早い話、ときめくと死ぬ(リアルガチで) PSP「Grass Heart Princess」感想

Glass Heart Princess (グラスハートプリンセス)(通常版)

 
個人的お気に入り度 4.8 / 5
 
オトメイトより発売されたPSPGrass Heart Princess」をプレイした。
フルコンプまでの時間は一人あたり2時間×4で約9時間弱。
ときめきすぎたら死ぬ、と言う【硝子の心臓症候群】を患った主人公:姫野京子が、あえて攻略対象とのデートでときめき心臓を鍛えるというぶっとんだ馬鹿ゲー。
こういう「馬鹿じゃねーーーーーのwww」っていう乙女ゲーム私は大ッ好きだ。
ときめくたびに鳴る鼓動がやけにリアルかつ、視界の四隅が赤く染まるので、ガチで生死を賭けている感じがする。
攻略対象が何か行動をするたびに、「あ〜〜〜〜待って、待って。耐えられないかも。死ぬかもしれないから、待って!!セーブしてないの!!」と焦る乙女ゲーなんて初めて。
いやー、めちゃくちゃ面白かったし楽しかった!!
 
終盤に差し迫ったところで怒涛のように追加される「え!?何それ、聞いてないんだけど!!」のトンデモ属性や、「どこのB級ハリウッド映画だよ!!」と突っ込みたくなるぐらい飛躍しまくったストーリー展開。
ただエンディングを迎えた時には「……良かった、すごい良かったよ!!」と熱弁したくなる魅力が、このグラスハートプリンセスにはあると思う。
話の構成が、文字通りジェットコースターみたいだった。
デートパートまではじわじわとした甘い恋愛、勾配を登り終わって各エンディングに入ってからが右へ左へ上へ下への急展開、それでも終わってみればちゃんと入り口だった穏やかな日常に着いている。
途中でレールから脱線することもなく、ただただ楽しかったという興奮だけを残して。
そう思えるのは、オマケのフルコンプCGに依るところが大きいかもしれない。
攻略対象からのメモ付き「卒業写真」
あの一枚を目にした瞬間に、こういう王道ポイントを外さないところが好きだと、今作をプレイ出来て良かったなと心から思った。
 
ディレクターは中村和騎、BGM担当はMANYO。
ホワイトベースの背景に、ショッキングピンクアイコンを配置したメインのデザインセンスは好きだし、MANYOも霜月はるか関連で耳にする名前だ。
全然関係ないが、数日前に「月の虚」を聞き返していたばかりだったので、タイミングがいい。
月の虚

月の虚

OP&EDもiTunesで購入済。
個人的にはEDの方が好きかな。ゲームでの入りが「終わったー!!」という感じがしてすごく良かった。
明るく、楽しく、達成感を感じさせてくれるイントロだ。

恋色ミラクル

恋色ミラクル

  • Glass Heart Prince
  • アニメ
  • ¥250

 

攻略した順番は、烏丸幸人→星野彼方→朝比奈天馬→道明寺凱→柾木真之介。
皆好き、大好きだ。
イラストレーター:きなみ由希によるCGも美麗で、暇さえあればギャラリーをついつい眺めてしまうほど。
その中でも一人選べと言われたら、星野彼方で!!
詳しくは追記で語るが、彼のルートが一番「心臓」をモチーフとしていたからだ。
硝子の心臓が砕けた、その先を見せてくれたという意味で、最萌えです。
 
vitaに慣れた身として今更PSPはどうだろ……と心配だったが、スクショも出来たし特に大きな不満点はなし。
ただやっぱり本体の分厚さがチープというか、玩具っぽい。
2000年代初期のガラケーを思いだすような触り心地だった。進化ってすごいわ。
 
ではでは、以下攻略した順にメイン攻略者4人のキャラクター別感想……の予定だったが諸事情で星野彼方一人だけ。
ネタバレなので未プレイの方はご注意を。
 

 

 
星野彼方 (CV.宮田幸季)
追加属性:アンドロイド
 
彼については一から十まで全部好きだった記憶しかない。
初めてのデートである「一緒に食べよ。」からして私のツボを突いてくる、無知なりの愛情表現がたまらなかった。
こういうの、食後のデザートっていうんでしょ?君も今食後だから、おすそわけ
ディアラバ無印のレイジでも思ったが、私食べ物を分けてくれる男に弱いな。
主人公が、彼方に気に入られようと頑張る姿も、恋する乙女っぽくて可愛かったのも好印象の一つ。
裸の彼方と風呂場で遭遇し、死を覚悟しつつ
間違い無くダメだ。これは耐え切れない だから、多分次が最後だ なら言わなけれなば―」と告白しようとしたその心意気たるや!!
乙女心にズドンときてしまった。
主人公も好き、星野彼方も好き。そりゃ一番好きなルートになるでしょ、こんなん。
 
