復元可能な灰壺

個人的な感想文ブログ

EPIC DAYを2周しかしてないくせに「B'z LIVE-GYM 2015 -EPIC NIGHT-」に行ってきた

 

EPIC DAY (通常盤)

 

20曲中8曲しか分からなかったが、それでも言おう「最高の夜だった

 

 

そもそもなぜ今回B'zのライブチケットと取ったのかと言われたら、
シングルの「有頂天」(日本テレビ土曜ドラマ「学校のカイダン」 主題歌)があまりにも格好良かったからである。
「おおーー!!なんだこの曲かっけええええー!!え?夏にライブやる?よし分かった、申し込むわ!」
と一人盛り上がり、その場の勢いで申し込んだら運良く当たったのだ。


そしてチケットを近場のローソンでゲットした後にアルバム「EPIC DAY」を入手した。
私が持ってる唯一のB'zのアルバムは「B'z The Best XXV 1999-2012」である。

 

B'z The Best XXV 1999-2012(通常盤)

代表曲はほぼ聞けて大満足の一枚なのだが、これ以外に聞いたことがない。

つまりB'zのオリジナルアルバムを1枚も聞いたことがなかった。

 

そして今回初めてのオリジナルアルバム「EPIC DAY」を聞いた。
初見でピン!ときたのは「Las Vegas」「EPIC DAY」「有頂天」の3曲だけだった。
やはり私にとってB'zといえば激しくノリのいいロックであり、
バラードやミディアムナンバーが多めの今回のアルバムはいまいちピンとこなかった。
だからざーっと2回程度聞き流しただけで、あまり何度も聞こうとは思わなかった。

 

そして何やかんやで当日。
外は猛暑。正直行くのをやめて、近所の花火大会でも見に行こうかと思うくらい気が進まなかった

「全然分からないだろうけど、果たして楽しめるのだろうか…」という不安だけが増大している状態だった。
いくら浅いとはいえ好きなアーティストのライブへ行ってノれずに気まずい思いをするのは嫌だ。
ならいっそ行かないほうがマシなのでは…というネガティヴ思考。
でもやはり「有頂天」が聞きたい。「今夜だけでも」のひとフレーズさえ聞ければいいや、
それで痺れることが出来たらいいやと思い直して家を出た。

 

会場に近づくにつれて、B'zの鞄やT-シャツ等を着た人々が目立ってきた。
そこらへんでようやく私は「来てよかったかも、楽しみかも」と思い始めた。
会場への通路を歩いている人々は、年齢も性別もさまざまで服装や身なりも千差万別だった。
グッズを持っている人もいない人も、うつむいている人も笑っている人もいた。
自分がノってようがノってまいが、この人たちには何の関係もなくて、
この人たちはこの人たちなりに一人一人楽しむために来ているんだなあという当たり前のことが、なぜか心にしみた。

 

特に物販に興味もなかったので1時間前に会場入り。席はそれなりに良い席だったと思う。
350円のポテトやら200円のカルピスを食ったり飲んだりしているうちに、開演時刻になった。
ちなみに当たり前のようにぼっち参戦である。

 

結論から言えば、最初の第一声が聞こえた瞬間に心の奥底から「来てよかった」と思った。
ボーカルの稲葉の声は力強かった。CD通りと言われれば反論は出来ないが、
大音量のヘッドフォンで聞くCD音源のとはやはり違った。生の振動だった。
もうそこからはひたすらに爆音の夢の中である。
ギターの松本の音はキレがあり、ドラムは激しく、照明効果は素晴らしかった。

知らない曲でも、場の雰囲気と照明効果のおかげで退屈なんてしなかった。
疲れたらMC中は座り、カルピスを口に含み、最後まで存分に楽しめた。

 

今回私がこのライブで学んだのは「ライブは予習なんてしなくても、行ったら行ったで楽しめる」ということ。
知識としては知っていたが、今回初めて実感したことだ。
そもそもそう頻繁にライブに行くような人種ではないからこそ、ライブに対し尻込みをしていた気がする。
もちろんB'zという実力のあるアーティストだからこそそう思わせてくれたのかもしれない。
生の振動を感じること、ド派手な照明を目に焼き付けること。
帰宅し布団にもぐりこんだ後の暗闇に、ついさっきまでの情景を思い描いてにやにや出来たら、
それは十分に行く価値のあるライブだったんだろう。

 

B'zが次回、新アルバムを引っさげてライブを行うのなら、必ずまた申し込もうと思う。
そのアルバムが肌にあおうがあうまいが、必ず。

 

 

ちなみに行った公演のセットリストはこちら。
(2015年7月25日 ナゴヤドーム)

 

 01. RED
 02. NO EXCUSE
    B'zのLIVE-GYMにようこそー!
 03. YOU & I
 04. love me, I love you
 05. HEAT
    <MC>
 06. アマリニモ
 07. Exit To The Sun
 08. Black Coffee
    <MC>
 09. Classmate  
 10. Man Of The Match
    <MC> 
 11. 熱き鼓動の果て
    <MC>
 12. Blue Sunshine
 13. 有頂天
    <MC>
 14. ultra soul
 15. スイマーよ!!
 16. GO FURTHER ~ BURN -フメツノフェイス-
 17. Las Vegas
 18. EPIC DAY
   <Encore>
 19. イチブトゼンブ
 20. 愛のバクダン

 

「16:BURN -フメツノフェイス-」(KOSE『エスプリーク プレシャス』のCMタイアップ曲)
この曲がB'zのファンになるきっかけの曲だったので、このイントロが流れてきたときは少し泣きそうになった。

 

「14:ultra soul」聞けるとは思ってなかったので驚いた。やはり「ウルトラソウッ!! ハイッ!!」の掛け合いは楽しい。

 

「13:有頂天」稲葉の「今何時ですかっ?有頂天になる時間じゃないんですかっーーーー!!!」っていう時点で頭が痺れた。

もう全てがかっこよかった。最高のパフォーマンスを見せてもらった。