原点回帰の集大成感はあるが、階層にネタ切れ感あり アトラス「世界樹の迷宮Ⅴ 長き神話の果て」クリア感想

世界樹の迷宮V 長き神話の果て 【先着購入特典】世界樹の迷宮? サウンドトラック ラフスケッチVer.付 & 【Amazon.co.jp限定特典】3DS用オリジナルテーマ配信

 
個人的お気に入り度 4 / 5
 
アトラス「世界樹の迷宮Ⅴ 長き神話の果て」をプレイ時間23時間で第5層のラスボス撃破、第6層へと到着したので本編クリア感想。
特典ラフスケッチ漫画で語られている通り、原点回帰の集大成感はあった。
ⅢやⅣにあった迷宮踏破以外のお遊びマッピング要素はなくなり、街の施設も宿屋・店・酒場・ギルド・評議会の5つと簡素。
ひたすら迷宮に出向いて地図を書き、敵を屠って街へ帰還、一眠りしたらまた迷宮への繰り返し。
そして、たったそれだけの行為に達成感を見出し、楽しめるのが「世界樹の迷宮」シリーズなのだと思った。
迷宮内を探索するギルドメンバー構成を考えるのも、FOEをどう避けるか地図とにらめっこするのも、全てはまだ見ぬ階層を求めて。
プレイ中、楽しいとか楽しくないとかすら、あまり感じなかったな。
そこに未踏破迷宮があるのだから、マッピングをしに行くしかないという好奇心と強迫観念。
現実世界のプレイヤー=ゲーム内の冒険者だと、強く感じられるのも、また世界樹の特徴だ。
なので街の人達(特にレムス)の叱咤激励や賞賛がすごく嬉しいんだよね、ギルド=プレイヤーなので。
 
当ギルド「フェブライン」の構成メンバーはこんな感じ。

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(※名前の呼び方は上から順に、ブライアン/サマンサ・タバサ/テオ・クルー/くさなぎ かおる/こうたり けん
 かなりの自己満だけど、狼足 健くんが響き的に一番気に入っている。2番目はサマンサタバサ)
 
前衛:縛りメインのセスタス/盾役のドラグーン/
後衛:回復&状態異常のハーバリスト/属性攻撃のウォーロック/縛り&回復のハウンド
 
割りと無難な感じではあるが、体験版で「よし今作は縛りメインでやっていこう」と決めてからは、一度もメンバーを変えていない。
変えずとも、5層ラスボスまで撃破できるバランスも世界樹ならではで良かった。
途中で新たな職業が出てくることもなかったので、ギルメンに愛着が湧きやすいところも今作の良いところか。
職業で言えば、誰が何と言おうとハウンドが強かった!!
第5層ラスボスが2回目の即死級全体攻撃に備え、「これhageるわ」と諦めたその時、ハウンドの鷹が頭封じを決めてくれた。
その瞬間「鷹〜〜〜!!!世界樹5の主人公は君だよぉぉ〜〜!!!」って叫びかけたので、本当に縛りは命。鷹最強。
次点ではハーバリストのポイズンスモーク。
雑魚戦では毒さえ決まれば2ターン後には決着が着いたし、回復役ながらも大いに戦闘で役立ってくれた。
 
こんな感じで迷宮探索そのものに文句は一切ないのだが、階層にネタ切れ感が漂うのが残念。
初代&Ⅱに近い、迷宮探索に重きを置いたシステムで、メインの階層に魅力がないのはキツイ。
4層まで無難なRPGに見せかけておいて、地下深くの第5層「遺都シンジュク」でプレイヤーの先入観をひっくりかえした初代。
アーサー・C・クラーク著のSF小説幼年期の終わり」をモチーフに、1層から4層まで四季折々の景色を、5層で悪趣味とも取れる金ピカの城を積み重ねたⅡ。
階層そのものがメインストーリーを補完していた初代&Ⅱに比べると、今作はどうにも決定打に欠ける。
それは本編の5層までだけでなく、クリア後の(建前上)オマケ要素である第6層にも現れてしまっている気が。
初代は浄化が及ばない、世界樹の不浄かつ凶悪な臓器として「真朱ノ窟」があり、
Ⅱはラスボスが目指した不老不死を実験するための人工的な箱庭として「禁忌ノ森」があった。
どちらも本編の裏面として語られる、かなり不気味な階層だからこそ、私は第6層が大好きで、第6層を目指して冒険してきた。
私にとって、階層は世界樹で一番重視している項目と言ってもいい。
なのに今作の6層は何だよ、一体……。
いくらSEGAに拾われたからと言えどセブンスドラゴン2020-Ⅱ」の焼き直しは勘弁してください。
セブンスドラゴン2020-II

セブンスドラゴン2020-II

 

 

以上。
先着購入特典のオマケ漫画に「世界樹に求められていた変化とはこのようなものだったのであろうか」とあったが、個人的には、こういう方向性で大丈夫、合ってる、合ってると言いたい。
ただもう少し魅力あるストーリーと、それに密接した階層があったら更に良いということで。
ではでは、Ⅵをまた楽しみに待ってます。
  
(※追記
この記事を書いてから、色々と他の方の感想を漁った。
公開されているアルカディア全体図で、月というか惑星が二つ見えること

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実際の火星に「アイオリス山」と名付けられた地名があることから、舞台は地球でなく火星なのでは、という見方が多かった。へーって感じだ。
6層を踏破すると、それらしきイベントEDも見れるとのことで。
うーん、レベルキャップ開放して目指すべきだろうか、30F。
ただ人間より大いな上位者が、再生の種を植え付けるために惑星を周り、生まれ出た命を育み見守るってそれなんてセブンスドラゴン2020だし、それ何て幼年期の終わり)