同じ単語に高低差をつけ、歌い分けられるところがangelaの強みだと思っているのでやっぱり微妙。
2曲目「僕は僕であって(part of atsuko)」の方に期待したが、マジでパート部分のみだけの収録だったので、そこにもがっかり。
アルバムで両者共がそれぞれセルフカバーするフラグであってほしいよ、本当に。
ただ「最初からリスクだけのスタート」「遠くの平穏 さよならもなくて」という歌詞アニメのタイアップ先イメージぽくては素敵だ。
タイトルである「僕は僕であって」も、1期のOPはflumpool「夜は眠れるかい?」の「止まらないように 揺るぎないように 自分自身はまだ捨てないように」とどこか繋がるような気配がしなくもない。
ただ「夜は眠れるかい?」の叫びは「誰かこの手掴んでくれよ」で、今作は「ほっといてくれ」
そこに物語の移ろい、心情の対比を読み取れるのが面白いしワクワクする。
「僕じゃない 僕じゃない 僕じゃない」の歌い分け、ああいう声を今曲にも期待していた。
「ただ死ぬだけの人生なのに なぜ強くなりたいの?」と「もう少しだけ自分を知れたら 「愛してる」の使い方を覚えたい…」はいつ聞いても涙腺にくる。
そもそもロボもののエンディングで「僕じゃない」と、歳相応らしい少年の姿を描き出した視点が大好きだ。
年齢にかぎらず、誰だって殺したくないし、殺されたくないし、責任は取りたくないもの。
それでいて最後、ほんの僅か「いつか「変われる」と思えるなら」と人間の強さを示す切り口にやられた。
革命機ヴァルヴレイヴも2013年春アニメだったんで、もう3年経ったのか。早い。