2022年冬アニメマイベストOP&ED【6作品】

好きなアーティストの新規開拓でもしようと、2022年冬アニメOP&EDを観まくりました。
Amazon Primedアニメストアで見れるものは全部観たので、9割以上はカバーしているはず。

その中で特に気に入った6作品をご紹介。コメントはあったりなかったり。
リストにするとこんな感じで、順番は作品名の五十音順。

【映像+曲】

・明日のセーラー服ちゃん / 蝋梅学園中等部1年3組『はじまりのセツナ
・東京24区 / Survive Said The Prophet『papersky
・時光代理人 -LINK CLICK- / bicaso『Dive Back In Time(feat.Gen Kakon)
・ドールズフロントライン / yukaDD(;´∀`)『BAD CANDY

【曲】

ヴァニタスの手記 / モノンクル『salvation
・トライブナイン / MIYAVI『Strike It Out

理由は後述するけれど、2016年に放映された『Occultic;Nine』のファンにとっては最高のクールでした。

 

明日ちゃんのセーラー服

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はじまりのセツナ

はじまりのセツナ

  • 蝋梅学園中等部1年3組
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

<あらすじ>

舞台は、田舎の名門女子中学・私立蠟梅学園。
この学園のセーラー服を着ることが夢だった少女、明日小路は、母親の仕立ててくれたセーラー服で入学式当日を迎えるが、周りを見渡せばブレザーの生徒ばかり。
学園指定の制服は、セーラー服からブレザーに変わっており……

か、監督&OP絵コンテ+演出:黒木美幸!

彼女が絵コンテと演出を担当してくれた、アニメ版オカルティックナインのED、すげーーーー好きでした。本当に好きだったよ。
光と影の使い方が上手くて、特に逆光の中で光る瞳が印象的で。

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今回もそのこだわりは炸裂していて、特にサビで明日ちゃんが走るところとか凄かった。

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木漏れ日の影から抜ける寸前に、一瞬画面を真っ白くしてから空を描写するフレアの表現がすごすぎ。

で、その後のカットでは雲に薄っすらとピンクの影をかけることで、柔らかな春の夕暮れを映し出している。

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この光と影に対する繊細さが好きでした。
夜を撮るのが上手い人は、昼を撮るのも上手いんですよね~~~。

主題歌もめちゃめちゃ良かった!
作詞と作編曲を全担当したのは杉山勝彦という人なんだけど、特に編曲が素晴らしかったね。
ストレートなメロディーとボーカルの上に、編曲の力で風を吹かし、プリズムの粒を振り散らしている。

時間が止まれば 良いのになって 思うよ
 まだ何も知らない同士なのに  どうしてなの? 君のことがもう好き

クラスメートじゃなく 友達になりたい 君に思っていたの 密かにずっと

大人になりたい 背伸びする度 揺れる 今がほら 素敵すぎるからだよ

という歌詞も、入学直後の中学1年生らしい瑞々しい感性を切り取っていて素敵。

私の学生時代を振り返ると、皆もっと嫉妬の泥に足を取られていた気がする。
私だけじゃなくてクラスメートの女の子全員が。

でも明日ちゃんは駆けていけるんだな。
真っ白な光のド真ん中をブレザーを来たクラスメート誰かの、引いては全員の手を引いて。
眩しいだけの友情なんて、現実のどこにもないと分かっているから涙が出る。
どこにもない光なのに、でも今、確かにこの目に映っているから。

 

東京24区

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Papersky

Papersky

  • Survive Said The Prophet
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

<あらすじ>

東京24区、それは「極東法令外特別地区」と呼ばれる東京湾に浮かぶ人工島。
24区で育ったシュウタ(青)ラン(赤)コウキ(緑)3人は昔からの幼馴染だったが、彼らの関係はとある事件がきっかけで大きく変化してしまっていた。

その事件の1周年追悼ミサにて、偶然再会できた3人の電話が突如鳴る。
それは死亡したはずの仲間、アスミ(薄紫少女)からの着信であり、3人の「未来の選択」を迫るものだった。

