switch『物の形(The shape of Things)』という3Dパズルゲームをプレイしました。
バラバラとなったピースをくるくる回して引いたり押したりして元に戻していく3D物系パズルで
問題数は30ステージ×10個の300問でクリア時間は9時間。
プレイ時間を見た時は「9時間もかかるようなゲームかこれ?」と一瞬思ったんだけど、300問あればそれぐらいかかりますね。
ちまちまちまちま毎日やって癒やされるのにちょうどいいボリュームだと思います。
物パズルが良質!
まずこういうゲームの大前提として、問題となる物パズルがいい!
お風呂場ではあひるをくるくるしたり
キッチンではにわとりのタイマーをくるくるしたり
ゲーム配信してる実況者の部屋があったり
撮影スタジオではやたらマニアックなカメラを完成させたり。
ステージごとにSEも違うし、凝った作りで楽しかったです。
まあ判定が超シビアなのはいただけませんが……。
多目に見てくれる時もたまにあるけど、基本的には「1mmのズレも許しません!」というかなりのスパルタ仕様。
「もうこれどう見ても完成じゃん!」って時に無反応だったりするし、パズル完成後にオブジェクトがくるりと回る演出も結構な頻度でなかったりする。
そこのバグ取りとクリア基準の緩和はあってもいいと思うな。
全体の雰囲気が素敵
まあ上記のやけにクリア基準がシビアというところ以外に不満は無いし、細かい加点ポイントも多かったので私はこのゲームがお気に入り。
ガチャを回して出したカプセルトイが
ステージワールドそのものになっているところとかすごく可愛い。
室内の天候(晴れ、雨、曇り、雪)と時間(朝、昼、夕方、夜)を
自分で設定出来るのも癒やし効果があって良かったです。
……以上で今作の感想は終わりなんだけど、それだけだとちょっと味気ないので、私が今までにプレイしていて楽しかった物系パズルを4作品軽くご紹介。
『物の形』の後に何かやるゲームないかな~?って時に参考にしてください。
プラトモ
GLOBAL GEARという制作会社が出してるアプリで、私が物系パズルにハマるきっかけとなったゲーム。
立体というよりは2Dのパーツを組み合わせて作るプラモデル系パズルなんだけど、これがめちゃくちゃ楽しくて大好き。
GLOBAL GEARは続編で『プラトモ リゾート』や『ナオシーノ!』『モグパズ』といった類似ゲームも出してくれてるんだけど、やっぱり原点のこのゲームが一番出来がいい。
例えば洗面台のステージ。
中の配管から組み立てられることに感動したし、完成すると蛇口から水が流れて動くんだよね。
で、その成果物が家の中に配置されて機能してくれるとこがまたコンプ欲を刺激してくる。
パーツも位置さえ近かったらすぐハマってくれるので、ストレスが皆無なのも嬉しいところ。
Assemble With Care
個別感想記事を過去に書いてあるので詳しいことは割愛するんだけど、やっぱりこの修理3DパズルADVは最高なんだよね。
故障した物達を直すだけでなく、その先にある人間関係の修復を真に描こうとしている姿勢が私は好きです。
私の生涯ベストゲーム10に入れても全然良いと思ってるからな!
いつまで経っても私の中では特別な一作です。
I AM DEAD
このゲームを言葉で説明しようとすると難しいんだけど、死者となった主人公が既に亡くなっていた愛犬に導かれて、住んでいた島を守るために故人の遺物を探すパズルADV。
で、その探し方がオブジェクトの「透視」という他に類を見ない斬新さで面白かったんだよね。
カバンや家具を選択してRボタンを押すと、ずずーっと入ってく感じの見え方。
これ、ストーリーとは全然関係ないオブジェクトまで作り込まれていて圧巻でした。
ナップサックの中にはレジャーシートとカップケーキが入っていて、これからピクニックにでも行くのかなって想像がつくし、オーブンの中にはローズマリーと赤身肉が入ってるのも当然と言えば当然なんだけど、そこまで作り込んできた労力に言葉を失うレベル。
キャンプ場を探索する章では、一人テントの中で夜更かししてるキャンパーも覗き見出来たり
(この青と黄色のカラーリング、素晴らしくない!??)
物語の終盤では、博物館に飾られているミイラまで透視して過去の真実を追っていく。
なんかね~、本当にすごいゲームなんですよ。
すごいとしか言いようがない。
Vignettes
オブジェクトをくるくるして品物を変化させて、コレクションしていくパズル&収集ゲーム。
これ、ただアイテムが表示されてるだけの画面でありながら、分岐があるし物語があって、どこかノベルゲームっぽいんですよ。
冷静に考えれば全然ノベルゲーではないんだけど、でもプレイしたことがある人なら分かる感覚じゃない?
地図とコンパスとカメラとノート切り替えながらアルバム作ったり、目玉とキノコと薬草潰しながら毒薬作ったり。
分岐の行き止まりに突き当たった時、また最初からやり直しつつ違うルートを探るの、なんかサウンドノベルっぽいよね!?
発見したオブジェクトの種類は絵画ごとに分けられていて、その絵の雰囲気も全然違うのがまたいいんだよねえ。
深海に沈んだ秘宝からゴリゴリの黒魔術までバリエーションに富んだ物語で面白かったです。