個人的お気に入り度 3.5 / 5
……BLじゃなければ何なんだよ!!!と言いたくなるような、バスタオル越しキスの印象が強く、曲の方まで興味がわかなかったのだ。
(いや、ED自体は悪魔と契約せざるを得なかった主人公の洗礼を描いたものだって分かるんだけどね。でもほら、キスはさ…BLでは…)
ただ、彼女が最近リリースした1stミニアルバム「X -Crossing-」に、どうやら分島花音が楽曲提供をしているらしく。
分島花音ファンとして、そのミニアルバムを聞かない訳にはいかない。
そのために、まずはデビューシングルの方を先に知っておいた方がいいよなあ……という理由で今作を手に取った。
つまり2年越しの巡り合わせというか、何というか。
物事の種というのは、いつどこで蒔かれて、どんな時に芽吹くか分からないものだなと思う。
1. 蒼き月満ちて
この悲しみの果てにある明日は 怯えてるこの心 ただ蒼く染めてく
黒執事らしいと言えばらしい、ピアノと弦楽器ストリングスメインのダークゴシックな一曲。
ストリングスを多用しているが、全体的にはロックなアレンジ。
なので、1期&2期EDのkalafina曲よりは、ライトなアニソンという印象を受けた。
ただ単にボーカルの発声が違うというだけかもしれないが。
一番好きなのは、間奏で弦楽器がメインを張る箇所。
あの、高音で空気が震える激しさがたまらなくて、何回もリピートしてしまう。
今はもう22巻まで出ているのか……息が長いコンテンツだなあ。本当に。
2.CHECKMATE
毒が塗られた 白黒の盤に立つのは 穢れた君と僕
特にピンとこず。イントロのギターメロディーが一番わくわくした。
3.Fallen Angel
貴方といると何かが変わる Fallen Angel Take me higher
もしかしたら表題曲より個人的にはツボかもしれないCP曲。
Bメロのエフェクトボーカルや、サビのコーラス等、私の好きな要素しか入っていない。
イントロからアウトロまで、気に入らないところがないというか……全体的に好き。
これで歌詞がもうちょっと捻ってあったら、完璧だったのだけど。
以上。
3曲とも薄ぼんやりとした好感は抱くのだが、グッと心に踏み込んでくるような歌詞がなかったので、お気に入り度としては3。
ボーカルも嫌いじゃないし、雰囲気もまあまあ好みなんだけど、いかんせんもう一歩。
ミニアルバム「X -Crossing-」の方も聞く予定ではあるが、分島花音が提供したのは作曲だけなので楽しめるか、些か不安。
黒執事EDとしてみれば、映像音楽共に傑作と言ってもいい出来だと個人的には思っているが。