こんなのクレジットを観なくても分かる、石浜真史監督のOPだと

画面デザインに制作陣の名前が組み込んであったり、一つの動作を複数の人物でリレーしていくコンテ割が出てくると「あっ、石浜監督じゃん!」と一発で分かる。
オカルティックナインOPでもそうだったしね~。

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特に1:14~からの流れは鳥肌もの。
銀髪ロングの女性の時にだけ、一瞬カメラを切り替えて全身を写し、すぐに首元のアップに寄ることで、揺らいだペンダントの光の軌道を残す。
そこの緩急のつけ方が上手すぎて、初めて観た時は「上手え~~~!」と本気で叫びました。

曲調も晴れ晴れとした、清々しい曲で良かったな。
フル版だと途中から完全にデスメタルにシフトチェンジしたのは驚いたけども!
ボーカルの声質そのものが風っぽくていいなあ。雲を吹き押していく晴嵐のような。

 

時光代理人 -LINK CLICK-

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Dive Back In Time (feat. Gen Kakon)

Dive Back In Time (feat. Gen Kakon)

  • bicaso
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

<あらすじ>

繁華街の片隅にある「時光写真館」
その写真館を経営するトキは(黒髪の男)は、「写真の世界に”ダイブ”し、撮影者の精神に乗り移る」能力を持つ。
また共同経営者であるヒカル(白髪の男)も「その写真の撮影後12時間の出来事を把握できる」能力を持ち、2人はその特殊能力を使って、写真館の大家であるリン(ショートカットの女の子)から持ち込まれた難事件を解決していく。

SF・サスペンスもののオープニング曲ということで、「和訳したら全部ネタバレじゃん!」という歌詞になっているところが王道的で好き。
時間を弄れる系のアニメは大体オープニングの歌詞で最初から重要な秘密を解き明かしているところが良いよね。

【1番歌詞&和訳】

It didn't take too long to realize
(気付くのにそれほど時間はかからなかった)
Something has changed in the back of my mind
(心の奥で何かが変わった)
Your eyes There ain't nowhere left to hide behind
(あなたの目から もう隠れる場所はない)

Time no longer flew like it was
(時間はもう昔のようには流れない)
When the flash froze everything before
(カメラのフラッシュがすべてを凍らせたとき)
Without you  I don't know if I could take this road
(あなたなしで この道を歩んでいけるだろうか)

And I'm about to lose my mind
(そして私は正気を失っていく)

Every minute that I dialed back in time
(1分ごとに時間を戻していく)
Every single existence rewinds
(すべての存在が巻き戻される)
Something secretive hidden inside  Your mind
(何か秘密めいたものを秘めている あなたの心)

All the heartaches and the smiles never faded
(すべての心痛と微笑みは色褪せることはない)
I know you'll be by my side when we make it
(君がそばにいてくれるから)
Come back from the dive back in time
(”過去へのダイブ”から戻って来る)

Dive dive…
Diveback in time

この曲はOP版とフル、どちらも聞いて欲しい!
アニメ版の尺だと、時間の関係上かBメロが削られているんですよね。

Chase you to the end of the world
(世界の果てまであなたを追いかける)
 Just to say your name once more
(もう一度あなたの名前を言うために)
 If I had only got it right before
(もし、かつての私がきちんと理解していれば)

っていうところ。
物語上結構重要なフレーズだし、緩衝材的なメロディーでもあるんですよ。
このBメロがないと、唐突なタットダンス×3人リレーは笑っちゃうって!

観る度に「何、この時間!?格好いいで合ってる!?本当に!?」と狼狽えるんだけど、モーショングラフィックスのセンスで「格好いい」と押し切っている、その力技に毎回圧倒される思いがします。いや、でも何で皆そんなに真顔?

ただ、全体的に超エモいのは分かるんですよ。
ラスト付近で一瞬だけ映る一枚絵とか「こういうのが女オタクは好きなんだろ?え?」と言われているようで毎回「ぐぬぬ……」ってなるんだけど

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実際こんなん大好きだから……!!

