あたし行かなくちゃ 蒼穹のファフナー(1期) 4~6話 感想

 

蒼穹のファフナー Arcadian project 02 [DVD]


蒼穹のファフナー」第2巻(4~6話収録)を見た。
DVDだと「Arcadian memory」と銘打ってあるのは何か意味があるのだろうか。
この巻で物語こそ大きく進展がないものの、個人の感情面がよりクローズアップされている。
といってもまだまだ謎に包まれたままなのだが。
前回と同じく、追記からはネタバレ全開なのでご注意を。

 

 

4話 逃 ふなで 航

f:id:iroribatadanngisitu:20151129135626p:plain

(この無邪気っぽさも演技だというのが、愛おしく思える)


島お引越し&新国連に発見&変な歌聴こえちゃうよ回。
そこまで物語に大きい変化はないので、キャラ萌え感想でも。
絶対に手を出すな」と言われているのに、手を出しちゃう正義漢の一騎。
ここまで一騎が人間の命にこだわる理由が分からないのだが、14歳という年齢を考えれば当たり前か。
助けるのは悪いことなのか!?」というのは、理想を背負える子どもだからこそ言えるセリフにも思える。
着地時の「降りたぞ」という総士の言葉に「落ちたんだよ」と言い返す一騎が可愛い。
終盤で春日井甲洋の微妙な心境を表すシーンもよかった。
二人の活躍を見ず震えていたあと、二人に向かって「すごかったな!!」と明るく声をかける姿。
何だか無性にぐっときてしまった。
春日井甲洋の持つ優しさと見栄が、とても繊細に描写されていると思う。
この微妙なさじ加減で描かれる「情」がいい。
甲洋の明るさが「…大戦果だそう、だ」と二人に仄かな希望を落としたところもたまらん。
しかしその直前、一騎が総士を呼び止めたところで一騎は何を言いたかったのだろう。
人命を助けることの有無か、その責任を自分一人で被った点か。

 

 


5話 約 ちかい 束

f:id:iroribatadanngisitu:20151129141742p:plain

(こいつ、いつも海見ながら喋ってるな)

情勢的にも個人的にも、面倒くさそう&死亡フラグ乱立回。
特に冒頭の真矢&総士の会話シーンには「え?」と思った。

真矢「皆城くんもこういうとこ来るんだ
総士一騎もよくここに来たことがあるって聞いたから。僕も少し見たくなっただけさ

…ここまでの描写で、一騎と総士が仲良く好きな景色の話でもする機会があるとは到底思えないのだが…。
一騎がわざわざ話したのか?今のところ全く関係ない山へ、よく行くって?
伝聞にしても少し謎が残る台詞。

真矢「そんなに、一騎くんの気持ちに入り込みたいの?
総士それは、いけないことかい

には「ホモかよ!!」と叫びそうになったが、こちらは理解できる会話。
純粋な好意(ではなさそうだが)か、ファフナーの操縦をより良くしたい使命感かは分からないが、何となく察しが付く。
総士は羽佐間翔子の恋路を邪魔してまで、一騎の心の平穏を守りたい…のだろうか。

後半はもう羽佐間翔子の死亡フラグをぐっさぐっさ突き立てる展開のオンパレード。
好きな子が他の男を好きとしりつつ、協力を申し出る甲洋の男前っぷりが沁みる。

f:id:iroribatadanngisitu:20151129142547p:plain

(お前…どこまで不憫でいい奴なんだよ…)

しかし恋する乙女というのは強い。
一騎君の島を壊さないで…」と言うが、竜宮島って一騎の島か?と視聴者は思うが
翔子にとっては一騎との唯一の共通点だったのかもしれない。
病弱で学校も行けず、日常的に会える訳でもない一騎と、同じ島内に住んでいるという唯一の。
なぜ翔子が一騎を好きになったのか、はこれから説明があるのだろう。
たぶん翔子が死んだ後で。

 

 

6話 翔 ぎせい 空

f:id:iroribatadanngisitu:20151129144405p:plain
(空の蒼さ、伸びる航跡雲)

羽佐間翔子、お亡くなり回。
タイトルからして「あぁ、そう…そっか…」という感じである。
私たち、生まれた時から戦うことが決まってたんでしょ?」と
あなたの…子供じゃないんだから」を何時、どこで翔子が知ったのかが気になる。
誰かの入れ知恵か、それとも翔子の特別な能力だったのか。これも伏線の一つなのだろう。

前回の次回予告からも分かっていたが、それでも誰かが死ぬ場面というのは悲しい。
生を犠牲にしてまで守りたかったのは恋心。
病弱な少女の内側に、あれだけの熱量が秘められているのに誰も気づけなかった。
そして気付いても止められなかった。それが翔子の願いなのだから。
それでも彼女は最後に、羽佐間容子への謝罪を口にしたのに涙腺が緩む。
容子が名づけた翔子という名前。
空高く羽ばたいてほしいからよ」という母の願いを裏切る形で彼女は飛んだ。
一騎への恋のためだけに。
その恋を総士が容認し、肯定したのにもちょっとぐっときた所がある。

ピアノバージョンで、しかも「あたし 行かなくちゃ」と2番の歌詞から流れ出すEDが卑怯。
あんなもの、泣くに決まっている。この回は音楽も秀逸だった。

 



という訳で「蒼穹のファフナー」第2巻、4~6話までだった。
一気に2巻ぐらい感想を書いてもいいのだがそれだと疲れるので、これぐらいのペースがいいのだろう。
見るときは一気に6話ぐらい見てるのだが。
そして「うわああーーーっっ」という気分になって日常が手につかなくなるのだが。

この巻で一番可愛い!!と思ったのは5話の総士の横顔。

f:id:iroribatadanngisitu:20151129150425p:plain

前から歩いてきた一騎を見かけた瞬間にこんな可愛い顔になるとは、こっちが驚く。
乙女か、恋する乙女か。


↓ 1巻の感想。本当にEDの一騎は興奮する。

iroribatadanngisitu.hatenablog.com