まず、前半で気に入ったデートは7つ。
ぽわぽわしたところを可愛いと思っているので、もはや喋ってくれるだけで萌える。
行動ににやにやしたのが【ミラクルマジック】と【星野彼方の正体……?】
マジックを嬉しそうに見せびらかす子どものような無邪気さや、自身が尾行されていても「いいよ別に。気にしないで。でも次は僕も混ぜてほしいな。」と言えちゃう天然ぷりが好き。
【君の声】で海から溺れた主人公を助けた際の台詞、「心配しないで。海は元通りにしておくから だから、今はゆっくり眠ってて?」もいいなあ。
眠ってて?という言葉遣いにキュンとくる。
【アメフト部入部】は、2回ボールを壁にめり込ませた時のやり取りが夫婦っぽい。
これがデジャ・ヴ?」「確実に前と同じ事態なのでそれはちょっと違うような…」
逃げようか」「そうですね……」
 
どこかサウンドノベルっぽいホラーじみた仕掛けが随所に見られたのも好み。
例を挙げるなら【夢の中へ……。】と【リングj結●w人の輪】
まずは前者。
デート中にまずい光景を見られたから、という理由で「ごめんね、京子。やり直し」「それじゃ、おはようしようか」と何度も記憶を弄くられる狂気がたまらなかった。
常識的に見ればかなりヤバイ事を平然とやってのける、倫理感のなさと得体のしれない不気味さに萌えてしまった。
まさかこのゲームで、こんなにぞくぞくする経験が出来るとは思わなかったもの。
こういうホラー要素っていわゆるヤンデレキャラルートで会うと別にどうとも思わないが、不意打ちでくらうとやばい。
ラスト、記憶の改変で植え付けられた記憶の選択肢が、どれを選んでも一緒という点もいい。
遊園地で爆弾魔とゲーム
遊園地で爆弾魔とゲーム
遊園地で爆弾魔とゲーム
ただ「…どんな、判断よ……zzz」とパロネタで落としてギャグに昇華するところがグラハらしいな。
バクダン★ハンダン(通常版)

バクダン★ハンダン(通常版)

 

次に、ジェットコースター部分について。
キス、しよう?」と序盤の資料通りにキスしようとするとか、すごい馬鹿で可愛い。
そのせいで死んだけど!!そのせいで死んだけど!!
一回、心臓が止まった主人公は彼方の2個あった心臓のうち、1個を移植し助かる。
どんな展開だよ!!とは思うが、その心臓メンテナンス方法がすごいロマンチックだったのでもう全部許した。

 
こうやって、僕の心臓とぴったり心音が重なっていれば正常、違ったら異常
もうなんて言うか、すごいとしか言えない。
ここまで萌えるシチュがまだあったか!!ってぐらい萌えた。
心音を同じにするって、同じ世界を共に見ることだろう。
哺乳類が一生の内に打つ鼓動は15億回で、ネズミは0.1秒ごと、ゾウは3秒ごとに1回心臓が脈打つ。
そうすると、必然的に体感時間が変わってきて、ネズミとゾウでは18倍も体感時間に差があるそうで。

つまり、心拍数が常に同じなら、同じ体感時間で日々を過ごすこととなる。
人間とアンドロイドだからこそ、その意味合いもまた大きい。
硝子の心臓が砕けた先に、彼方と心臓を分かち合い、心音を重ねる未来があった。
そう考えると彼方ルートこそ、タイトル:グラスハートプリンセスらしい話だと思う。
ルートの中盤は、完全にE.T.でしたけど。
E.T. (字幕版)

E.T. (字幕版)

 

別れのキスシーンもとにかくグッときた。
これでもう君に逢えないのかなって、もうデートにも誘ってもらえないのかなって」という前台詞もいいし、E.T.なんだか織姫と彦星なんだか色々ごっちゃになってても、いや、だからこそじ〜んときてしまったのかも。
なんかすごい、すごい良かった……!!(結局それ)
彼方にひっついている、マスコット的宇宙人も飴食べてたり海持ち上げてくれたりのぼせてたりサンタ帽かぶっていたりとベリーキュート。
ちゃっかりピンク宇宙人とラブラブになっとる粋な計らいにも、にやり。

 
 
以上。一応他3人のも書いていたが、保存ミスで消えた。
気力が湧けば、後々追加していく予定。たぶんしないけど。
FDも購入する予定だし、同じディレクターとイラストレーターが関わっている「悠久のティアブレイド」も余裕が出来たらプレイしたい。