復元可能な灰壺

個人的な感想文ブログ

牧場物語未プレイでも分かる愛(•ө•)♡『ピクセルクロス 牧場物語エディション』感想

マーベラスの牧場物語×お絵かきロジックゲーム『ピクセルクロス 牧場物語エディション』をプレイしました。

全問クリアまでの所要時間は26時間。

 

2024年のゴールデンウィークはこのゲームに捧げられたと言っても過言ではありません。

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狂ってたんかな……。

ただ1日5時間~11時間費やして6日でクリアするという強行手段を取れたのは、それだけ今作のビジュアルもとい牧場物語シリーズへの愛情を感じたから。

 

まずピクセル側のゲーム説明が、牧場物語の主人公たちが見ているテレビ番組というていで行われてるところからして好き。

牧場物語の世界観を大切にしていくことが開始1秒で伝わってくるんだよね。

 

問題を解く=牧場が発展していく、またはキャラクター図鑑が埋まるというメリットが明確にあるところがいい。

例えば牛のロジックパズルを解くと

ちゃんと牧場に牛が登場したり。

自分が解いた牛が牧草を食べていたり、犬が駆け回ったりしているだけで愛しさに溢れた気持ちになる。

それに牧場物語の頭身低めの3Dモデルがめっっちゃ可愛い!

私がこのゲームを進める一番のモチベはこの3Dモデルの可愛さだったかも。

 

解いた問題数に比例して季節も進み、時間経過を感じさせる試みも良かったと思うよ。

冬のテーマが綺麗かつ見やすくてお気に入り。

ちなみに今解いてるのは「出荷ボックス」

出荷ボックスが問題になるのも今作ぐらいのものでしょ!

 

という感じに問題そのものにも牧場物語への愛が存分に溢れている。

私は牧場物語を一作もやったことがないんだけど(それなのに購入&全クリしてます)これファンならたまらないだろうな~と思うのがキャラクター問題の多さ。

「3つの里の大切なともだち」「再会のミネラルタウン」「オリーブタウンと希望の大地」「Welcome!ワンダフルライフ」の4作品に登場するキャラが合計119人いるのは純粋にすごい。

住人と結婚候補で分けてまでいる細かさから見るに本当に全員分いるんだと思う。

20×20の小さなキャンバスの中で119人の顔を書き分けてるとこもすごいよ!

 

で、キャラ問題を解くと図鑑の空欄が埋まってキャラ資料が充実していくのもコンプ欲が刺激されていいんだよね。

私が制作陣からの愛を一番感じたのもこの図鑑要素。

「つながる新天地」まで含めた5作品全110ページ分のキャラ設定資料集が今作を買うだけで手に入るのは格安というか規格外というか。

個人的には「3つの里の大切なともだち」に出てくるイゥカ&シゥカ双子姉妹が可愛くて好き。

等身大立ち絵&SD&紹介文&ロジック問題&好きなものと好きじゃないものまで記載されているのは愛だと思うね。

 

スタッフクレジット自体はタイトル画面からいつでも見れるんだけど、全問題クリアした後に流れるED版では夜空に花火が打ち上がる仕様になってる。

これを見た時、本当に良いゲームをやったなあって思ったよ。

 

26時間ひたすら同じことの繰り返しなので劇的に面白い!とは言えないけど、その惰性が心地よい休息になってたのも確か。

パズルを解いている時に動いてるのは指先だけで、脳なんて1ミリも動いてない。

次の瞬間には何も思い出せないXのおすすめタブやYouTubeのshort動画見てる時みたいな精神の気絶に似てて、だからこそ安らぐものがありました。