2025年1月にはまっていた17曲分のうち、後半7曲分の感想文でアーティストの五十音順にするとこんな感じ。
・cadode『祭りの終わり』
・TAKU INOUE feat. なとり『ライツオフ』
・中島健人『Teleportation』
・弌誠『あられやこんこん』
・ゆず『flowers』
・米津玄師『Plazma』
・ヨルシカ『へび』
今日は祭りの終わり
手を取って眠りたい いるはずの誰がいなくとも
cadodeの新曲ってやっぱり最高や……。
こういう死の寂しさの詰まった曲や作品が私は一番好きだよ。
MVに幽霊が登場しているところを見るに1番Bメロ「白い服も意外と似合うね」の白い服って死装束のことでしょ?
「片付け終わった部屋に残された あなたの席が帰りを待っている」や
「いつか一人でも歩いていく 時が来るなんて信じられない」にある
もう何一つ取り戻せない流れの無情さに涙が出る。
ボーカル:koshiの歌声と、ebaによる作編曲も全てが刺さる出来。
1番Bメロ「どんと鳴って」と一拍目に強くアクセントを置く緩急の付け方や、サビの手拍子と鳴子の音が祭りの騒々しさを演出しつつ、メロディーやアウトロのエレキに隠しきれない哀しみが漏れ出る。
派手な夜の中で一人咽び泣いているような曲を作り出せる感性と才能に感服です。
ねぇ ダーリン 革命はこれから
今曲の第一印象はTikTokで必ずバズるエモ曲の最前線。
実際に『Overdose』で大ヒットしたなとりの歌声×TAKU INOUE(=井上拓)のプロのお仕事が合わさり、「若者が今聞いてる曲」感がすごくあるんだよね。
ベースのドラムと間奏のピアノのノリやすさが心地よいし、
「君とふたりなら 僕も踊るから、いっそ空回りだって踊るから」
「望み通りいかない、昨日今日 どんな、深い暗闇でも煙に巻いて」
あたりの軽く物事を捉えて乗り切っていこうとする姿勢も今どきっぽいかも。
キミへテレポーテーション どんな壁も超える
ただキミのもとへ そうさテレポーテーション
2012年に発売されたSexy Zoneの1stアルバムで、今更買ったきっかけは中島健人ソロ曲『Teleportation』のため。
2025年1月18日に有明アリーナで開催されたソロライブの5曲目で流れてきて、その格好良さに衝撃を受けまして。
私はセクゾ時代のソロ曲までは予習せずに行ったので「全く知らないけどすごい神曲が流れてきた!?」と動揺し、ライブ後すぐCDを注文していました。
今曲はやっぱり出だしの「キミへテレポーテーション」が強い!
ケンティーの甘い歌声に、力強くリズムを刻むEDMが合わさり最強に思えるよ。
サビ後半からの音ハメとテレポテーションを裏付けるようなサイバーチックなアレンジがとにかく格好いいんです。
最後が「逢えない夜 ただ願いはキミのそばへ」とロマンチック全開なアイドルワードで締めるのも大好き。
今すぐ1月18日の有明アリーナにテレポテーションして、今のケンティーの『Teleportation』をもう一度しっかり目に焼き付けたいぐらい。
これも次のアルバムでリアレンジして、中島健人名義でサブスク解禁してくれないかなあ。
10年前の私に聞かせても一発で好きになったであろうアイドルソングなので、このままCDに埋もれさせるのは勿体ないよ~。
さよなら さよなら さらば幸せ
HoYoverse制作のソシャゲ『ゼンレスゾーンゼロ』星見雅 イメージソング。
この弌誠という人は前もゼンレスのイメソン『モエチャッカファイア』でバズっていたけど、その時は今曲みたいなハイトーンボイスは出してなかったのでより驚き。
1番Bメロ「だから歌う 君と歌うよ」やサビ「あられよ降れ 涙」「愛を飲んで痛いよ」「さよなら さよなら」の高らかさ、すごくない?
