2022年3月にハマっていた8曲の紹介。
先日書いた記事「2022年冬アニメマイベストOP＆ED【6作品】」からのコピペ＋2曲という感じではあるけども！
各曲感想はあったりなかったりで、順番はアーティスト名の五十音順。
・KAT-TUN『Ain't Seen Nothing Yet』
・Survive Said The Prophet『papersky』
・ビッケブランカ『アイライキュー』
・bicaso『Dive Back In Time(feat.Gen Kakon)』
・モノンクル『salvation』
・MIYABI『Strike It Out』
・yukaDD(;´∀｀)『BAD CANDY』
・蝋梅学園中等部1年3組『はじまりのセツナ』
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蟠（わだかま）り 溶けるように 我が侭に キスをしよう
1:35秒「キスをしよう」での指差し、命が助かる〜〜〜！
亀梨和也が「キスをしよう」って言って、こちらに指をさして、ターンして、髪が円を描いて揺れ動く。
このシーンを初めて目にした時は、本当に格好良すぎて時が止まった。
あまりに格好良すぎて、半泣きになりながら「好きだ……」と思いました。
私にとってのKAT-TUNは、ずっと届かない褥なんですよね。
「キミ以外に 僕以外に 踏み込めぬ夜がある」っていう2番の歌詞がまさしくそのもの。
私は”キミ”ではないから、その夜には踏み込めない。
だから好きです。届かないから、好きだ。
『Ain't Seen Nothing Yet』というタイトルを目にした時の高揚もやばかった！
直感的に「これは私がKAT-TUNの曲の中でも最上級に好きな『NOTHING ELSE MATTERS』の続編では？」と思ったんだよな〜〜〜。
その予感は大当たりして、Aメロが始まった瞬間に「マジで来た！」って叫んだ。
作詞も同一人物（RUCCA)だし、本当にあの曲の続きが聞けたんだなという気持ちで感無量です。
あと今までさほど意識していなかったんですが、間奏「悴む指 求めていたのは All your affection」で、私がボーカリストとして一番好きなのは中丸雄一だったんだと急に気付いたり。
彼の高いキーが、KAT-TUNの曲らしい掠れた艶っぽさを出していたんだなあ……。
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Wake me up 現実まで君を描いてく
Take me out 夢の中で君が歪んでいく
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夏風の香り 何もかも さあ これから
デビュー5周年記念の3枚組ベストアルバムに収録された新曲。
曲調といい歌詞といい、ゼクシィのCMソングかと思ったら、クラシエフーズのCM曲らしく。
ビッケブランカはいつも「何もかもさあこれから」「まっしろな君と二人 永遠に歩けたら」と歌うよね。
そう手を引いてくれる、明るくて軽やかな前向きさに救われています。
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Chase you to the end of the world
（世界の果てまであなたを追いかける）
Just to say your name once more
（もう一度あなたの名前を言うために）
写真を媒体として過去の時間にダイブするSFアニメ『時光代理人』OP。
タイアップ先に合わせ、歌詞にもタイムループや、写真に関係あるフレーズが散りばめられている。
「Every minute that I dialed back in time
（1分ごとに時間を戻していく）
Every single existence rewinds」や
（すべての存在が巻き戻される）
「When the flash froze everything before
（カメラのフラッシュがすべてを凍らせたとき）
Without you I don't know if I could take this road
（あなたなしで この道を歩んでいけるだろうか）」とか。
歌詞、メロディー、編曲、どれを取ってもめちゃめちゃ好きです。
チューニングの合わないラジオ、湿気った声、曇る息、窓につく水滴。
そういう灰青の午後が、はっきりと見えるんだもん。
「こんなの、恋に落ちない訳がないじゃん…ずる……」と思うほどまでに惚れてる。
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錆びついた傷に重なった 君の口づけの記憶が
まだ僕を生かしているんだ ねえ
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冴えわたる 空へ向かって 夢を掲げたら 叫ぶのさ
エクストリームベースボールで闘うアニメ『トライブナイン』OP。
サビの「One two three my shout Strike it strike it out」と刻むフックが、ナイターの照明、投光器そのものの光で震えました。
ド派手な野球ゲームを題材としたタイアップ先に、バチッと合わせてきて、アニソンとしての格の高さを見せ付けられたように思います。
月よりもずっと強い、人工の白色光。
数万ルーメンもの光が道を照らす、行けと叫ぶ。
夜空の下で、輝く光で、闘争心が煽られるこの感覚に興奮する。
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Everything’s for you Forever you’ll be in my heart
（すべてはあなたのために いつまでも私の心の中に）
銃擬人化美少女戦闘アニメ『ドールズフロントライン』OP。
曲調自体はスタイリッシュでありながら、ボーカルの声に硝煙と土埃の匂いが含まれているのが流石。
全編英語の歌詞も、和訳するとめちゃめちゃ萌えるんですよね。
「Just want to believe it Whatever you say to me」とか。
（信じたいの あなたが私に言うことは何でも）
武器擬人化ものにおいて、ド定番だけど王道の「”あなた”のために、引き金を引く少女達」感がたまらなく好きだな〜。
特に間奏ラストの「Show me」の力強さが、透き通っていて切ないなと思います。
人形である自分の素体の中には、何もないと分かっている。
だからせめてあなたの視線で、今、この空白を満たされたいと強く望む。
そのどうにもならない事に対する少女のいじらしさが、涙腺にくる。
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時間が止まれば 良いのになって 思うよ
まだ何も知らない同士なのに
どうしてなの？もう君のことが好き
女子中学生の青春を描いた学園アニメ『明日ちゃんのセーラー服』OP。
信じられないほど瑞々しくて、輝いていて、胸が苦しくなるほど眩しい。
作詞と作編曲を全担当したのは杉山勝彦という人なんだけど、特に編曲が素晴らしかったね。
ストレートなメロディーとボーカルの上に、編曲の力が風を吹かし、きらめいた光を降らせている。
「クラスメートじゃなく 友達になりたい 君に思っていたの 密かにずっと」
「大人になりたい 背伸びする度 揺れる 今がほら 素敵すぎるからだよ」
という歌詞も、入学直後の中学1年生らしい、初々しい感性を切り取っていて素敵。
私の学生時代を振り返ると、皆もっと嫉妬の泥に足を取られていた気がする。
私だけじゃなくてクラスメートの女の子全員が。
でもこの子達は駆けていけるんだなと思います。
真っ白な光のド真ん中をブレザーを来たクラスメート誰かの、引いては全員の手を引いて。
余談
桜も咲いて春めいた季節になってきたので、井上陽水『桜三月散歩道』とか中島みゆき『私たちは春の中で』とか石川智晶『ミスリード』を思い出したように聴いています。
「だって 人が狂い始めるのは だって 狂った桜が散るのは三月」
「私たちは春の中で 淋しさに苛立っていた
通りすぎる春の中で 遅れることに怯えていた」
「何処に行っても 君は楽にはなれない」
とか、聞いてると暗い気分になるような曲ばっかりなんですけど……。
その薄暗さに馴染みを求めて聞いてしまう。
梶井基次郎の『桜の樹の下には』とかもそうなんだけど、私は春を薄気味悪い季節として描いた作品が好きなんですよね。
