
・徳島もっちりチュロス
徳島駅すぐのところにあるチュロス専門店、チュチュチュロスカフェで販売しているもの。
これ、お店も開いていたし営業時間内だったのに、ぼうぜの姿寿司を入手出来なかった落胆ですっかり頭から抜け落ち、寄るのを忘れました。自分の鳥頭っぷりが悔しい。
上記3品のためだけに秋に徳島までまた行くのでしょうか、私は……。