腕や身体に絡みつく黒いネガフィルムのエロさが素晴らしいです。

やっぱりとにかく主題歌がめちゃめちゃ良いんですよね。
チューニングの合わないラジオ、湿気った声、曇る息、窓につく水滴。
そういう灰青の午後が、はっきりと見える。

2番サビで入ってくるギターリフは、ビビットな差し色で青を引き立てているし、ラストで二手に分かれるコーラスは、OP映像のラストカットそのものにかかっているんだと思う。
2人で1人、半身を分け合う男達。
そういうエモい解釈を音で、ラストサビで叩きつけられるの、最高に最高で心が震える。

 

ドールズフロントライン

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BAD CANDY

BAD CANDY

  • yukaDD(;´∀`)
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

<あらすじ>

2045年、汚染された地球上で全世界を巻き込んだ第三次世界大戦が勃発。
戦争とそれに伴う労働力の不足により、見た目は人間の少女でありながら、人間を遙かに超越した能力を持つ機械生命体 「戦術人形」が生み出された。

しかし突如、軍需企業「鉄血工造」のAIが人類へ反旗を翻す。
それを阻止するべく動き出した人類と戦術人形達。
彼女たちが紡ぐ、壮絶な戦いの末に待っているものとは。

ラストのタイトルの出し方、センス良すぎ!

クレジットとかカット割りのモーショングラフィックスが、ゲームのUIデザインっぽく洗練されててすごいな。
土埃臭くて、野暮ったい塗りの作画に、スタイリッシュなグレーとライムグリーンが映えていてすごくお洒落。

タイトルロゴだって、原作ゲーム版からアニメ版に合わせて変えてるところもセンス良いなと思います。
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銃を持ち佇んでいるゲーム版に比べて、アニメ版では銃を構えて走り出してる。
戦闘的かつアニメーション的にしているところが素晴らしいし、アクセントカラーもオレンジから黄緑に変更してるんですよね。
ソシャゲのアニメ化で、メインカラーを近似色に変えたアレンジって初めて見た気がするし、しかもそれが成功してる。

映像もたくさんのキャラクターを出しながら、誰がどの派閥なのか、グループ分けして伝わりやすくしているところにカット割の力量を感じるね。
1:08のグループメンバーが重なる場面とかに、信頼関係が感じ取れて良き。

全編英語の歌詞も、和訳するとめちゃめちゃ萌えるんだよな~。

Everything’s for you Forever you’ll be in my heart 」とか
(すべてはあなたのために いつまでも私の心の中に)

Just want to believe it  Whatever you say to me」とか。
(信じたいの あなたが私に言うことは何でも)

武器擬人化ものにおいて、定番だけど王道の「”あなた”のために、引き金を引く少女達」感がたまらなく好きです。

 

ヴァニタスの手記 (第2クール)

salvation

salvation

  • モノンクル
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

<あらすじ>

これは、滅びゆく吸血鬼たちの物語。

人間と吸血鬼が存在する19世紀フランス。
吸血鬼の青年ノエは、吸血鬼に呪いを振り撒くという魔導書、
“ヴァニタスの書”を探しにパリへと向かっていた。
そこで出会ったのは吸血鬼の専門医を自称する人間・ヴァニタス
ヴァニタスの手には、ノエが探していた呪いの魔導書があり……

二人の出逢いにより、呪いと救いの吸血鬼譚が幕を開ける。

 

トライブナイン

Strike It Out

Strike It Out

  • MIYAVI
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

<あらすじ>

時は20XX年「ネオトーキョー国」
社会に絶望した若者は、己の居場所を見出すため「トライブ」を結成。

トライブ間の抗争は激化の一途を辿る。
事態を重くみた ネオトーキョー政府は、トライブ同士の闘いを
エクストリームベースボールに限定する、”XB法”を施行。

投げて、打って、殴り合う。
若者たちは己のプライドをかけ、この過激なゲームに熱狂していった。

はい、格好いい!
サビの「One two three my shout Strike it strike it out」と音を刻むフックが、ナイターの照明、投光器そのものの光で震えました。
エクストリームベースボールという架空の野球ゲームを題材としたタイアップ先にバチッと合わせてきて、アニソンとしての格の高さを見せ付けられたように思います。

