個人的お気に入り度 2.8 / 5
amazarashiのメジャー3rdミニアルバムである「アノミー」を聞いた。
……のはいいんだけど、全く心に響いてこなくて残念。
全6曲中、欠片でも好きになれたのは表題曲「アノミー」ぐらい。
2.さくら
日当たりが悪くなるから窓の外にある大きな木が嫌いだった春になって 花をつけるまで 僕はその木が嫌いだったんだ
3.理想の花
どこへ行こうが 花である 迷いにだけ咲く 花である
場所を選ばぬ 花である 理想に根を張る 花である
4.ピアノ泥棒
正直目がくらんだ あいつがあれば 僕は誰よりも上手く弾けるのにな
あのピアノ盗んで 引きたいな 取って起きの 自慢のクラシックバラード
5.おもろうてやがて悲しき東口
遺失物係に忘れられた 新聞紙にくるまれた位牌 墜落したアンタレス
6.この街で生きている
いつでも紅い夕焼け 戸惑う未来教えて
生きていく上での悲哀とか、屈辱とか鬱憤とか、その合間に奇跡的に差す希望だとか。
「人生」を歌うアーティストはたくさんいて、誰に共感出来るかはそれこそ個人の問題だろう。
そしてそんな私の席にはもう、中島みゆきが座っているわけで。
彼の人生観に頷くところはあっても、揺さぶれて涙するような所はなかったのでお気に入りは2.8。
ただ、私は何の思い入れもなく忘れてしまうだろうけど、誰かの心には強烈な印象を残しえる一枚だと思う。
そう確信出来るところが、amazarashiの凄いところだよな。