コラボのデメリットが目立つ アニメ「亜人」第2クールOP angela×fripSide「僕は僕であって」一口感想

僕は僕であって(通常盤)

 
アニメ「亜人」第2クールOPである、angela×fripSideのコラボシングル「僕は僕であって」を聞いた。


angela×fripSide「僕は僕であって」Music Clip(short ver.)

試聴音源を聞いた時点では期待してたが、通して聞くと微妙……だった……。
メロディーは好みの範囲だったが、南條愛乃が加わったボーカルがどうにも。
angelaだけの楽曲だったら、そこ伸ばしたまま突っ切るよね!?ってところで音が区切れてしまうのが歯がゆい。
Bメロ「壊されて いっただけ」からサビに移るところとか「最初からリスクだけのスタート」で次のメロディーに入るところとか。
サビラスト「切り裂いた お前は誰だ?」も、atsukoだけならもっとしつこく伸ばせたはずなのにと思ってしまう。
私は、angelaのどこで息継ぎしてるんだか分からないぐらい伸びるボーカルが好きだ。
その良さが、今作ではfripSideとコラボしたことで打ち消されてしまっているように感じた。
感情の込め方も同様。
ほっといてくれ Craze」の部分は「DEAD OR ALIVE」のCメロ「痛い 痛い 痛い」に似ているが、どこか一本調子。
DEAD OR ALIVE

DEAD OR ALIVE

同じ単語に高低差をつけ、歌い分けられるところがangelaの強みだと思っているのでやっぱり微妙。
2曲目「僕は僕であって(part of atsuko)」の方に期待したが、マジでパート部分のみだけの収録だったので、そこにもがっかり。
アルバムで両者共がそれぞれセルフカバーするフラグであってほしいよ、本当に。
ただ「最初からリスクだけのスタート」「遠くの平穏 さよならもなくて」という歌詞アニメのタイアップ先イメージぽくては素敵だ。
タイトルである「僕は僕であって」も、1期のOPはflumpool夜は眠れるかい?」の「止まらないように 揺るぎないように 自分自身はまだ捨てないように」とどこか繋がるような気配がしなくもない。

夜は眠れるかい?

夜は眠れるかい?

ただ「夜は眠れるかい?」の叫びは「誰かこの手掴んでくれよ」で、今作は「ほっといてくれ
そこに物語の移ろい、心情の対比を読み取れるのが面白いしワクワクする。

 
ここからは余談。
タイトルと歌詞内容から何となく「僕じゃない」を思い出して聞き返したが、今曲の消化不良感をすっかり拭い去ってくれて満足。
僕じゃない

僕じゃない

僕じゃない 僕じゃない 僕じゃない」の歌い分け、ああいう声を今曲にも期待していた。
ただ死ぬだけの人生なのに なぜ強くなりたいの?」と「もう少しだけ自分を知れたら 「愛してる」の使い方を覚えたい…」はいつ聞いても涙腺にくる。
そもそもロボもののエンディングで「僕じゃない」と、歳相応らしい少年の姿を描き出した視点が大好きだ。
年齢にかぎらず、誰だって殺したくないし、殺されたくないし、責任は取りたくないもの。
それでいて最後、ほんの僅か「いつか「変われる」と思えるなら」と人間の強さを示す切り口にやられた。
革命機ヴァルヴレイヴも2013年春アニメだったんで、もう3年経ったのか。早い。