偽りの祈りを捧げる / いとうかなこ「シンギュラリティ」【感想】

いとうかなこ『One's Rock』の影響で、CHAOS;CHILD熱がぶり返し気味。
ゲーム版のOPに関して、最初は「非実在青少年」の方がキャッチーで好きだったけど、今は「シンギュラリティ」のスルメ曲ぷりに魅了されている。 

シンギュラリティ

シンギュラリティ

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いとうかなこシンギュラリティ
作詞:志倉千代丸 作曲:志倉千代丸 編曲:悠木真一 

いとうかなこ×志倉千代丸× 悠木真一は、アニメ版OP&EDも手がけた黄金トリオ。
志倉千代丸関連の曲では、志倉千代丸×悠木真一のコンビが一番好き。
いっっっちばん好き。Occultic;NineのアニメEDとゲームOPも最高でした。

今曲はムービーと曲の親和性がお気に入り。
ムービー制作者は、北原史尋 / 株式会社 glow / 株式会社ディープ の3者だけど
やっぱり、アートディレクターである北原史尋の持ち味が色濃く出たOPだと思う。
モノクロでスタイリッシュな映像なんだけど、尖っている訳じゃない。
むしろ有機的な何か。
雨雫や血垂れ、澪の顔、並びにキャラが溶け落ちていくカットは楕円を描き、ぬるっとした一連のカメラワークは、脳内に侵入してくるようで。
奇跡のはじまり」からサビまでの、奥へ奥へとのめりこんで行くカットとか、何回リピートしたことか。
嫌悪と快感による洗脳。そんなものの疑似体験すら出来そうだよ、私はこのOPで。

悠木真一による脳内がむず痒くなるようなイントロ&アウトロも素晴らしい。
細かな蟲が這いずり出すような幻聴にも聞こえてくる、あの細かな雨音。
サビや間奏だとエレキの盛り上げのおかげで、科学ADVらしい勢いがあるんだけど、
イントロから滲み出す異質感に囚われる感覚が好きだ。

でも毎回泣きそうになる瞬間は「偽りの祈りを捧げる」で、おっけいさんの尊い祈りフェイスが映るとこ。
あの表情はやばい。尊い
痛みを湛えた眉に、口角の上がった唇。ただ重ねられた手に、吹き上がる襟。
ぱっと微笑んでるように見えて、全然そうではない。でも微笑んでるように見える。
何だろ、女神様……?女神様です。尾上世莉架は女神。