藤田淳平の編曲はいいものだ アニメ「うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEレジェンドスター」OP 宮野真守「テンペスト」感想

15thシングル「テンペスト」

 
アニメ「うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEレジェンドスター」OPである、宮野真守テンペスト」を聞いた。
藤田淳平(Elements Garden)の編曲目当てで手に取ったが、思いの外アート・デザインがかなり良かった。
山田章吾(Tokyo Yamada Design Office)という方が担当したらしく、事務所のポートフォリオも観てみたが、宮野真守悠木碧ファンにはお馴染みの所なのだろうか。
歌詞カードの紙質も手触りがよく、仄かなセピアを感じせるデザインも女ヲタにはグッとくる。
何より、光の色調を強く打ち出したフォトの鮮やかな色味がすごく綺麗だった。
レインボー・グラデーションがかった帯が水面にかかるジャケットも素敵だが、特に惹かれたのは歌詞カード内の一枚。
緑と橙、オーバーレイとコントラストの中でぼやけた草木が黄色に滲む風景に目を奪われた。
ああ、秋っぽいなあ、秋の光ってこんなに美しいんだなあ、とCDを取り出すのもさて置いて、しみじみと眺めてしまったぐらいに、加工具合が好みだった。
CDのタイトル、テンペストの意味は嵐。
一般的なstormではなく、tempestを用いた理由が、この上品なジャケットからも伺えるようだ。
 
うたプリについては、いつか追いたいな〜〜と思っているうちに4期まで来てしまった。
時間の流れが早すぎる、私はまだ DOKI×2で壊れそう1000%LOVE の印象しか持てていないぞ……!!
マジLOVE1000%

マジLOVE1000%

ただ今期OPの時点で、神宮寺レンのウインクにすごい萌えたから、手を出せばハマれそうな気はしている。

 

 

テンペスト

テンペスト

 吹き荒れる風が 嵐を呼び寄せ  ざわめき(試されるように)  心乱されていく

藤田淳平編曲の何が好きかって、やっぱりストリングスの使い方がすんごいドラマチックなところ。
弦の音は使いようによって、光にも雲にも風にも变化する。
一つの音がたった数分の間に形を変え、目まぐるしく情景を描いて消える姿を、彼のアレンジは見せてくれる。
特に今曲は、テンペストを冠す通り、その移り変わりが顕著だ。
1番のAメロではピアノとアコギで抑えつつ、Bメロに入ると次第にドラムが響き、ストリングスの風が流れ始める。
その風が渦を巻き、「さぁ舞い上がれ、今」とサビへ突入していく展開がめちゃくちゃ熱い!!
歌を信じて」で入る電子音(もしくはかなり高音のストリングス?)は、過剰な気もしたが、この音こそがうたプリという感じもする。
で、2番からはABメロもストリングスの大乱舞なので、テンションがサビのままずっとハイなのも上手いな〜〜!!
間奏で「まだ此処では…終われやしない  空よ…虹を描け」とあるように。
雨が止むまで待ってるんじゃない、雨の下を駆けるんじゃない。
自分達は雨雲をこじ開けて、空を晴れ渡せる存在だと、そう言いたいかのような音にやられた。
実質、8秒で終わるアウトロも潔くて見事。
さっきまで雲であり、風でもあったストリングスが、ここでは天使の梯子のように余韻を残すところが流石すぎる。
フレーズでは「涙に濡れても 歌を信じて」という「うたの☆プリンスさまっ♪」ならではのド直球ワードがお気に入り。
 
 
2.Sugar , Sugar 
Sugar、 Sugar

Sugar、 Sugar

Hey , sugar sugar 終わらせない  Tonight

前曲とは打って変わって、R&B調のお洒落なナンバー。
小気味よいリズムが心地よくて、編曲者は誰だろうと見たら COMMAND FREAKS / CASPER の2名(?)。
どうやら韓国を拠点に活動している方達らしく、確かにコーラスや金管楽器の入れ方は洋楽らしいクオリティ。
パッと聞いた瞬間は、久保田利伸LA・LA・LA LOVE SONG」を思い浮かべたかな。
LA・LA・LA LOVE SONG(with Naomi Campbell)

LA・LA・LA LOVE SONG(with Naomi Campbell)

もしくは山下達郎とか……今時のテクニカルな音ながらも、どことなく懐かしさを感じるテイストだ。
思わず体が動き、慣れないフィンガースナップをやりたくなるような曲が好きなら、今曲もたぶん気に入るはず。
ただずっと聞いてると安野モヨコの「シュガシュガルーン」しか浮かばなくなって困った。

 

以上。
2017年1月26日にvita移植作「うたの☆プリンスさまっ♪Repeart Love」が出るらしいので、購入検討中。OP次第かな。