月よりもずっと強い、人工の白色光。
数万ルーメンもの光が道を照らす、行けと叫ぶ。
夜空の下で、輝く光で、闘争心が煽られるこの感覚。興奮するなあ。



まとめ

私はオカルティックナインのアニメに関わってくれた方全員に出世して欲しいと思っているし、あのアニメと同等の、もしくはそれ以上のものを創り続けて欲しいと願っているので、今期で黒木美幸監督と石浜真史監督、二方の作ったOPが見えたのは本当に嬉しい事でした。

あと今期のOP曲はフル版のラストサビで仕掛けてくる曲が多くて、それもまた楽しかったな!好きな曲のフルは聞くべき!絶対に!

 

以下は余談話。

 

 

余談① ガンスリンガー・ガール

アニメ『ドールズフロントライン』OPの歌詞を見ていると、『GUNSLINGER GIRL』を知っている人は「もろにガンスリじゃん!」って叫ぶと思うんですが、そもそも公式で超気合の入ったコラボPV作ってるんですよね。

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2期OPであるKOKIAの超絶名曲『たった1つの想い』をそのまま使い、コマ撮り写真の連続だった実写版OP1のカットまで真似て。

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10年越しに作られた、ファンによる半公式の新規OP3だとすら思うよ。

最早「ガンスリンガー・ガールとコラボするために、今まで頑張ってきました!」という熱量すら窺えて胸が熱くなる。
ロゴデザインの時点からガンスリを意識していたのは確実だろうし、制作陣にとっても本望のコラボレーションでしょ。

私も初めてこのコラボPVを見た時は大泣きました。
だって、クラエスが、湖の前で、こちらを向いて、あんなにも嬉しそうに笑ってる。
最終巻であの湖を、あの人を、思い出せないと泣いたあの子が……。

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私が全巻通して一番泣いたのが、この後、クラエスを庇うために前に出た大の男達のセリフなので余計に。

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本当にこの一コマ、今でも秒で泣けるのですごい。
ちゃんと庇ったんだよなあ、この人達は。もう少女であるクラエスを、ちゃんと。

 

余談② キューティクル探偵因幡

ヴァニタスの手記』が連載されている月刊Gファンタジー、2010年頃は定期購読してたんですよね。
ちょうどアニメ『黒執事 Ⅱ』が放映されていて、もちろん枢やなの『黒執事』が看板を張り、『うみねこのなく頃に』や『魔法科高校の劣等生』のコミカライズが連載されていた頃。

で、その中でも一番好きだったのが『キューティクル探偵因幡』というギャグ漫画。

いや~~~、好きだった!!大好きだった!!
pixivコミックで第1話が無料読み出来るんだけど、例え今の私が初めてこの1話を読んだとしても、速攻でファンになると思う。温度感が良いんですよね。皆、人が良いんだろうなと思わせてくれるあの空気感。
全巻通して好きな回はいっぱいあるんだけど、この1話は特に好き。

流れるように罵倒してくる優太君(金髪男子)のテンションとか、

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圭くん(黒髪男子)のツッコミの勢いだとか。

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何の説明もしないまま進行するストーリーに、大はしゃぎしながらついて行ける感じが好きです。

そもそも因幡さんの赤髪+ロン毛+けもみみ+メガネ+名探偵という属性がツボすぎるし(元を辿れば、なかよし版『名探偵 夢水清志郎事件ノート』の教授から)
ちびキャラのデフォルメ具合が可愛すぎる!画像

帽子被ると帽子が猫耳形になるところとか、もうひたすらに可愛い。
本当に可愛いんですよね~~~、今からでもデフォルメフィギュア出てくれないかな。