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吉野裕司「黒蝶のサイケデリカ オリジナルサウンドトラック」感想

黒蝶のサイケデリカ オリジナルサウンドトラック

 
吉野裕司が音楽を担当した、ゲーム「黒蝶のサイケデリカ」のオリジナルサウンドトラックを聞いた。
本編の感想は以下の通り。

という訳で「傷 エンディング 狭間ver.」のためだけに購入したが、改めて音楽を聞いてみると、めちゃくちゃいい
前半は雨の館を舞台とした、無機質で冷気漂う雰囲気。
ああいった冷ややかさも好きなのに、「涙」や「決意」など、ストリングスとピアノで光を滲ませ感動させてくる楽曲もセットなのだから、たまらない。
時に硬く、時に淡く、煌めきゆらめいた幻想。
そんなものを確かに瞼に映しだしてくれる音楽だった。
本編自体はそこまでツボにハマらなかったが、この一枚と、島みやえい子の主題歌に引き合わせてくれただけで、プレイした価値はあったんだよなあ。
 
収録曲リスト。気に入った曲は青字、イントロからして泣ける曲は赤字。
1. 蝶の誘い
2. 雨の館
3. 疑惑
4. 記憶の扉
5. 事件
6. 疾走
7. 対決
8. 混濁の闇
9. 悲哀
10.
11. 決意
12. 紡がれる絆
13. 日常I
14. 日常II
15. 日常III
16. 回想I
17. 回想II
18. 館の主
19. はずむ心
20. 未来
21.
22. 未来 エンディング 希望ver.
23. 傷 エンディング 狭間ver.

なんとな〜〜〜〜くだが、「蝶の誘い」は「レイトン教授」シリーズの西浦 智仁、
「日常Ⅰ」は「ヨスガノソラ」のBruno Wen-li、
「館の主」は「少女革命ウテナ」の光宗 信吉を思い起こさせた。
そこらへんが好き、ストリングスとピアノとコーラスが大好物です!という方には、おすすめできるような。