たぶん女性コーラスも重なっているんだと思うけど、男性であの高さは素直にすごい。
2番Aメロ「白露に風の吹きしく秋の野は 読まずとも想ひは風に運ばれて」を百人一首のように歌っているのも特徴があって好きだな。
あと「熱を帯びた言葉では 届く前に溶けるだけ」というフレーズもお気に入り。
だから雪のように白くて儚くて、熱の無い言葉で告げ奏でる必要があったんだなと思える。
『なにやってもうまくいかない』『ひゅるりらぱっぱ』MVで有名なアニメーター:十八番茶による動画も作画枚数多くてたくさん動いて満足感ありあり。
単なる一視聴者でもエモい流れで戦闘しているのは伝わってくるので、ゲームのファンならより嬉しいだろうな。
さぁそろそろ 僕らの番じゃない?
WEBアニメ『モンスターストライク エル 堕天の覚醒』主題歌。
と言っても前編・後編の2話しか無い話なので、ソシャゲ新キャライベントの販促PVという要素が強いかな。
モンストがゆずに楽曲提供をお願いするというのも意外だったけど、作編曲にTeddyLoidが関わってるのでちゃんと今どきのアニソンという感じがする。
当たり前だけどゆず二人のデュエットもめちゃくちゃ上手いしね。
サビ「闇を照らすっきゃない(行かない?)」が「So I can go again?」に繋がるところで毎回涙が出ます。
その後の「泥にまみれ まるで蓮の花のようさ」にも。
ゆずが歌うような明るくて真っすぐな曲に、年々弱くなってる気がする。
今 君の声が遠く聞こえている
光っていく
劇場版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX Beginning』主題歌。
SEED FREEDOMの影響でガンダム熱&ロボアニメを映画館で観たい欲が高まっており、ちゃんと今作も観にいきまして。
Begining部分はさておき、GQuuuuuuX部分はちゃんと私に刺さりました。
西尾維新の戯言シリーズのおかげでキャラデザ:竹のファンだったこともあるし、何より主人公のMS初操作シーンで今曲が流れたってだけで100点満点。
SEEDオタクの私がガンダムに求めるのは結局のところ、超格好いい挿入歌と共に超格好いい機体が登場し、大暴れする場面だけなのかもなあ。
米津玄師の歌う「光っていく」にも問答無用で涙が出ます。
『Lemon』の「今でもあなたはわたしの光」、『M八七』の「遥か空の星が ひどく輝いて見えたから 僕は震えながら その光を追いかけた」を初めて聞いた時のように、米津玄師が言葉と音で表現する光に弱いよ。
眩しくて、届かなくて、もどかしいのにまだあんなにも輝いているから。
「ただひたすら見蕩れていた 痣も傷も知らずに」が
「ただひたすら見蕩れていた 痛みにすら気づかずに」に
変化していくところも主人公:マチュの成長、もしくは適応を示しているようで好き。
自身の身を顧みずに強く惹かれ求めるもの(平和だったり武力だったり愛だったり)のために行動していくのが、ガンダムシリーズ主人公だと思っているので。
それが『機動戦士ガンダム 水星の魔女』OP、YOASOBI『祝福』からの流れを継ぐような、ポップでエレクトリカルなアレンジ表現されたことも嬉しい驚きでした。
海を知らず、花を愛でず、空を仰ぐわたしは
ただあなたを見たいだけ
2025年冬アニメ『チ。-地球の運動について-』ED2。
ED1『アポリア』が気球、空をテーマにしていたのに対して今曲は地を這うへび、土に根ざす植物にスポットを当ててる。
こういう対比は2曲連続してそのアニメを担当するから出来る構成で、アニメ制作陣側からの信頼を感じますね。
今曲の特徴はn-bunaが書く、国語の教科書にでも載りそうな歌詞。
「ぼやけたよもぎの香り」「ブルーベルのベッドを滑った」「シジュウカラはあんな風に歌うのか」「カタバミはこんな風に柔いのか」「ホオジロはあんな風に笑うのか」と植物や鳥の名まで名指ししているのに、締めは「海を知らず、花を愛でず、空を仰ぐわたしは ただあなたを見たいだけ…」ですよ!?
触れた自然の温もりを愛でないと言い切っているところに痺れる。
ただ木の枝がへびの形を取っているジャケット画像を見るに、もしかしたらこのへびっていうのは、地に根ざして動けない木のような存在でもあるのかも。
ラスサビ「わたしの心はあなたに似ていた 舌は二つ、まぶたは眠らず いつか見たへびに似る」ということは、へびではないってことかもしれないし。
まあここらへんを理解するには原作漫画を読むしかないんだろうな。

