2023年1月9日から女性向けソシャゲアプリ『ブラックスター -Theater Starless-』の主要曲がサブスク解禁されていたそうで!
めでた~~~い!……けども
↑ この人達、自分が歌ってないのにデカい顔をし過ぎでは?
ブラスタのボーカル、ゲームやってない人に説明するとこうなんだよね。
黒曜、ミズキ、モクレンなんて1回も歌ってないのにジャケットであれだけデカい顔をされるとゲームやってない人は100%誤解するでしょ。
かつての私もしたし!
別にリーダーが全面に来るなって訳じゃなくて、実際に歌っている晶、マイカ、ヒース、柘榴達に報われてほしいの。
せっかくのジャケット画像なんだからさ、ボーカリストに飾ってほしいよ。
……っていうのは冗談100%の前置きで、今までCDか公式MVのみでしか聞けなかった曲がサブスクで手軽に聞けるようになったのは本当に嬉しい!
以下は個人的な推し曲紹介。
Team C『Purple Dawn』
Singer:柘榴(Singer:しゃけみー)
Lyrics:塚口綾子
Music:阿部隆大
【DANCE PRACTICE STAFF】振付:松GORI
Dancer:渡辺謙典、taku、理土、PASSION、SORA
演出:福山桜子制作:株式会社ONTASTE
動画撮影編集:株式会社アノマリー
本当に何もかもが美しい曲ですね……。
私がブラスタに興味を持つきっかけとなった曲なので、今でもまだ全然特別。
分類としてはEDMに入るんだろうけど、水滴のような単音とフィンガースナップが入り混じることによって、有機的な柔らかさが醸し出されていて非常に美。
サビの後半で鳴るストリングスは空に紫の帯を描き、その中に一点だけ輝く白を指して君が「明星」だと言う。
「遠い旅に出よう 二人きり どこまでも」と手を引いてくれた君の横顔を、私はいまだにずっと見つめているよ。
そしてこの曲の美しさを極限まで可視化したダンスプラクティス動画まで作ってくれるんだからもう言葉に出来ない。
旋律というものの流れと美しさを人間の動きに変換するとこうなんだなって衝撃を受けたし、そもそも変換出来ること自体が初耳というか。
コンテンポラリーやバレエに属する柔らかく優美な動と、止める時は止める硬質の静。
振付師による原曲解釈と、ダンサー達による原曲表現のパーフェクトコンボに打ちのめされまくりでした。
体の手振り身振り一つで、感情も光景も、時間すら意のままに操って伝えられる踊り。
踊る事の根源的な喜びと可能性に初めて触れられた気がしてちょっと泣いたよ。
サビ「君へと踏み出す」で"私"を射抜いてくれた、あの指先が忘れられないんです……。
Team W『GOLGODA』
Singer:晶 (Singer:小林太郎)
Lyrics:Sakurako Fukuyama
Music&Arrange:阿部隆大
【DANCE PRACTICE STAFF】
Dancer:HAYATE、理土、Shumei、SHIMa、TORA
振付:楢木和也(梅棒)
演出:福山桜子
撮影・編集:birth制作:株式会社ONTASTE
主催:DONUTS
めっっちゃ格好いい!!
この『GOLGODA』はまだサブスク解禁されてないんだけど、『Purple Dawn』と同じくらい好きなダンスプラクティス動画なので挙げておきます。
改めてプロのダンサーって何から何まで全部違うんだなと思います。
足の爪先から頭上の髪一本に至るまで、全ての動きに感情を乗せてくる。
一つの人間の形が一つの炎を形どる、その揺らぎに心が揺れる。
パフォーマンス終了後に、ダンサーの顔と名前を紹介してくれるのも嬉しい!
『Purple Dawn』のダンプラではこれがなくって、誰がどのダンサーなのか全く分からず残念に思っていたから。
たぶんファンからそういう「知りたい!」という声があったんだと思うし、それに対して応えてくれていて感激です。
2:33でセンターが指差す「全て見える」には心臓撃ち抜かれるし、5人全員揃って首切って顎クイしてくれるところなんてマジで性癖。
2:54からラストにかけては「GOLGODA」=ゴルゴダの丘というタイトル通り、十字架の磔刑を連想させる振り付けがされているのも、曲解釈としては最高だと思う。
「十字架の道進め 修羅を燃やし進め」
「帰りたい場所 帰れない昨日なら 何もかも葬り去る」
「やっと辿り着く 連鎖の終わりに」
「喜びの歌を唄え 喉を焦がし唄え」
あたりのフレーズも意識しているだろうし、振付師っていう仕事もすごいよね、もう全員全部が本当にすごい!
1周年記念配信曲。
チームC推しとしては、全員歌唱曲の歌割りに対して「チームBのヒースばかり贔屓しやがってよお……」とやっかむ気持ちも多少あるものの、まあ、うん、贔屓するだけのことはある!
