※2016/11/23:本記事 公開
2021/05/15:加筆修正(5年前の私は何をこんなにキレていたのか不思議)
トロフィーは73%。これから取る気はありません。
ただそれ以上に「駄目だこりゃ」という結末と、序盤から中盤にかけて無の時間が長すぎたかな。
ネタバレ感想
不満点
全10章のうち、1〜8章までは無、9章はすごく良かったけど、終章でこれまた無。
燻り続けた種火が燃え上がろうとしたものの、水をぶっかけられて終わってしまうような不完全燃焼感がありました。
そんなやるせなさと理不尽を、受け入れるとシャリー達は決めた。
ミルカ「私たち人間は、責任を取らなきゃいけない。せめて、そのくらいの恥を知るべき」
キースへの信頼が、ここで急に馬鹿みたいに思えてしまったのがキツイ。
人類を憎みながらもやっていることは旧人類と同じで、「水を枯れさせない」という目先の利益を追った。
そこに失望しています。
アーシャでは、めちゃイケおじだっただけにね。
止まらない滅びである『黄昏』の原因も答えも提示されてはいたのに、主人公達は手を伸ばさなかった。
アーシャの時は好きだったのになあ……あとカトラも。
商人であるとはいえ、貴重であるはずの水を独占しようとする子では無かったと思うんだけど。
人工生命体でどんな気分がする?と問われたホムラは、「おまえ くらいやつだろう だれか のぞんで うまれて きたやつなんか いるのか?」って問い返したし、中央に留学するチャンスを与えられたミルカは、「よく知らないだれかのためじゃなくて、この街の、大事な人たちの役に立ちたい」と言い切った。
彼らは大切なものを大切にして、見失わなずに生きてきたんだなあ、偉いなぁ……なんて涙ぐみそうになったり。
シャリステラで2+シャルロッテでも2、トゥールENDで1の計5つ。
キャラ別ENDもなければ、女子会&男子会のエンドもない。
アーシャで9、エスロジで11はあったスチル付きエンドが半分に減っている。
私が『黄昏』シリーズに求めているのは、左氏によるイラスト付きEDの割合も大きかったから、数は減らさないで欲しかった。
エスカ&ロジーとホムラは変わらずめちゃくちゃ可愛い。
ダメージを受けた時の「いたい」なんてね、可愛すぎる。
シャルロッテの師匠を頑張って努めようとする、ウィルベルへの好感度もかなり上がった。
新規キャラもおおむね好きだな、その点は流石アトリエシリーズ、外さない。
……と、ここまでぐだぐだ色々言ったけどさ。
この音にこの旋律、確かな風がここにある。
風なんですよ、風。
私は確かに今、疾風のど真ん中に突っ立っているんだと錯覚させてくれる。
日常生活でささくれだった神経を、なだめたい時によく聞いていた。
私の人生の一部を、確かに支えてくれていた一曲です。
「逃げ水の門」もすごく良かった。
今作に登場しなかったアーシャのキャラクターまで、『黄昏』シリーズの登場したほぼ全てのキャラが、黄昏らしい穏やかさで浮かび上がる。
『黄昏』シリーズ完結作に相応しいED映像過ぎるんだよ。
その穏やかさ、そしてどこか滅びを感じさせる色合いに、本編では一回も泣かなかったのに、イントロからだーだー泣いたぐらい。
シャリーのアトリエ~黄昏の海の錬金術士~オリジナルサウンドトラック
- アーティスト: matryoshka,柳川和樹,浅野隼人,阿知波大輔
- 出版社/メーカー: 株式会社ガスト
- 発売日: 2014/07/16
- メディア: CD
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サントラ収録はPlusからの追加曲を除き、全91曲。
3枚組み+スリーブケースとかなりの豪華仕様となっている。
ただブックレットは各キャラ画像より、ゲーム内で読めた作曲家コメントを載せてくれた方が嬉しいかったな。
個人的に気に入った曲が青字、聞くだけで痺れる曲は赤字。
9. Sweep! ~その3~
13. Automata Song
14. 古道にて
15. Aquarius
16. primordial
17. まだまだつづくよ!
18. Narcolepsist
19. 海嘯
20. 船の上の錬金術士 ~epilogue~
21. 鼻歌響く工房で ~epilogue~
22. Rusty Sky ~epilogue~
23. Last Wanderlust
24. FJ:イニシエイトグラム
25. FJ:バーニングフラム
26. FJ:フルオート
27. FJ:シークレットアーツ
28. FJ:フェイタルブロー
29. FJ:神撃の槌
30. FJ:ホム式無双乃太刀
31. FJ:ハンドオブダスク