特に2番サビ「夢に歌は貸さない」の歌い方が最高過ぎるね。
「……!」という感嘆符の表現が上手いというか。
口下手なキャラが隠し持つ獰猛な牙が、漏れ出す息の間から覗いてる。
Bメロに入る直前の「構え gun shot」と「堕とせ gun shot」も撃鉄を起こす合図そのもので滾りまくり!
歌詞も相変わらずソシャゲの周年お祝いソングとは思えないぐらいファンへの思いやりや感謝が皆無で、逆にそれがいい。
少しでもファンに暖かい気持ちがあれば「会えた分だけ慣れたもんだね」とか「あの日々は娑婆が魅せた妖」とか言わんだろ!
でもこのギスギスを文句一つ出ない格好良さまで仕立てて奏で上げるのがブラスタなりのファンサービスだと分かってるから、このままで全然いいです。
2周年記念配信曲であり、2周年の集大成曲。
ファンでない人に説明するのが難しいんだけど、年間を通して公開された5チームの新曲(『MADNESS JOKER』『GOLGODA』『Only seek you』『毒蛇』『Sanctus』)があって、その要素を一つにまとめた曲なんですよね。
前述した『GOLGODA』とサビ前メロディーが一緒なのはそういう理由。
2021年の年末、12月19日に発表されたこの『ego』を目指してブラスタの2周年は展開されていたんだなと思うとすごく感動しました。
1年間という長期スパンで伏線的な要素を楽曲に仕込んでいくの、リリースされて僅か1年のソシャゲでやるには相応の賭けだったはず。
サービス開始3周年を迎えられないソシャゲなんてごまんとある訳だし……。
でも彼らはちゃんとその賭けに勝って、3周年、4周年を迎えていくんだと思うと胸が熱いです。
3周年記念配信曲。
まさか3年推し続けたコンテンツに
「3年掛けて お前は何を手に入れたって?
その場凌ぎの媚の売り方だけだろうが だっせー」
って言われるとはね。
このラップパート、リスナーに対する殺傷力が高すぎてきつい。
私が3年掛けて手に入れたものはその場凌ぎの媚の売り方だけです……はい……。
ただ直前の咳払いが100億点だから全て許せる。
キースの「ん,ん゛ー」みたいな唸りがマジでツボ。
そこの部分だけ30分ぐらいリピートした耐久音源出してくれたら私は買います。
メロディーとアレンジは最高の一言だし、歌詞も相変わらずシアターメンバーへの信頼度が皆無で何より。
「信じることさえ 止めてしまえば 誰にも 裏切られないさ」とか、そりゃ当たり前だけどさあ……!みたいなフレーズや
「昨日ならいらない」「明日ならいらない」とか、だったら一体何が欲しいんだよ!と言いたくなる歌詞も彼ららしくて好きです。
もちろん今日だけが欲しい、っていうね。
チームC贔屓としては、やっぱり柘榴の「ゆらり燃える 記憶 過去からの住人 絡み合う秘密 蠢く」と「ぎらり燃える野望 過去からの呪縛 混じり合う欲がざわめく」パートが好き。
本編での仲が壊滅的だからこそ「I don't care!(乾杯!)」と全員で合いの手を入れてくれる箇所もめちゃめちゃ嬉しい。
これが彼らなりのサービス精神なんだと思うと、皆の成長が感じられて泣けてきますよ……。
ケイの名言3選と玻瑠君について
物語パートについては、ケイが主人公に見せる激甘態度に大笑いしながら楽しませてもらってます。
ということで私が「マジですごいな、この男!?」と思った台詞をランキング形式でご紹介。
まずは堂々の第1位!
彼のこの発言を目にした時、「なんかもう本当にすごいな……」と心から思ったんですよね。
主人公に対する愛しさと、愛する人を守れる自分への自信に満ち溢れていて。
女性向けソシャゲジャンル:騎士属性男の名言アワードがあったらこれが1位でいいでしょ。
続いて第2位!
客へのエスコートは仕事で、主人公へのエスコートは自分へのご褒美。
この特別扱いを平然と主人公に伝える口ぶりに、彼が持つ傲慢さと騎士属性の両方が感じられて素晴らしい。
続いて第3位!
主人公にちょっかいをかけてきた男に対して「寄るな、貴様にこの美しい姫君に近寄る資格はない」からの「必要があらば、俺がかしずく」ですよ!?
かしずく方でいいんだ……って思ったし、そのポジションは絶対に他には譲れない感じがして良いです。
ただ、もし私がブラスタ内で一番好きなのは誰?って聞かれたら、チームCの玻瑠君だと答えます。
結局私はこう、まっすぐ頑張る好青年に弱いんですよね。
チームCのリーダーからしごかれても、めげずに喰らい付いていく情熱が眩しくて格好いい。
メインストーリーでも彼の周辺だけは特に陰謀渦巻くことなく、真っ当にスポ根ものしてるところも爽やかで好き!